虹色オリハルコン

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どちらを選ぶかは自分次第

16年目の9.11・・寄せては返す波がやがて岩を侵食するように少しずつ変化する

2017年09月12日 | ふと思ったこと
同時多発テロから16年 分断深まるアメリカに危機感強める遺族

ニューヨーク同時多発テロから、すでに16年たってしまったのだと、改めて時の流れの速さを感じます。
今の20代以下だと、子どもの時分、または生まれないなかった頃の出来事になってしまった。

9.11のときは、ビルが次々に崩れ落ちていくあの映像に衝撃を受け、イスラム排斥とかアフガン、イラン攻撃に賛成とか、国内分断というより、むしろ保守的で過激な方向に全米が染まっていた。
少数のイスラム教徒を守ろうとする心ある人々は、保守的な人々の攻撃対象にもなっていた。

しかし、ブッシュJrの8年間、アメリカはイラク戦争に疲弊。すぐ終わるはずが泥沼に。
捕虜への虐待も発覚、しかも、そのイラク攻撃の大義も間違っていたことがわかった。

その後、「白人も黒人もヒスパニックも、キリスト教徒もムスリムも、みんなアメリカだ、アメリカは一つだ」と述べるオバマ氏が熱狂的に受け入れられた。

オバマ政権がイラクから手をひこうとするその中で、破壊されたイラクからISは生まれた。
最初は、小さなテロ集団と思って高をくくっていたのが、あにはからんや。傷つけられた人間の怒り・憎しみが増幅され、より過激で乱暴な集団となり、インターネットを介して世界中につながり、その力はどんどん大きくなっていった。

怒りは次の怒りを産む。フォースには逆フォースが発生する。アメリカでは、前時代的な白人至上主義者たちが堂々と顔をだすようになってきた。

ロシアがハッカー攻撃をしたという疑惑もある、昨年の大統領選では、大方の予想を裏切って、トランプ政権が出来上がり今に至る。
トランプ氏は、オバマ政権時代にやってきたことをことごとく消してしまいたいようで、国民の反発を招いている。

ブッシュJrの時代は、国民がほとんど右翼的だったので、リベラルでいることが弱腰、と批判されたが、今は、むしろリベラルでいる人のほうがずっと多くて、それは私には、霧の中の光のようにも見える。
しかし、それは、争いを招く可能性もある諸刃の刃だ。事実、対立により、すでに死者が出ている。
http://www.huffingtonpost.jp/2017/08/13/man-arrested-after-car-crash-in-virginia_n_17742826.html

再びの南北戦争のような対立が起こるのかわからないけれど、アメリカの集合的な意識レベルは、日本と違いオバマ時代からフォースなので、(しかも今は「生きる希望のない状態」まで下がっている)、もしかしたら小さな衝突から大きな内乱が起こる可能性もあるかもしれない。

 

ずっと以前読んだ『転生と地球』(NPO法人「ネットワーク地球村」代表・高木善之著)という本の中で、印象に残っている言葉がある。
1981年、高木さんは、オートバイ事故で瀕死の状態で臨死体験をした。その際に伝わってきたビジョンだという、

 10年後、ソ連崩壊
 20年後、アメリカ崩壊
 40年後、世界が崩壊


という部分である。


この本を読んだ当時は、ソ連が崩壊(1991年)したあとの1997年だった。
「世界が崩壊」という言葉には、当時の世紀末予言の幾つかが重なって、怖かったけれど…

私が物心ついたときから米ソ冷戦が続いていたので、まさかソ連があんなに簡単に終わりを告げるとは思ってもいなかった。
とは言え、ソ連が崩壊してもロシアという形で残ったのだから、人間がいなくなるという意味ではないのだろう、と少し安心したが…
また、当時は、アメリカが世界のリーダーとして権勢を振るっていたときだったので、アメリカの崩壊は考えにくいところもあった。

しかし、ソ連崩壊から10年後の2001年、9.11、アメリカだけでなく世界中に衝撃が走った。
この日からの一連の流れが、今のトランプ政権のめちゃくちゃなアメリカにつながっている。
・・・そう言えば、アメリカの象徴であるワールドトレードセンターという大きなビルが3棟(うち1棟は、飛行機がぶつかっていないし、火災も起きていない)が、身も蓋もないような崩れ方で崩壊した。

「40年後、世界が崩壊」は、4年後の2021年。
まだまだ先と思っていたが、今や手に届くような時間となった。

世界の崩壊で、人類が滅びるとは思いたくないが・・。
今、世界を牛耳っている「カネ」「経済」という価値によって、国家や人間の貧富の格差をうみ、紛争の原因にもなリ、失うことの恐怖から武力や核を手放せず、自然はカネに変えられて搾取され続け、破壊され続けている。
あくまで願望ですが、もし、高木さんの受け取った「世界の崩壊」が起こるとするなら、「人類の崩壊」ではなくて「世界経済の崩壊」、自然や人類が共生共助出来るように、過去の「価値」を終わらせる大いなる営みが始まる時だと、思いたい。


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18年・・・ (ひろみ)
2019-09-16 01:59:19
「台風の爪痕と進次郎の笑顔」の記事に書きましたが・・・こちらにも。
21世紀が始まった2001年。
わたしは、一番上の子供の出産を控え、不安もあったけれど、新しい命の胎動を感じていました。
出産は6月でした。
その子供が18歳になり、スペインでは、成人です。
日本の成人はまだ20歳ですが、選挙ができるようになったので、夏にパスポート更新で大使館へ行ったとき、本人が、やりたいといったので、在外選挙人の登録手続きをしてきました。

これから、21世紀生まれの子供たちが続々と成人しだし、発言力を持ち始めます。
以前から言っていますが、本当に、彼らは、驚くほどに、自分自身に誠実で、他者との競争意識がなく、清々しいです。

2021年があと、2年に迫ってきて、旧態然としている組織、グループ、人に対しての変革、進化を促す大いなる力が働いているとしか考えられないような出来事が次々に起こっています。
それを見て、各自が選択を迫られているのだろうな、と感じています。

首都東京の隣の県、千葉での大災害が本当に象徴的というか、意味深です。
「千葉県の歴史」のwikiによると、
『千葉の名の由来としては、「多くの葉が繁茂する」の意で、たくさんの草木が生い茂る原野だったからとも、土地の繁栄を願ったからとも説かれる。』
と書かれていて、本来のたくさんの草木が生い茂る原野に戻るために、人間の営み部分が破壊されたのかな・・・とも思ったりしました。

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