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原発の立地地域への経済効果は幻想だった

2016年03月09日 | 脱原発
原発はこわいけど、地元経済の活性化のために原発は必要って思っている立地地域の皆さん、それも、安全神話と同じ幻想だってわかりましたよ。
原発建設時に、建設業だけが一時的に効果があったけれど、それ以外の地元産業への波及効果は薄く、経済の推移状況は、ほかの地域とほぼ同じだったことがわかりました。

少し前ですが、2月16日の東京新聞に出ていました。



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東京電力・柏崎刈谷原発が、地元新潟県柏崎市の産業に与えた影響について、新潟大の経済学部藤堂史明准教授が、調査・分析したもの。以下、記事抜粋

経済効果は限定的 柏崎40年地元産業に波及せず
東京新聞2016年2月16日
(前略)
 全国の推移や、柏崎とほぼ人口が同規模の新潟県三条、新発田の両市の推移と比較して検討した。
 柏崎を支える製造業の総生産額を見ると、原発建設期の70~80年代は上昇傾向にあるが、原発が全基完成したのと同じ97年から大きく落ち込んだ。製造出荷額の推移もほぼ同様の傾向だった。
 ただ、製造業が盛んな三条も柏崎に似た推移を示していた。さらに、全国の出荷額等の動きも柏崎にそっくりで、原発立地の効果が柏崎の製造業に及んだ形跡は見られなかった。
 サービス業と卸売・小売業の総生産額も新発田、三条とほぼ同じ推移をしており、原発立地によって柏崎が特別伸びた様子はうかがえない。建設業だけが原発建設期に、三条、新発田よりも総生産額を大きく伸ばしており、一時的な効果はあったとみられる。
 藤堂准教授は、「原発は柏崎の経済に部分的なプラスの影響を与えたが、地域産業全体を見ると持続的な経済拡大をもたらす効果は薄い」と指摘した。 


地元経済の活性化に効果が疑問どころか、万が一の事故が起これば、福島を見てわかるように、地元の人々の普通の暮らし、コミュニティ、子孫に残す未来まで、壊してしまうものです。
原発は、人類にとって明らかに選んではならない選択です。だれだってわかることです。



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