ヒメサユリとササユリと（雪国植物園） 2010.06.13

 

　所用で新潟を訪れた折、可憐な ヒメサユリに出会いました。

 

　　　

 

　雪国植物園は、新潟県長岡市郊外にある 里山を整備した 自然植物園です。

　たくさんの自生植物を 自然のままに配し

　他には、その環境に適合し 自然植生を妨げない植物を 植え込んでいるということでした。

 

　お花は ちょうど端境期とあって 少なめ

　早春に 斜面を覆い尽くすように咲いていた セリバオウレンやショウジョウバカマ

　光沢のある大きな葉のオオイワカガミなどは結実して、来春への準備をしています。

 

　　　緑が濃くなった斜面には

　　　オトメユリ（ヒメサユリ）が 点々と咲いています。

 

　　　　　　　　　可憐という言葉がお似合いの　 　　 「姫小百合」

 

　　　　　　　　

 

 

　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　

 

 

　　　　　　すっきり端整な ササユリも咲いていました。

　　　

 

　　　　　　　≪ 立てば芍薬  座れば牡丹、歩く姿は百合の花 ≫

　　　　　　この百合はササユリのことではないかと、勝手に想像しています。

　　　　　

　　　

 

 

　　　　　　　　　　こちらは、色の薄い ヒメサユリです。

　　　　　

 

 

　葯の色や花姿も違いますが、葉っぱを見比べると さらによくわかりました。

　　（クリックで拡大します ）

　　　　　　　　　　　　　ヒメサユリ　　　／　　　　ササユリ

　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　

 

　新潟県、山形県、福島県、宮城県南部に自生するという 愛らしいヒメサユリ

　かたや 本州中部以西で見られる 美人のササユリ　　

　残念なことに、どちらも ここの自生ではないということです。

　こんなお花たちに 山歩きの途中に出会えたら、どんなにか嬉しいことでしょう。

　いつか会ってみたい・・ 　と、またまた行きたい山ができてしまいました。