東京新聞「本音のコラム」の曜日ごとのコラムニストたちの言に、共感することが多い。
幸いなことに、原発広報誌の読売新聞の社説などはここ数年あえて目にしないので、ストレスが溜まることはないが、間違っても「本音のコラム」のような言説はないのだろうと思う。
後藤健二さんが殺害されたとわかってから1周間は、当然ながら、筆者たちのコラムは、ほぼこの話題に集中した。
イスラム国による日本人人質殺害によって活気づく安倍政権への違和感(むしろ不快感か)を、鎌田慧氏は、2月3日のコラムでこう書いた。
「こころあるひとたちが悲しみ沈んでいる間に、自衛隊による『邦人救出』『積極的平和主義』を持ち出す。死者の前で売れ残り商品を売りつける。火事場泥棒のように品がない。」
4日の斎藤美奈子氏は、サザンの桑田佳祐氏や横綱白鳳などの謝罪の例を出し、
「この国では、自由な意見を表明すると『謝れ』コールが起きるのだ」
と書く。しかし、謝罪しなくていい人がいると。
「経緯はどうであれ、国民の命にかかわるミッションに国は失敗したのである。一国のリーダーなら『救出に全力を尽くしたが力及ばず、こんな結果になったことをおわびしたい』とまず親族に、そして二人の救出を願った国民に謝罪してもいい筈だ‥・と考えるのはこちら側の論理。救出を約束したわけではない。それが彼らの理屈かしら」
「鉄面皮」ともいうのでは?それでも、せめて彼らの心のなかは、人として申し訳ないという気持ちがあってほしいと願うのもこちら側の論理か。(むなしい願い)
同じことを8日の山口二郎氏も書いていた。
「生命軽視は、後藤健二氏の遺族に対して今もって安倍首相から弔慰の表明がなされていないことでも明らかである」
と。また、国家の体面が好きな政治家が、実際の戦いにおいてはまったく無能だったことが明らかになった、と断言。
「国際舞台で自己陶酔的な演説をし、自衛隊を正規の軍隊として国際的な共同作戦に従事させる。これらは皆安倍首相の自己満足であり、日本人の安全とは何の関係もない」
と言い切る。こういう舌鋒は山口氏の真骨頂。確かに、安倍政権の言動、何につけても自分たちの自己満足以外の何物でもないと、思えてくる。
今まであたりまえだと思っていた「言論の自由」だけれど、大手マスコミが自粛体制に入っている気配がある。安倍批判をした報道ステーションには、抗議の電話やメールが沢山届いているらしい。
かつて某カルト教団が某出版社に抗議ファクスや抗議デモを行って業務妨害などしていたことを想い出す。なんだか支持者が狂信的になっているようで、気持ちが悪い。
報道ステーションにも、この東京新聞にも、こんなこと気にせず頑張ってもらいたい。本当に。
参考:「ウィンザー通信」さんのこの記事→自民党ネットサポーターズ1万5千人なんかに負けない!ちゃんと報道してくれる人をガンガン応援!
同様に「本音のコラム」5日の武田茂雄氏の「狂気と悪の政治的利用法」、6日の佐藤優氏の「キリスト教徒の死生観」それぞれの視点があって、それぞれ思うこともあり、大変勉強になりました。
なので、武田茂雄氏と、佐藤優氏のコラムを全文ご紹介したいところですが、長くなりそうですし、私もここまで書いて、少しくたびれたので・・・ヾ(・∀・;)オイオイ
続きは次の記事で。
続き→狂気と悪の政治的利用法 by 武田茂雄
後藤健二さんと信仰の力
幸いなことに、原発広報誌の読売新聞の社説などはここ数年あえて目にしないので、ストレスが溜まることはないが、間違っても「本音のコラム」のような言説はないのだろうと思う。
後藤健二さんが殺害されたとわかってから1周間は、当然ながら、筆者たちのコラムは、ほぼこの話題に集中した。
イスラム国による日本人人質殺害によって活気づく安倍政権への違和感(むしろ不快感か)を、鎌田慧氏は、2月3日のコラムでこう書いた。
「こころあるひとたちが悲しみ沈んでいる間に、自衛隊による『邦人救出』『積極的平和主義』を持ち出す。死者の前で売れ残り商品を売りつける。火事場泥棒のように品がない。」
4日の斎藤美奈子氏は、サザンの桑田佳祐氏や横綱白鳳などの謝罪の例を出し、
「この国では、自由な意見を表明すると『謝れ』コールが起きるのだ」
と書く。しかし、謝罪しなくていい人がいると。
「経緯はどうであれ、国民の命にかかわるミッションに国は失敗したのである。一国のリーダーなら『救出に全力を尽くしたが力及ばず、こんな結果になったことをおわびしたい』とまず親族に、そして二人の救出を願った国民に謝罪してもいい筈だ‥・と考えるのはこちら側の論理。救出を約束したわけではない。それが彼らの理屈かしら」
「鉄面皮」ともいうのでは?それでも、せめて彼らの心のなかは、人として申し訳ないという気持ちがあってほしいと願うのもこちら側の論理か。(むなしい願い)
同じことを8日の山口二郎氏も書いていた。
「生命軽視は、後藤健二氏の遺族に対して今もって安倍首相から弔慰の表明がなされていないことでも明らかである」
と。また、国家の体面が好きな政治家が、実際の戦いにおいてはまったく無能だったことが明らかになった、と断言。
「国際舞台で自己陶酔的な演説をし、自衛隊を正規の軍隊として国際的な共同作戦に従事させる。これらは皆安倍首相の自己満足であり、日本人の安全とは何の関係もない」
と言い切る。こういう舌鋒は山口氏の真骨頂。確かに、安倍政権の言動、何につけても自分たちの自己満足以外の何物でもないと、思えてくる。
今まであたりまえだと思っていた「言論の自由」だけれど、大手マスコミが自粛体制に入っている気配がある。安倍批判をした報道ステーションには、抗議の電話やメールが沢山届いているらしい。
かつて某カルト教団が某出版社に抗議ファクスや抗議デモを行って業務妨害などしていたことを想い出す。なんだか支持者が狂信的になっているようで、気持ちが悪い。
報道ステーションにも、この東京新聞にも、こんなこと気にせず頑張ってもらいたい。本当に。
参考:「ウィンザー通信」さんのこの記事→自民党ネットサポーターズ1万5千人なんかに負けない!ちゃんと報道してくれる人をガンガン応援!
同様に「本音のコラム」5日の武田茂雄氏の「狂気と悪の政治的利用法」、6日の佐藤優氏の「キリスト教徒の死生観」それぞれの視点があって、それぞれ思うこともあり、大変勉強になりました。
なので、武田茂雄氏と、佐藤優氏のコラムを全文ご紹介したいところですが、長くなりそうですし、私もここまで書いて、少しくたびれたので・・・ヾ(・∀・;)オイオイ
続きは次の記事で。
続き→狂気と悪の政治的利用法 by 武田茂雄
後藤健二さんと信仰の力