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どちらを選ぶかは自分次第

追悼・加藤紘一さん

2016年09月11日 | 社会のニュースを考える
<加藤紘一氏死去>「国を背負った政治家」

「あんたが大将なんだから」谷垣さんに言われて、口を一文字につぐんていた「加藤の乱」と言われたあの一件・・・
当時の森首相の不信任に賛成して、森おろしを図ろうとしたが失敗に終わった。
「神の国」の森元首相は、今も東京オリンピックのドンみたいに、言いたい放題なのにね。

いったい何があったかは知りませんが、自民党内で、加藤さん側に仕掛けられた水面下の工作活動があったことは想像できる。
失敗したことに対して、世間の声が「だらしない」というような罵倒が多かった。その頃からか、敗者に対する日本人の気質が少し変わったと感じた。

党内から、小泉首相の靖国参拝の批判をしっかりしてくれたものの、実家に火をつけられ全焼するという、ひどい嫌がらせがあった。
自民党と「神の国」と○○○は、近しい関係なんだろうかとそこはかとなく感じられた事件でもある。

エネルギーが少し足りなかったのは残念だったけど、勇気を持って、言うべきことを言ってくれた、自民党の数少ない良心でもあったように思う。


 


物質としての命は、いつか終わります。その時には、名誉も地位もお金も持っていくことはできません。
ただただ、どれだけ愛を持って生きられたかという自負、それだけが旅立つ時の自分の持ち物です。
加藤さんは、自分の人生に恥ずかしくないように、筋を通されたように思います。

謹んでお悔やみ申し上げます。

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