あの日から10年。
連日のテレビの特集番組を見て
思い出してしまいます。
我が家は、
義母・母・息子一家が住宅全壊。
叔父が亡くなりました。
叔母と従妹と共に夫の運転で
叔父の遺体を迎えに行きました。
アイドルのコンサート等も行われる
アリーナが安置所となっており
早朝から遺族が集まっていました。
叔父の遺体を確認するために
多くのご遺体の間を歩くとき
ふわふわして足が浮いている
ような感覚でした。
その後は、夢中で過ごしました。
毎日、一人20リットルの給水所通いは
1ヶ月以上続きました。
それは飲料や炊事の大切な水で
トイレ用は、団地内のゴルフ練習場の
雨水升の蓋を開け、従妹が下に降り
バケツリレーで汲んで運び浴槽に
貯めて使いました。
緑がかった汚い水でしたが
仕方がありませんでした。
お風呂に入れたのは1ヶ月後。
秋保温泉と遠刈田温泉のホテルから
最寄り駅まで送迎バスを出してもらい
やっと入浴できました。
自分より大変な思いをした方が
いることを思えば些細なことですが...