山友の sanpoさんから お坊山へのお誘いがきました。
昨今は 花散策と お手軽ハイキングばかりで 体力に不安はあるけれど
ご一緒させていただくことにします。
笹子駅08:10-尾根取りつき8:55-入道山10:35/10:40-棚洞山11:30/11:45-
東峰12:50/13:20-お坊山13:35/13:45-大鹿峠14:20/14:25-景徳院15:55/16:22-甲斐大和駅
3名 (sanpoさん palletさん)
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今日 登っていく 赤破線の尾根道は
新ハイキング社の「バリエーションルートを楽しむ」(松浦隆康 著)に
お坊山 南東尾根 として、記載があります。
とはいえ、その本は 時折 眺めるだけで、実際に歩くのは初めてです。
取りつくのは 右手末端の 斜面のどこか ☝
中央自動車道をトンネルでくぐり、尾根の末端へ
フェンス沿いに登って 道が平らになったあたりから 登り始めました。
はっきりとした登山道はなく
ところどころにピンクテープがつけられているものの
踏跡が あちこちにあったり、途中でなくなっていたり
登山者は、それぞれ 傾斜が緩そうなところを選んで 上がっているようですが
登りやすそうなところなんて、ないんですけど。
それでも、朝いちばんで 気力も体力もある時間帯のこと
アスレチック気分で 登っていきました。
途中で ゲンジスミレの葉も見つけちゃったし・・・。
四角い白い看板が見えると、そこからは はっきりとした道になりました。
看板の裏側に 「御坊山登山道」の文字
わずかに登ると、以前 鉄塔が立っていたという場所に出て
右手に、滝子山の寂ショウ尾根が望めました。
左手の木々の間から ところどころで 鶴ヶ鳥屋山あたりを見つつ
秋色に染まった尾根を歩くのは いい気持ち
若い頃からの山歩きで 経験も知識も豊富な sanpoさんと palletさんが一緒なので
キョロキョロしながらでも大丈夫。 安心して 付いて行かれます。
山火事の後に植えられたという 松の幼木の間を通り抜け
取りつきから 1時間40分、入道山 992m に 到着です。
入道山の先の 朽ちたベンチからは、滝子山が見えました。
滝子山は この先も 姿を変えつつ お供してくれます。
さらに 数分 進んだ左手下に、20号線沿いの 笹一酒造がチラッと見えて
あそこからは、入道山が正面に見えるのかな。
葉は だんだんと チョコレート色になって
登りは 相変わらず きつい
直登したり 巻道を進んだり
黙々と 歩を進める足元に 赤い散紅葉 が堆く見えて
あぁ ここには 赤いモミジがたくさんあるのね。。。
そんなことを思っていると
いつの間にか 斜面を 上がっていた sanpoさんが
「やっぱり ここが 山頂だった。巻いてしまうところだったわ」
棚洞山では、モミジが綺麗だったことを 覚えていたのだとか。
さすがです。
棚洞山 1201.4m
あと 3、4日 早ければ、見事な赤だったでしょうね。
せっかくだから、滝子山を入れて 撮りましょう。
次の お坊山東峰までは、標高差220m
木々は もう すっかり葉を落としてしまっているものの
見通しがきいて むしろ清々しい。
ピンクテープを拾いつつ、直登したり ジグザグに登ったり
落ち葉をガサガサ ザクザク踏みながら 高度を上げていきます。
滝子山は、 だんだんと 低く見えるようになりました。
あっ 山頂標が見える
そして、取りつきから 約4時間
ようやく 東峰 1421m に到着です。
やれやれ 久しぶりに頑張りました。
陽だまりで ランチを終えて
次は、お坊山へ
大鹿峠への道を分けて進むと
右側には、大菩薩から 滝子山までが 一望のもとに。
(下の写真では 滝子山は 切れています)
お坊山に到着すると、眺めはさらに素晴らしく
南アルプスから 八ヶ岳、奥秩父の峰々までが 見えています。
なんて いい日に登ってこれたんでしょう。
八ヶ岳を 少しだけズームで
奥秩父方面には 金峰山の五丈岩が確認できましたが
富士山は雲に隠れていました。
お坊山 1421m
下山は、大鹿峠から 景徳院へ
先ほど通ってきた 分岐まで戻り
日陰になった北斜面の急坂を、足元だけに集中して 黙々と下ると
細尾根の先に、峠の看板が見えてきました。
大鹿峠 / 大鹿峠下山口
大鹿峠下山口までの登り返しは 傾斜があって キツイけれど
その後は 一般的な下り道になり
午後の日差しを受けた 西側の紅葉が いい感じ
登りの尾根道でも ひときわ輝いていた タカノツメは
下山路でも ピカピカです。
コハウチワカエデかな。赤は少ないです。
高度が下がると
ダンコウバイの黄色も 増えてきました。
最後に植林帯をわずかに下れば 里が見え
民家の庭先を通らせていただいて 景徳院へ出ました。
その後は 少しのんびりして、バスで 甲斐大和駅へ。
今日は終日 青空で 眺望も バッチリ
ほぼ自然林のコースは、陽ざしを受けた 紅葉黄葉が美しく
足早に過ぎ行く秋を 存分に楽しみました。
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お二人のレポは こちらから
sanpoさん 「山の散歩道」
palletさん 「そらいろのパレット」
せっかく寒くなったと思ったら、しばらく暖かいという予報のようで、もっと低い所の紅葉も今年は赤は期待薄ですね。
棚洞山の 綺麗なモミジの写真が載せてありましたね。
今年は 秋が急に深まって、棚洞山の紅葉は 多くが散ってしまい
お坊山は、すっかり裸木でした。
もっと低いところは もともと赤が少ないのに、期待薄だなんて残念です。
せめて、週末が好天になるといいですね。
こちらこそお世話になりありがとうございました。
はなねこさんが参加表明されたときほんとにほっとしpalletでありますよ。
今回ばかりはひとりだったらどんなに心細かったことか(^^;
>登りやすそうなところなんて、ないんですけど。
ほんとにすごい上り口でしたね。
なのにあんなところでもスミレの葉っぱを見つけてたりして
「なんて、余裕!」さすがはなねこさんとびっくりでした。
でも、とっても素敵ないい尾根道でしたね、もう大変だったの忘れて
新緑の頃にもなんて性懲りもなく思っていたりします(^^ゞ
そして、笹一酒造! よく気づかれましたね、これにもびっくりでした(^^ゞ
コロナが再び心配になってきましたが、機会を見つけてまたご一緒しましょうね。
palletさんが背中を押してくださらなかったら、あのままお断りしていました。
sanpoさんがお気に入りとあって、とってもいい尾根でしたね。
近頃は短時間の歩きばかりだったので、あさいちは結構元気だったのですが
途中は 少々バテバテ、紅葉がきれいで助けられました。
コロナが悩ましいですが、とにかく注意しないとですね。
また ご一緒できるときには、どうぞよろしくお願いします。
葉がすっかり落ちて、見通しの良くなった林、
こういうのも、私は好きです。(^^)
カエデ類はもう終わりでしたが、ずっと自然林なので、どこかで紅葉が見られます。
東峰東側はお勧めです。気持ちのいい森ですよ。
長い時間歩けるようになったら、ぜひ