オリンピック開会式の音楽担当者辞任に伴い、もう一人、後ろめたい過去をお持ちなのか、絵本作家の方が辞任された。
いじめ体質の人たちを選んでしまうのは、とりもなおさず、当初の選定者と波長が合っていたからだろう

オリンピックは大きなカネが動く。
一つ、個人的に、心に引っかかってしまっているのが、6月に起きた組織委員会の経理部長の死。
線路に飛びこんだ自死と言われているが、山下会長は遺族の言葉を代弁して自死ではない可能性を述べていた。
私どももこの件に関しては、疑問は感じていたのだけど…。
いつの時代の歴史の暗部というものがあるけれど、いつまでもこういうことが続いてはならないと思う。
(記事抜粋)
「ご遺族は、警察が自殺を認定したことを納得していない。自殺ではない、事故死であるはずだと思われている。どうしてご遺族がそう思うかも聞いています」とした。
経理部長の男性が悩みを抱えていたか、と質問されると「家でも変わらなかったと。先週、一緒に朝食をとった人も変わらなかった、といっていた。ご夫婦の仲もいいし、娘さんともいい。土、日にどんな過ごし方をしたかも聞いている。(遺族は)いろんな状況の話をされて(駅の)ホームまでいかれて。いろんな理由で(自殺ではなく)事故死であると」とした。

(記事抜粋)
バッハ会長は「延期を決めてから15カ月間、非常に不確実な理由で日々の決定を下さなければならなかった。私も未来がどうなるか分からなかった」と述べたうえで、「どんな犠牲を払っても前進すると解釈もされた。しかし、(もし発言すれば)我々の疑念はその通りになっていたかもしれない。五輪はバラバラになっていた可能性がある。だからこそ、我々の胸の内に疑念をとどめなければならなかった」と明かした。
やる気満々だったように見えたバッハ会長だけど、本音は違ったんだよ、と。今さらこんなことを言われても…。
この1年、日本の五輪開催の推進のために、中止を思いとどまらせるために、ずいぶんと頑張っていた。
不安があっても、どうしても止めるわけにはいかなかったのだろう。その事情とは。
それは、世界中から集まってくるアスリートや国民のためというより、スポンサーやIOCに入ってくる利益のためだったというのが、延期に伴い垣間見えていた。人々の健康や命に関しては、二の次だったのだろう。
パンデミックは今まで既得権の中でやりたい放題だった人たちの、見えなかった姿を可視化した。
有無を言わせない真夏のオリンピック。
世界的な異常気象が続く中、最も大きなスポンサーであるアメリカのテレビ局のために、何が何でも夏に開催しなければならないというばかばかしさ。
今夏は、北半球でも比較的気温が低いはずのカナダやロシアの街でさえ、異常な高温になったから、どこでも安心できない。
オリンピックを真夏に開催すること自体、そろそろ限界ではないのか?
→世界の異常気象速報(臨時)気象庁HP
同様に、世界的な規模で容赦ない自然災害も起こる。特に真夏は。
以前、「オリンピックなんかやらなきゃ良かった」という日が来るだろうと当ブログでも書いたが、始まる前からそういう風になってきた。
もうオリンピックは夢ではなくて悪夢に変わりつつあるのをバッハ会長が心の奥で一番感じているのかもしれない。
でもまだ終わっていない、本番はこれから。
かと思えば、安全安価なイベルメクチンを治療薬と使うことを推奨しないと言って、インド弁護士会から訴えられたWHO。
ビッグファーマへの配慮が過ぎるWHOのテドロス事務総長が来日して、「世界に希望を与える」って今頃、何を言ってるのか。
世界的な権威であるからこそ、総合的俯瞰的な視点を持たなければならなかったWHOの後手後手ぶりが目に余った。
イベルメクチンを特効薬として推奨すれば、パンデミックはそれこそ普通の風邪のように収まったのだろうに。
WHOの選んだのは、重厚長大な設備とカネをかけた、そして、人体にはリスクのある、でも、とても儲かるmRNAワクチンだった。
先日見た、首つり気球が、カネのために心を売った世界の末期的な今度のオリンピックを象徴しているみたいだ。
なんだか、選手の皆さんには気の毒ではあるけれど…それでも、後方から静かに応援はしていますからね。
付記
この記事を書いたあと、一つ前の記事にメイプルさんからコメントをいただいたのに気づきました。
このタイミングであまりに気持ちがシンクロしてしまいました。
こちらです。