自治会町内会、その他昭和思考の愚考

タイトル通り昭和時代の時代遅れ思考を考え結果として現代社会生活にどの様に悪影響を及ぼしているかを書き留めたいと思います。

日本的な伝統的体質

2011-04-28 10:54:11 | 日記

大昔の私の勤め先は建設業関連で地元に土着している会社であった。もう1●年以上(20年近いかも・・)昔の話なので、まぁ時効だし書いちゃいますね。

大学卒業後すぐ就職し現場経験した後、管理部門に回される事に。図面や積算資料片手に見積り作ったり色々こき使われる毎日。そんなある日お偉いさんから「●●君今日は私について来なさい」と。緊張しながら引っ付いて行ったら入札会場。公共工事(地方ですが)の業者選定ってこうやるんだ~、ある意味関心。他にもお客さんの所に行ったり(と言っても□▽町役場、村役場とかが激しく多かった気がする)。今思うと仕事を見て覚えろ!って意味だったのだと思う。

しばらくしてから入札書類を作成している際に妙な物を見つけた。地域にある同業他社の社印である。つまり同業者の社印が自身の勤務先の事務机上に一同に並んでいる奇妙な光景だ。この時の上司の指示は「この書類(自社の)は俺が捺印する。それ以外(同業他社)の書類はお前が1枚に付き1印づつ捺印しろ。絶対に二重捺印するな!」。これは談合入札作りである。その後私が捺印した分の書類は上司が同業他社に配布し戻したと思われる。

また見積書作成し(自治体に)届けに行く際に「これ、持って行け!」と封筒を渡された事があった。道中で封筒を透かして見たら商品券らしい物が何枚か入っている様であった。これはどう考えても収賄である。
嫌気がさしていた私は20代と言う若さが手伝ったのか、はたまた正義感が強かったのか程なく退社した。

今思えば他にも竣工式に地方政治家などが「エイッ、エイッ、エイッ!」なんて鍬入れやった後「拍手~~~~♪」などと言うサクラ要員に借り出されたり、会社役員個人の葬式の運転手やったりと大よそ本業とは関係ないアホらしい事ばかり。
その会社が今どうなって居るかは解らないが今でも覚えているのは退社する時「お前も上手くやれば俺たちの仲間に入れてやったのに」と役員の一人がぼそりと呟いた。????。何それ、仲間って?。あんたらの仲間なんぞなりたくないよ。自らの実力でなく地域に土着する事で公共益を荒稼ぎする連中の常識とはこんな程度だろうか。会社役員の肩書きが聞いて呆れるとはこの事である。

もう一つ過去私が勤めていた頃の地方自治体の体質である。商品券を透かして見た時に愕然とした事は今でも忘れないが別のお客訪問の際に同行した役員に車中で「●●君。もしダメなら実弾握らせろ!」と言われた事だ。この業界で実弾と言えば「現金」の事である。それも私の退社するきっかけの一つではあるが(笑)。過去の体験談であったが平成時代の現在なら地方自治体と言えども少しは体質変わったのかなぁ~。

しかし自治体も自治体である。保守的な地域なので●長とか参謀らの考え方が地域全体に上意下達(トップダウン)意識を植え付けさせている。当然自治会でも上意下達意識をもっているから上に習え!で同じ様な活動をする。つまり若い人々は住まなくなる、よって老害のみが残る、そして老害思考で上意下達意識が益々強くなる・・・の繰り返しである。
その癖そんな自治体のスローガンには「若者人口や出生率を増やそう」みたいなスローガン掲げているけどやってる事は正反対。その昔私が経験した会社と同じ体質ではないのかな。もしもそのスローガンからなる町作りが行われているとするならば自治会は矛盾だらけの存在であると思われる。そんなんだから昨今は加入率が低いんだよ。