さすがにイブの街は
人も車も混雑している
途中でタクシーを降りて走る
まるでTVのワンシーンね
途中でタクシーを降りて走る
まるでTVのワンシーンね
などと思いながら
店の前まで来たが
さすがに岡崎の姿はなかった
PM8:30
やっぱりね
PM8:30
やっぱりね
ちょっと悲しくなって
店を背に歩きかけたところへ
おーい 千秋!
店の階段を上がったところで
おーい 千秋!
店の階段を上がったところで
こっちこっちと
手招きをしながら
岡崎が立っていた
よかった
よかった
これからアンコールが始まるぞ
いいからおいで
なんだかとても安心した
階段を降りながら聞こえてきた
階段を降りながら聞こえてきた
懐かしいメロディ
え?と、岡崎を見る
え?と、岡崎を見る
うん
と、うなずいて微笑む岡崎の顔
そう
もらったチケットは
私の大好きな
George Benson
ちょうど流れて来たのは
George Benson
ちょうど流れて来たのは
彼の曲の中でも
一番好きな曲
“Nothing's gonna change
一番好きな曲
“Nothing's gonna change
my love for you”
~ ♪ ~
If I had to live my life without you near me
The days would all be empty
The nights would seem so long
~ 略 ~
Nothing's gonna change my love for you
You ought to know by now how much I love you
One thing you can be sure of
I'll never ask for more than you love ~
略~
君なしで
~ ♪ ~
If I had to live my life without you near me
The days would all be empty
The nights would seem so long
~ 略 ~
Nothing's gonna change my love for you
You ought to know by now how much I love you
One thing you can be sure of
I'll never ask for more than you love ~
略~
君なしで
生きてゆかなければならないのなら
たぶん毎日は空虚で
夜はどんなにか
たぶん毎日は空虚で
夜はどんなにか
長く思えるだろう
たとえ何があっても
たとえ何があっても
君への愛は変わらない
どんなに愛しているか
どんなに愛しているか
知っているはずさ
これだけは信じてほしい
君の愛さえあれば何もいらない
君への愛は 変わらない
目の前にいる岡崎の顔が
これだけは信じてほしい
君の愛さえあれば何もいらない
君への愛は 変わらない
目の前にいる岡崎の顔が
涙で見えなかった
私が急に泣きだしたので
私が急に泣きだしたので
びっくりしたでしょうね
待っていてくれたこと
こんな素敵な夜を
待っていてくれたこと
こんな素敵な夜を
私にプレゼントしてくれた
少し慌てて
少し慌てて
そっと触れてくれた手が
とても暖かかった
大好きなアーティストを
初めて目の前で見た
甘く切ない歌声
なんて素敵な声
甘く切ない歌声
なんて素敵な声
心に響く歌
思っていたより
思っていたより
少し年老いて見えたその人と
目があった気がした
にっこり微笑みながら
にっこり微笑みながら
泣いている私に向かって
歌ってくれているように見えた
何度も何度も聞いた懐かしい曲
あぁもっと早く来ればよかった
いろんなことを後悔したが
何度も何度も聞いた懐かしい曲
あぁもっと早く来ればよかった
いろんなことを後悔したが
とても幸せな気分だった
そばにいるのは
そばにいるのは
今まで愛だとか恋だとか
そんな思いを
そんな思いを
感じたことのなかった人
それでもなぜだかとても大切な
それでもなぜだかとても大切な
大事にしたいと初めて感じた