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伊能忠敬 いのうただたか 1745~1818 『大日本沿海輿地全図』  江戸時代中期の地理学者。上総(千葉県)生まれ。

2023年08月27日 04時52分32秒 | 文学さんぽ

伊能忠敬 いのうただたか 1745~1818 『大日本沿海輿地全図』

 江戸時代中期の地理学者。上総(千葉県)生まれ。

49才になって、家業のつくり酒屋を子どもにゆずり、江戸に出て、天文学などを学びました。

1800年、幕府の命令で、蝦夷地(北海道)えん岸のそく量を行い、その後、17年かけて日と本各地の海岸のそく量をしました。その成果である『大日本沿海輿地企図Jは、忠敬の死後3年たって完成しました。

 伊能忠敬が家業を子どもに譲ったのは49歳のことでした。忠敬は数学、暦学に興味をもち、それを学んで実践しようとしました。江戸に出て天文学者高橋至時に学び、その後56歳から始めた忠敬の測量の旅は、17年間、距離は約4万3700kmにのぼりました。忠敬の旅は、昼は測量、夜は計算と製図、さらに天体の観測と、多忙をきわめるものでした。『大日本沿海輿地全図』は、忠敬の死後、弟子たちによって完成されましたが、その地図の正確さについては次のようなエピソードがあります。

1861年、イギリス測量船が、幕府に日本沿岸測量の許可を求め、幕府は測量船に「伊能図」を持った役人を案内役として同行させました。測量船の船長は、「伊能図」の精密さに驚き、その写しを手に入れることで満足し、測量をしないで日本を去ったといわれています。


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