ハイライト|J1リーグ第17節|vs清水エスパルス
やはりエスパルスは手強かった。
もっそりとした試合の入りに不安を感じていたが、
開始4分にブンちゃんのパスに抜け出した大然の見事なクロスに
これまたドンピシャのタイミングでエウベルが合わせてゴール
しかし、4ー4ではなく5ー3の布陣で構え、虎視淡々とエスパルスはカウンターを狙っていた。
どちらかというとボールを持たされている感じのマリノス。
いやあ〜な感じ。既視感を覚える。
予感は的中、41分福森選手のサイドへのフィードが片山選手に渡る。
片山選手はブンちゃんに競り勝ち、ボールはエウシーニョへ。
エウシーニョはブンちゃんを振り切ってマリノスのサイドに深く切り込んで放ったクロスをサンタナが押し込んで同点とした。
片山選手はボール奪取もうまいし、競り合いにも強い。
エウシーニョはフロンターレにいた時から、手ごずった選手だったが、この試合でもブンちゃんと大然で抑えられなかった。
FC東京戦で完勝したエスパルスは、守備だけではなく攻撃の手順も怪我人が復帰して改善されていた。
チアゴ サンタナとカルリーニョス ジュニオのFW2人は脅威だ。
サイドハーフが主戦場でドリブルが得意の中村慶太選手がボランチでアクセントをつけ、ポリバレントな片山選手、その他中盤のタレントが多くいる。
しかし、後半に入っては連戦の影響で徐々にマリノスが盛り返してくる。
スピードを重視し、運動量で勝負してきたマリノスは、スタミナでは負けない。
そして、スタメンもサブもない、試合に出る選手全員が同じサッカーが出来ることが大きく物を言う。
77分、マルコス、エウベル、オナイウ阿道に替えアマじゅん、テル、レオ セアラがピッチに。
85分、大然に替わって、来ましたクロスの天才水沼宏太。
結果、ご存知の通り宏太の絶妙なクロスに、これまたFWらしい駆け引きをしてレオが見事に合わせて決勝ゴール
その後タイムアップとなり、2対1でマリノスが勝利した。
課題はいろいろあると思います。その辺はもう私も含めて皆様が充分認識されているのでここでは省略。
ただ、負けたのは川崎と鹿島にだけ。
そしてとにかくもう勝っていくだけの状況で鹿島の敗戦を引きずらず連勝した。
鹿島戦の前でもそれこそ全員で粘り強く、耐えるところは耐え、ここぞと言うところで結果を出してきた。
試合中ずっと支配できることはまずあり得ない。良い時もあれば悪い時もある。
層が厚いのは、
ボスの戦術を信じてずっと戦ってきたこと、
戦術に合わせて的確な補強をした強化部の力、
そして何よりチームワーク。
まさに「継続は力なり」だと思う。
2021年5月30日(日) 日産スタジアム
横浜F・マリノス 対 清水エスパルス
2 対 1
前半4分 エウベル
前半41分 チアゴ サンタナ
後半44分 レオ セアラ
アマじゅんも水沼宏太もマリノスユース出身なんだよね。
そうそうキー坊、高野も。
ユース出身者がトップチームで活躍していることはすごく嬉しい。
オナイウや大然のシュート、ペナへの侵入とありましたが、なかなか決められず。
マリノスと戦うにはまずは守備からというクラブが多いので、以前のように大量得点になることは少なくなってきましたね。
相手は思いっきり引いてきますから、それを崩していくのはきついと思います。
それでも選手層の厚さを活かしてそれほど負けていないので、ず〜っと言われている最後の精度は、地道に練習してあげるしかないでしょうね。
今シーズン、ウノゼロで勝つこともあるのは進歩なのかなあと少し思います。
紙一重の試合だったことは確かですが、多分負けることはないなと思ってました。
ただ、相変わらず精度がイマイチなところがあるので、やっぱり問題はそこでしょうかねえ。