今年初の潜りに行って来た。
海開きの頃は、梅雨が明けたか、まだかと天候不順な時が多く、
行くと決めたら一週間前位から天気予報ばかり見ている。
定休日の木曜日しか行けないものの、
今週は木曜までが何とか天気がもつ予報で木曜から雨の予報。
思い切って娘にサロンを任せて水曜に行って来た。
途中、高速で気温表示が26度。
30度以下の気温では海に潜ると寒さで震えあがってしまう。
幾らウエットスーツを着ていても海水温は冷たく、長くは潜ってはいられない。
現地に到着すると懐かしい船頭さんの顔。
もう30年以上のお付き合い。
この船頭さんの事を私は当初、「中年暴走族」と呼んでいた。
一旦、船に乗ると、スピード狂かと思うほど飛ばすのだ。
でも今では歳を重ね「初老暴走族」と改名しないとダメになった。
この船頭さん「今日は今年、誰も降ろしてない岩場に連れて行く」と言い、
どんな所なんだろうとワクワクどきどきしていたら、切り立った岩場の、平な所が殆どないポイント。
船から荷物を降ろした地点からボルタリングで岩場を登らなければいけない。
とほほ~なんちゅう所に降ろすねん・・・
おまけに波は高く、私の様に何十年と潜っている人間でも白波を見ると恐ろしくなる。
いつもなら着いた途端に海に飛び込むのに、今回は怖気づいてしまい、しばらくは呆然としていた。
意を決して潜ってみたら、ビックリ!!!!
潜らなくても手を伸ばせば、デカいサザエがゴロゴロいるではないか!!
目の前に獲物が転がっているのに打ち寄せる波の強さに何度諦めたことだろう。
「おーーーい!そこは危険だ!!」と言う相棒の声を何度も聞いた。
波に叩かれながらも悪戦苦闘し、山盛りのサザエをゲット!!
それこそ、鵜飼の鵜が乗り移ったのでは?っと思えるほど、獲っては浮上、獲っては浮上の繰り返し。
船が迎えに来る頃には、もう体力の限界でへろへろ。
自分が食べるわけじゃないのに、狩猟民族の血が騒ぐ海。
家に帰って風呂に入ったら腕がヒリヒリ・・・見ると無数の傷跡が。
細い岩と岩の間に潜んでいるサザエを獲るために無理矢理、腕を押し込み、貝で切れた様子。
めげないめげない・・・又、来週も行くぞ~~(^◇^)
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