【ニューヨーク=吉田圭織】米製薬大手ファイザーのアルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)は20日、竜巻被害にあった南部ノースカロライナ州にある同社の工場について「できるだけ早く再稼働できるように最善を尽くしている」とツイッターで投稿した。
ファイザーのノースカロライナ州「ロッキー・マウント」工場は米国の病院で使われる注射器型の薬の約25%を製造する世界最大級の工場だ。麻酔薬や鎮痛剤、抗感染症薬など幅広い種類の薬を作っており、製造停止が長く続けば薬不足につながるリスクが懸念されている。
米国立気象局(NWS)によると、工場の屋根を破壊した竜巻は19日正午過ぎに時速150マイル(約240キロ)の速度で通過し、16人がけがを負った。
同施設は敷地面積が140万平方フィート(約13万平方メートル)超で、約4500人を雇用している。ブーラ氏の投稿によれば、工場で働く従業員は全員無事で、大きなけがを負った人もいなかったという。
(日本経済新聞 2023年7月21日 7:54)
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自然の大きなパワーには、天下のファイザーといえど、あらがえませんでした。
従業員の方たちが全員無事で、ほんとうによかったですね。