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不法移民を助けた理由「私はフランス人だからだ」

2017年01月17日 | 心に残る言葉
東京新聞「本音のコラム」新しい筆者、アナウンサーの師岡カリーマさんの1月14日のコラムが心に残ったので。

戦争難民を助けたために、不法移民ほう助の罪で裁かれようとしていた容疑者セドリック・エルーの言葉。
なぜ、法を破ったのか、と理由を聞かれ、述べた言葉です。

「私はフランス人だからだ」
「自由・平等・友愛を掲げる共和国の市民が、目の前で困窮する人間を助けないほうがおかしい」


オバマ大統領の最後の演説では民主主義について時間をさいた。
合衆国憲法については、以下のように述べた。

アメリカ合衆国憲法は、驚嘆すべき、すばらしい贈り物です。しかし、一束の証書にすぎません。それ自体に力はないのです。力を与えるのは、我々市民であり、参加し、選択することによりそうなるのです。


まさに、エルー氏は、フランスの理念が生きたものであることを身をもって示してくれたのだと思います。

師岡カリーマさんは、日本では、時の政治権力に左右されない国家理念は、「非戦主義」と思う、と書いています。それは、平和憲法の理念です。
その意見に同意しますが、オバマ大統領の言われるように、私たちがそれを選択、実行しなければ、絵に描いた餅になってしまいます。

これからトランプ氏の登場で、日本を含めて主要世界で反面教師がそろってきました。

私たちは、どんな未来を選びたいのか。どんな人類、に進化したいのか。

エルー氏は、フランスの理念を誇りに思い、矛盾する法律を否定しました。
日本では、自民党政権下において、政権批判をすると「反日的」などとネット界隈では言われたりしますが、そうじゃない。
「平和国家の理念を忘れずに、その理念を遂行する」こと、それこそが、わが国を愛するということではないでしょうか。




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2 コメント

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ありがとうございます (ひろみ)
2017-01-17 23:38:06
良いエピソードをシェアしてくださってありがとうございます。

言っていることは良いけれど、行動は?!という風にならないように、心して生きていかないといけない時代になってきましたよね。

ネットがこれほど発達していないときには、言動不一致でもなんとかなってきましたけれど。。。
今までだったら隠し通すことができたであろう悪事が、暴露されてしまっているんですもの。

地道に良いことを続けている人が話題の人になってその行動が広く評価されるのも増えてきていますし、これからが楽しみです。
両極端になってきているなーって感じます。

6767
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ひろみさんへ (金木犀)
2017-01-18 23:16:31
こちらこそ、いつもありがとうございます。

世界は、いろいろ驚くようなこともありますが、両極端になっていますね。

謙虚でい続けることは難しいかもしれませんが、人に優しく、謙虚でいつづけましょう。
世界がどうあろうと。
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