
28日の東京新聞本音のコラムより。
スガさんが敬愛しているらしいアメリカ共和党の重鎮コリン・パウエル氏。
私も、ブッシュジュニア政権下のアメリカで、唯一パワーの方だったから、マイナスフォースのスガさんがパウエル氏の本を愛読書としてあげているのを知って、最初は意外だった。
パウエルは国連でイラクを攻撃しなければならない証拠が見つかったとして、攻撃理由を説明する役回りについた。
後にその証拠となるものが、ブッシュ、チェイニー、ラムズフェルドなどに圧力を受けたCIAによる、ねつ造だったとわかったけど後の祭り。
イラク攻撃は国連でも承認されてしまい、パウエルはこの過ちをずっと悔い続けている。(ブッシュは悔いていないだろう)
そういう人だ。
また、パウエルは、今度の大統領選では共和党でありながら、バイデン支持を表明した。
スガさんとパウエルさんに共鳴するところなんかないでしょうに・・・と思いきや、そういうことだったのかって、今日の本音のコラム見て笑っちゃった。(本当は笑えないけど)
「答えたくない質問には答えなくていい」
「未来に関する仮定の質問には答えないこと」
「賛成できない前提を含む質問には答えないこと」
「罠にはまったと思ったら曖昧な言葉をもぐもぐつぶやくこと」
「取材は30分で十分である。これ以上長くなると自分の言葉に引っかかりはじめる」
「未来に関する仮定の質問には答えないこと」
「賛成できない前提を含む質問には答えないこと」
「罠にはまったと思ったら曖昧な言葉をもぐもぐつぶやくこと」
「取材は30分で十分である。これ以上長くなると自分の言葉に引っかかりはじめる」
官房長官時代の7年8ヶ月。これを真似をしていたんだな、すごくわかりやすい・・・。
でも、とっても表面的な理解だと思う。安倍さんやスガさんの読解力は、もう大体わかった。

米国の正義は、今のおかしな為政者の元では壊滅してしまっているが、少なくともパウエル氏の中でのジャスティス〔正義〕を、私は信頼しているから。
だから、世界のリーダーとしてのアメリカの役割や、国家のジャスティスを守ることにつながるなら、上記のような対応は、時には必要なときもあるだろうと理解できる。
が、官房長官が、国家の税金を私物化するような政権の疑惑やルール違反を隠すために、ごまかしのテクニックとして使うなら、なんとちゃちなことか。
パウエル氏もそれは怒るだろう。

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