3日のEテレ「日曜美術館」は、ロダンの特集だったのですが、解説の中で、ロダン作品に造形の深い静岡県立美術館の学芸員の方が、面白いことを言われていたので。
ギリシャ神話を題材にした作品。大理石の白い色がリアルな造形の体に映え、その美しさと裏腹に、彼女は絶望でうずくまっている。
夫を殺した娘らが、死後、冥界で穴の空いた器に水を満たすという罰を受けたのだ。それは、永遠に終わることのない仕事。
永遠に終わらない仕事を続けなければならないなんて…恐ろしすぎる
詳しくはこちら→コトバンク・ダナオスの娘たち
「ああ、それは辛いだろうな」と思ったあと
「あれ?これって、神話の世界だけの話じゃないのではないか」って、ふと思ったので。
考えてみれば、現実の世界でも、少し違うけど似たような話はあるのでは?
虚しい結果しかでないのはわかっているはずなのに、やらずにはいられない。やり続けるしかない。
やり続けることが、いいのか悪いのか、楽しいのか苦しいのかもわからなくなり、思考も消えて目の前にあることを、ただこなすことだけしか見えない。惰性のように。
(こんな状態は意識レベルで言えば、50の絶望である。)
結果として何も生まれないだけならまだ神の救いがあるのだろうが、現実は物質世界なので、心身が支障をきたしたり、虚しい結果で借金などの負の遺産ばかり残ってしまう。
やめようという思いが少し頭をかすめても、すぐに打ち消され、やっぱりやめられないのは、個人レベルでは、多くの依存症といわれるもの。
そして国がやっていることでも。
ついこの間、ブログ記事にしたリニア新幹線もそうだ。
出口戦略を考えずに作ってしまった原発も。事故が起こった福島第一原発では、文字通りの穴のあいた器に水を流し続け、汚染水がたまり続けている。
アベノミクスとかいう経済政策も、異常なほど株価が上がり続けても、庶民には何の実感もないばかりか、増税や社会保険の増額などで、苦しくなるばかり。一方、アベノミクスの出口を口にした途端、外国人投資家からそっぽを向かれ、日本経済に何か起こるかわからない。やめるにやめられない答えのない迷路に迷い続ける。
人間は、やっても意味が無いことに血道を上げるのは、なぜなのだろう。
最初の選択が間違っていたから?だったら軌道修正すればいいのに、それができなくなるのだ。冥界じみた世界から抜けられない。
この世こそが、地獄・・・とは思いたくはない。が、その選択次第では、現世も地獄のような状態にたやすく陥ってしまうのかもしれない、と思った。
★追記
<不思議人間に降りてきた?答え>
「大いなる地球の営みに感謝する気持ちを忘れないこと。作っては壊し作っては壊し、人工すぎる物からは何も生まれず、新たな問題を作り出しているだけということに気がつくこと。」
50人のうちの1人ということは、100人に2人、つまり、2%。
ギリシャ時代から2000年以上経って、人類の意識も成熟しているでしょうから、現代では、その数字は、増えていると思いますが、今なお大半の人たちが、親や上司、先生、政府が命令したら、NOと言えないのではないでしょうか?
先日、鴻上さんの話を出しましたが、そのときに、彼の最新刊『不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか』に関しての記事がヒットしました。
9回出撃して、9回生きて帰った特攻隊員の「その後の人生」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53497
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ひろみさんのコメントではっとしました。
そうですよね、視点を変えれば、命じる側の罪の深さというか。
命じられる側は、言われるがまま反発もせず。そこには洗脳状態といってもいい主従関係がある。
現実問題、反発すれば殺される、という北朝鮮のような国もありますけれど、ある種洗脳状態に陥ると、疑問も持たずやってはいけないことでもやってしまうのですね。
今は経済真理教ですから、お金を得るためには、何をやってもいいというところがあります。
立派な肩書の人たちが、「仕事」だという大義名分の元、他者を傷つけること、未来に禍根を残すようなことを平気でやってしまう。
怖いなと思いました。
鴻上さんのリンク、興味深かったです。
特攻隊でも、洗脳されていなかった人もいたのですね。知りませんでしたが、そういう方もいらしたのだなあと救いがありました。
そう言えば、漫画家の水木しげるさんも、ジャングルでたった一人生き残った際、
「お前の部隊は玉砕した、と陛下に報告した。なんでお前一人が生きて帰ったきた、自害しろ」と言われたそうですから…。
戦争なんか、異常心理状態の極地ですね。
「魂の法則」の「霊的裁きの法則」の中で書いてありました。
お互いに、立場を入れ替えながら学びあっているということですけれど、魂の進化の歩みは、本当にゆっくりみたいです。。。
教育システム、社会システムのせいにはしたくないですが、長い歴史の中で、一部の人たちだけに有利になるように固定してしまっている状況をなんとか打破したいなーと思いながら、わたしができることは何かと、試行錯誤し続けて、早○十年・・・という感じです(笑)
とはいえ、ほんとうに、ハチドリの一雫にもなっていないような気がして、暗遁たる思いに駆られますが、希望を胸に、私たちを生かしてくれる大自然と宇宙に感謝して、粛々と生きようって感じです。
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>魂の進化の歩みは、本当にゆっくりみたいです。。。
わかるような気がします。
過去世で虐げられた立場で苦しい思いをしていたにもかかわらず、その次の生で権力を持つ立場になると、自分の立場を逆に謳歌しすぎて、弱き者に目が行かない。
経験の浅い若い魂ほどそのような傾向があるのではないかと思うのです。これは、勝手な想像ですけど・・
しかし、今は暗黒フォースのリーダーたちが、揃って苦しい立場に置かれており、逆風にさらされていますよね。
中国や北朝鮮も、独裁に見えていますが、見えないところで、何かが壊れてきているんじゃないかって思えてなりません。
外から見たら、結果が出ないと分かっていることをやりつづけるなんて、空しいだろうなとか、絶望を感じているんだろうな、と自分だったらそう感じるだろうということを投影しているだけなのかも。
井の中の蛙ともいえますし、メビウスの環から出ようとしないというか、そういうことなのだと感じます。
自分がやっていること、おかれている立場、役割に疑問を持たなければ、それでいいと思って満足しているのかもしれません。
「がんばっている自分、すごい!」と自画自賛している可能性さえあるのではないでしょうか。
こっち側とあっち側では、同じ事象を全く別の見方をし、感じてしまうことが多々ありますから。。。
事実は一つであっても、10人いれば10人それぞれの真実があるように。。。
この記事と、以前の不都合な真実に書いたコメントを、ブログのほうでシェアしました。
大いなる地球(宇宙)に抱かれて
https://blogs.yahoo.co.jp/shihihaida/16027660.html
この記事の最後のほうに、螺旋とかメビウスの環について感じたことを書いた記事のリンクを入れています。興味のある方はご覧ください。
わたしの個人的な経験からの見解であり、考察ですから、必ずしも正しいわけではありませんが、何かの参考になればうれしいです。
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信仰とか人生観とかは、とても個人的なことなので、それぞれが、いいと思ったこと、やりたいと思っていることをやるのは、別にかまわないのです。
が、それを人に押し付ける(洗脳状態にする)のは違うんじゃないかってと思います。
ましてや、社会や政治の世界では、一人の人の価値観が、多くの人の人生に影響を与えてしまいますから、良くも悪くも自己主張しすぎるリーダーには気をつけないと、ですね。
繰り返しのようでも、螺旋は、ちゃんと上を目指して上がっていきますから、穴のあいた器とは違いますよね。
少しずつでもいいじゃないですか。あせらないで忍耐強く行きましょう。
当時は、まだ見えなかったことが、現在は、かなりはっきりと見えるようになってきましたね。
ホワイトハウスへの直接請願の署名が代表的な例でしょう。
ダナオスの娘の一人の決意の波動が、たくさんの人々に波及して、伝播して、一人一人が自分の意思をきちんと表明することを選びますように。。。
最低限の10万筆を署名開始から10日で達成しました。
あとは、どこまで数が増えるか。
国民投票をアメリカのシステムを使ってやらせていただいているみたいな気がしてきました。
アメリカはなんだかんだ言っても民主主義が定着しています。
民度が高い人の割合も多いです。
ヨーロッパもそうです。
まずい政治をしたら、国民は黙っていません。
わたしが住んでいるスペインは、まだまだ国民が小さな声でそれぞれぶつぶつ言ってるだけで、結集していませんが、徐々に高まっていくことでしょう。
50Fの無気力の人たちに、希望の灯火が点火しますように。。。
辺野古の埋め立てを強行した日の4年前の12月14日、衆議院選挙だったんですね・・・。
「目覚めよう~♪」
https://blogs.yahoo.co.jp/shihihaida/12684492.html
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つくづく「命令されるままに行動する」ことのもたらす意味について考えています。
自分が子供の頃、周りの大人に「(親や先生の)言うことをきかない子は悪い子」と言われました。そう言うことを子供に言う人は少なくないと思います。
でもそれは「指示されれば何も考えず言う通りに従う人間」を作ろうとしていることです。
子供の時は親や教師、周りの大人の言うことをよくきく子は大人にとって都合のよい子でしょうが、
自分の頭で考えない、自分で善悪の判断をさせないようにしているのだとも言えます。
日本人は自分で考えて自分で判断する人間を好まない国民性があると思います。民主主義が育たないのもこの様な国民性と無関係ではないと思います。
これが戦前の国家総動員や特攻隊などに繋がったであろうことは想像できます。日本人は自分の頭でものを考える人間を「素直でない(生意気だ)」「反抗的」「上に楯突くやつ」などと、否定的に捉える傾向があります。言われた通り、指示に従う人間を立派だとする価値観持っている人が多いと思います。指示に従って殺人でも何でもするのが正しい生き方だとする価値観が根底に流れている気がします。
私はこういう価値観には吐き気がします。
もうこういった価値観を手放す時が来ていると強く思います。
>この記事で、やり取りしたのが、ちょうど、一年前。
当時は、まだ見えなかったことが、現在は、かなりはっきりと見えるようになってきましたね。
ひろみさんの書かれたように、-10000Fの人たちのダメさがさらにはっきりと見えるようになりました。
また、今年になって一般の方にも50Fの方たちが増えてきています。この数値に集まってきていると言ってもいい。
それだけ今の現実に、諦めがあり、今、目の前のことをこなしているだけで精一杯、なのに、次の見通しが立たない、希望がない状態なんだと思います。
そして、辺野古の署名が10万筆を超えました!!
11年前の辺野古関連の署名を覚えていますが、世界から1000筆集まったと言って喜んでいますから、隔世の感です。
https://blog.goo.ne.jp/hanamiduki87/e/ed801878ca6ce68ffda02456b7a3460e
これから11年後、今までの11年と同じように、三歩進んで二歩下がりながらも、変化していく、きっとよくなっていくと信じます。
少数派さんへ
>日本人は自分で考えて自分で判断する人間を好まない国民性があると思います。民主主義が育たないのもこの様な国民性と無関係ではないと思います。
少数派さんの仰ること最もだと思います。
上から言われたことに従っていればいい、という価値が染み付いて、自分で考えない。
だから多数派でいることに安心する。
日本には、やはりお上に逆らってはいけないという儒教的な縛りが心の中にあるのでしょう。
上が立派な方ならいいですが、ぞうじゃない人だったら、目もあてらないですね。
一つの価値で、全体を染めようとするから、はみだせない、苦しい。
でも、はみ出していい、価値を変えていい、なんとか自分らしい方向に自分から踏み出そうとした時、見える世界も変わってくるのではないかと思います。
5年前の昨日書いた記事です。
5年前の今日、書いた記事
「闇の中の光」
https://blogs.yahoo.co.jp/shihihaida/10943336.html
もしも、細胞内のミトコンドリアが
全て活性化したら。。。
闇は闇でなくなるのかも。。。
そんな気がしています。。。
私たちが光そのものに
変容していく。。。
ミトコンドリアが元気になる生活を心がけたら、
セロトニン活性につながります。
セロトニンが活性化すると、共感力、幸福感が
高まり、希望の灯火が点灯することでしょう。
つまり、灯火の種は、すでにわたしたち
一人一人の中にあるのです!
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