長生きすれば、するほど有利になる年金があると聞いた。
トンチン年金という。
とんちんかんな名前に聞こえるかもしれないけれど、イタリアのロレンツォ・トンチイという人が思いついたので、かれの名前をとってトンチイ年金、日本ではなまってトンチン年金として定着した。
これは同じ年齢集団(例えば70歳とか)の人達が何人かで出資して集団的な「講」を組み、その間で配当を分配するというもの。
かりに70歳の人が100人集まって、一当たり100万出資したとすれば、合計1億円の原資が出来る。
毎年、仲間が死んでいくにしたがって分配率が良くなり、長生きすればするほど有利になる。
最後の一人になれば分配金を一人占め出来る。という仕組み。
これを日本に紹介した金融マンが「トンチン年金に入って、長生きをしよう!!」と呼びかけた。
今から20年以上前の事なのに、それからトンチン年金がちっとも普及しないのは何故だろう??
他人の死を願う気持ちを助長するから、と言うが本当にそうだろうか?
トンチン年金があれば長生きに、ご祝儀がくるしくみ。
誰かやってくれないかなぁ??
日本にはもともと、「講」や「結」の伝統があるから仲間達でトンチン講でもやってみようかと思うくらいだ。
長生きすることが「不幸」でなく「幸せ」な世の中になることを切に願っているこの頃。
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