昨日、来店されたお客様は昨年、乳がんの手術を片方された方。
この方と韓国ドラマで盛り上がってしまった。
彼女は絵本作家の仕事をしており、趣味が海外旅行で、暇さえあれば、一人でぶらりと、どこにでも行ってしまうタイプ。
行った事の無い国が「韓国」だそうで、別に何の偏見があるわけでもなし、ヨーロッパの方が好きだから、近くても行く機会が無かったそう。
昨年、ガンを手術をした、お医者さんの事をケチョンケチョンに言っておられた。
「幾ら、私がバアさんでも余った肉をギャザーを寄せて脇の下にまとめてほしくなかったのよ。この歳で風呂以外で裸になることは無いから形はどうあれ、まとまってギャザー寄せ肉の固まりを脇に作らないで欲しかったのよ。一年経っても治らなくて、すれて腕もギャザーも痛いのよ。若い美人だったら、あの医者も、ちったあ、いや、入念に腕をふるっただろうに」
彼女が入院して居る時に見舞客が「冬のソナタ」全巻を持ってきたらしい。
午後一時から食事の時間も惜しいくらい必死で見たらしい。
生まれて初めて全く別次元のこの世でも、あの世でもないムードの中に魂がさまよい、心臓をよじるように泣いたらしい。
この冬ソナ・・・話は目茶苦茶である。
ヨン様受難の歴史である。
交通事故に2度も逢い、2回とも恋人に会いに行く瞬間である。
あと3メートルで抱き合える時にデカイ車に跳ね飛ばされる。
記憶喪失があり、女主人公に思いを寄せる幼馴染の男がいて、この男が半端なく、執念深い。
執念深いと言えば、ヨン様も女も執念深い。
そして、あの国の男はすぐに泣くのだ。
すぐに涙が湧き出てくる構造に目がなっているらしい。
徴兵制度があるのに泣くのは恥でないらしい。
ヨン様があの矯正したズラリと並んだ白い歯をむき出して笑うと目をそむけてしまう。
私の息子は先日、このドラマを観ている時に「ほら、出てきたぞ」と叫ぶ。
「いや、別に私は・・」と言いかけると「ヨン様が出てない時、トイレに行ってるではないか?」
「でもタイプじゃないわ」
「自分に正直になれよ」
乳がんを手術した彼女は冬ソナを見続けてアゴが外れたと言っていた。
あの国は金持ちが好きらしい。
私も好きである。
そして近親相姦の設定も多い。
あの国は何か近親相姦に対して特別の関心、歴史があるのだろうか?
そして皆、執念深い。死ぬほど執念深い。
あの国の情の深さは何なのだろう?
彼らは「愛」を信じている。日本人は「愛」を信じるのはダサイのである。
純愛をせせら笑うのだ。
長くなるので続きは又、明日
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