何処に行ってもスマホで写真を撮っている人が山ほど居る。
インスタ映えと言う言葉も流行り、美味しい物、綺麗な風景、人物、何でもパシャパシャ写真を撮る人が増えた様に思う。
でも私は写真が苦手。
子供の頃は親が撮ってくれた写真があるけれど、高校生の時は3年間のクラス写真と、修学旅行に行った時の写真が2~3枚あるのみ。
短大の頃の写真は一枚も無し。それからは、ずーっと子供の写真を撮る時に、ついでに写っているだけで、本当に少ない。
あのカメラのレンズが迫ってくると、気にしてはいけないと思いつつ、どうしても顔が、こわばってしまう。
今日の写真は753の時の5歳の写真だったと思う。
親に連れられて近所の写真館で記念写真を撮ってもらった。目の前に大きなカメラが、どーんと目の前にあって、いくら綺麗な着物を着せられてるとは言え、ニコニコ笑えるものじゃない。親は私を何とか笑わせようと色々な策を講じたものの、やはり顔がこわばったまんま。そこに写真館のオジサンが・・・
「ほ~ら、お嬢ちゃん、ここから鳩が出ますよ~」とレンズを指さしながら言った。いくら、緊張していても、そこは子供でレンズから鳩が出て来ると聞けば
嬉しくて、じぃーーっとレンズを見てるうちにフラッシュがたかれてしまった。
その直後、「嘘つきーーーー!!鳩なんか出てきやしなーーい!!」っと凄まじい声で泣きだしてオジサンをなじった。それ以来、そのオジサンは私の姿を見ると、そそくさと走り去っていったそうである。
どうも私の写真嫌いは今に始まった事じゃないらしい。
綺麗な花や、風景を撮っても上手な人から、やれアングルが悪い、センスが無いとボロクソ。ピンボケの写真なんか撮ろうものなら「もう、やめたら??」
・・・と言われつつも今日も通勤道中で立ち止まり、今が盛りの花々を撮る凝りない面々であった。
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