それは突然だった
秋の始めの
空が天まで届くほど
秋の始めの
空が天まで届くほど
まっすぐに晴れ渡った日の午後
リカコとあたしの間に
リカコとあたしの間に
するするっと滑り込んできた
まるで子犬のような目をした
まるで子犬のような目をした
屈託のない笑顔・・・
彼は 当たり前のように
彼は 当たり前のように
冷たいシャンパンを注文した
驚く二人に笑顔を振りまきながら
この後どこかへ行くの?
明日のお休みは何しているの?
ねぇねぇ僕と遊ぼうよ
あたしは驚きながらも
この後どこかへ行くの?
明日のお休みは何しているの?
ねぇねぇ僕と遊ぼうよ
あたしは驚きながらも
その屈託のない笑顔に
ただ単純に見とれていた・・・
そう・・・それは、
ただ単純に見とれていた・・・
そう・・・それは、
はるか遠い記憶の片隅へ
想いだそうとしては
想いだそうとしては
何度も消し去った記憶