裸足-hadashi-

子供たちが小さかった頃は子供の面白ネタ。デカくなった今では、日々のおかしな出来事なんかを書いてます。

あなどるなかれ

2016-12-09 13:04:38 | インポート
まずその日、
郵便局に用事があって、チャリで駅まで。
駅の周りの駐輪スペースは全て満タン。
近くであくのを待つこと30分。


さすがに
「どーなってんだこの町は?!」
と、お怒りモード。


これだけ広い町なのに、
駅周辺には駐輪スペースが少なすぎる!!!
しかし、ちょっとでも駐輪スペース以外に停めようものなら、
二人組で見回ってるおっさんが発見してチェックを入れる。
どっかにもってかれてしまう。


取り締まりより、
駐輪増やしてくれ。


以前もチャリが停められなくて
4時を過ぎてしまい、振込ができなかったことがある。
不便きわまりない。
もうチャリで駅に来るんじゃねーってことか。
ダメ八王子。


あの取り締まりの二人組のおっさんも、
チャリで連なってウロウロしているのだが、ものすごくジャマ。
時間の観念がズレてる感じで、
のんきにフラフラ。
緊張感のない運転やめてほしい。




そんなわけで、
郵便局の用事なんてチャチャッと終わるものだったが、30分も待ってやっと停めたことを思うと、ちょっくら他の用事も片付けておきたくなる。


駅ビルのムジカフェでひとまず休憩。










さて、1人でカフェにいると、
いやでも近くの客の会話が耳に入る。


隣には向かい合わせで座ってしゃべる、
かなり年配の女性の二人組。
これくらいの歳の方たちの話題といえば、
100パーセントに近く、
「病気」の話。


そのお二人も例外でなく、
癌で亡くなったお友達のMさんの話をしている。


お花を贈ったらしいけど、私はお金を出さなくて良かったのか、とか、
ほかの誰とかさんも何かの病気だとか、
自分もこんな病気で以前入院したとか。
まあ、聞いていて気持ちが落ちる話題。




ところがそこで1人が


「でも、Mさん、亡くなる前、好きな人がいたんだよね?」




おっと、いきなり恋バナブッ込んできたよ。


「さあ、Mさんに夢中な人はいたけど、Mさんに好きな人がいたのは知らない」








「、、、えっ!?」






お耳が遠いらしい。
相方、身を乗り出して、




「Mさんが好きな人じゃなくて、
Mさんを好きな人がいたのは知ってるよ!」


「へー」




「もう好きで好きで、近所に引っ越してきちゃって、かなり年下だったけど、箱根に一緒に行ったりしたみたいよ!」






「ええっ?!」




「2人で、箱根に行ったりしたみたいよ!」




おー!とっても情熱的ね。
もしかしてこの方たち、
思ったよりまだお若いのかしら?
お耳は遠いみたいだけど。
と、さりげなく再度お顔をチラリ。




「なんでも、戦争中の疎開先で知り合った人らしいわよ!」








疎開!!!


いやいや、やっぱりかなりのお年なことは間違いない。




70代80代になっても恋バナ!
あなどるなかれ!






私らの最近の話題と言ったら、
まず老眼。
保険。親の介護。
子供が出て行ったらどんな風に暮らすか。


などですな。




もはや、好きな男の話など皆無。
好きな芸能人の話すら無い。


周りにいる若い女子も、恋してないやつばかりで、
人の恋バナすら聞かないわー。
遠ざかってます。