農場長のつぶやき

花苗生産農場ハイフラワーの農場長の日々のつぶやきです。うれしい事や驚いたこと農場での出来事をつぶやいています。

雨と花

2008年10月24日 | 天気
今日は一日中雨でした。

雨が降るとうれしいことと困ったことが起こります。



うれしいことは・・・

露地(外の事です)に置いてある花は雨の日に十分な水をもらってすごく活き活きします。これはたっぷりと私たちがあげた水とはまったく違って、ものすごく植物を活性化します。だから雨の前の日はどんな肥料をあげたらいいか悩みます。

予定より少し遅れているものにはボリュームが出るように、チョッと大きくなりすぎのものには少し窒素分が落ちるようにして雨を待ちます。

いいタイミングで雨が降ってくれればいいのですが、突然天気予報は変わるものです。そんなときはかなりがっかりします。露地担当スタッフ "TODAKEN"が一番がっかりするでしょうね。だって雨が降れば今の季節ならば1日半くらいは水くれ(潅水作業)をしないで済むところだったわけですから。


困ったことは・・・

雨の日は植物が徒長(伸びちゃうこと)するのです。これは露地だけのことではありません。いやむしろ、ハウスの中が危険なのです。

どんなに雨の前の日に水を絞っても、なぜか・・・なぜか伸びてしまいます。ですから時には雨の予報の数日前から肥料で徒長しないように細胞一つ一つを硬くしておくのです。そうしておけば雨が降っても大丈夫。


でも・・・そううまくいくことばかりではないのです。

その困った現象が発見されるのは雨が上がった日の朝、「あ”れれれ・・・!!!」という声とともにです。ちなみにこの声は ”やっちゃった”ときの声です。雨が降っているときには問題が無さそうに見えるんですよね。

これが台風の後ですとまたさらにとんでもないことになっています。たとえその台風が埼玉県に雨も降らさずに千葉県沖を進んだとしても、その通過した次の日には農場のあちこちから 「あ”れれれ・・・!!!」という声が聞こえてくるのです。台風ってすごいですよ。


気温が下がってきているこのごろは「うれしいこと」が多くなって、農場は平和です。明日の朝は 「あ”れれれ・・・!!!」 ではなく,思っていた通りに成長してくれて、「おお―っ!」 という声が聞こえて・・・くるでしょうねえ!!! 農場のみんな、大丈夫?
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肥料・・・それは花のご飯です。

2008年10月23日 | 肥料
肥料は、生産者にとってもガーデニングを楽しんでいる皆さんにとっても、植物を育てるのに大変重要な資材です。

ハイフラワーでは15種類の液肥を使って植物を生産しているということを以前お伝えしましたが、初めはたった3種類の液肥しかなかったのです。植物とのいろいろなやりとりのなかですこしづつ増えていって、15種類になってしまいました。

窒素:N  リン酸:P  カリウム:K の組み合わせだけの事ですが、N・P・K の割合のほかに、この3要素の性質がいくつかあって、ある組み合わせはこちらの植物には大変有効でも、別の植物にはマイナスの効果を与えることもあります。ですから肥料の選択にはとても気を使います。

でも、園芸店やホームセンターではこんな極端な肥料は置いてありませんから安心してください。ただし、すぐに効く肥料(即効性)やゆっくり効く肥料(緩効性)がありますから、植物の種類と植える土や容器を店員さんに伝えて相談するといいかと思います。・・・でもこれって考えすぎると結構難しいですよ。




これは私 農場長 と2年生スタッフ ”PIKOちゃん”の液肥の相談風景です。

この写真のように農場をぶらぶらしてスタッフを捕まえては、どの液肥を、いつ、どの濃度で使ったら一番効果的かを考えます。

・・・なんかこの写真、かっこよくないですか?

農場一の腕利きカメラマン”ICHIRO”にこっそり写されてしまいました。

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肥料・・・またやっちゃいました。

2008年10月22日 | 肥料
農場では植物の成長や季節に合わせて15種類の液肥を使って花を作っています。

とはいうものの、めったに使わない肥料というものもあるので、実際にはひとつの品種には3種類くらいの液肥を組み合わせて使っています。


いろいろ考えてあげているはずなのですが、うっかりしていると肥料が足りなくなっていることがあります。 今日もそんな日でした。

「何でお前が・・・」 っていう花がすっかり肥料が切れていて、あわてて濃い目の肥料で対応。4~5日すれば元気になってくれると思います。


もう20年もこの仕事をしているのに、まったく情けないばかりです。

まあ、だから面白いということでもありますけれど。

また明日も ”水くれ”(潅水作業のこと)です。明日はよく花たちを見てあげようと思います。そしてちゃんと肥料を食べさせてあげましょうっと!
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セダム  屋上緑化には欠かせません

2008年10月20日 | 緑化・環境
セダムって知っていますか?

日本語ではマンネングサというそうです。

マンネングサというくらいですから・・・そうめったに枯れません。

だからセダムは屋上緑化には欠かせません。

でも、セダムは枯れない分成長が遅めです。
だからあまり酸素を発生してくれないそうで、「屋上緑化には不向きだ!」なんていわれてもいます。

でも、セダムは枯れにくい植物の代表なのです。・・・と信じています。



今日から温室にいたセダムたちを外に出し始めました。
もう温室がいっぱいになったので、外に出されてしまうのです。

”枯れにくい”セダムですから、冬でもきちんと管理をしてあげれば外で大丈夫です。
死なないというだけでしたら、放っておいて大丈夫なのです。
一応商品ですので、霜よけを・・・することもあります。


というわけで、明日も早出で、朝の6時半からセダムを運び出します。




・・・セダム担当は、私なのです。
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スケジュール   ・・・そして催眠ガスが

2008年10月18日 | Weblog
見ての通りのパソコンです。

データを管理しているJunnkoちゃんから再来週分の播種(種まき)スケジュールをもらったのでチェックです。

去年のデータ、一昨年のデータ、その前の年のデータ・・・。 今までのデータを見てから来年3月9日に出荷されるペチュニアの播種日を決定します。

なんかカッコいいようですが、「まっ こんなとこかな!」ってな感じで決定されているわけです。

そんなとき、私のコンピューターには誰の仕業か何かが仕組まれているようで、時々催眠ガスが発生するのです。仕事熱心な農場長もこれにはさすがにかないません。だからスケジュールチェックにはいつも時間ばかりかかってしまってちっとも進まないのですよ。

・・・だから今日はもう帰ります。

またJunnkoちゃんにおこられるな・・・。
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