新潟、福島などの 限られた山域にしか咲かない
可憐なヒメサユリ(オトメユリ)に会いたい
そんな 長年の思いが叶いました。
P-ネズモチ平登山口-前岳分岐-山頂-前岳分岐-桜ゾネ登山口-ネズモチ平登山口-P
2人(夫)
ネズモチ平登山口に向かう林道は、崩落のため 車両通行止めが続いています。
エコミュージアム近くの路上に駐車して
片道40分(長い )を余計に歩いて、登山口へ向かいました。
通行止め地点/駐車場
週の半ばには まずまずの天気予報だったというのに 今朝は雲が多く
守門岳はなんとか見えていますが、浅草岳方面には ガスがかかったままです。
山頂につくまでに、青空になってくれるといいのですが。
ウワミズザクラ咲く林道/ネズモチ平登山口
タニウツギやオオカメノキの花、ユキツバキ(?)、ヤグルマソウなどを見ながら歩き
登山口に到着したのは、スタートしてから 55分後のことでした。
さて、行きますか。
昨夜の雨で 所々 ぬかるんだ道、濡れた木の根や枯葉で滑らないよう注意して
登っていきます。日射しがないため 涼しいのは ラッキーでした。
登山道わきには、咲き終わった ショウジョウバカマやイワカガミがたくさんあり
今は、白くて小さいお花たちが 群れ咲いています。
マイヅルソウ/ミドリユキザサ/オオバユキザサ(ヤマトユキザサ)
見晴しが良さそうな場所に出ても、あたりには相変わらず ガスがたちこめたまま
淡々とした登りに ちょっぴり飽きてきた 1200m付近で
登山道わきに咲いていた ちょっとくたびれたヒメサユリを発見 しました。
もうちょっとだけ がんばろう~っと。。。
前岳分岐が近づくと
イワカガミやミツバオウレン、ゴゼンタチバナなどが群れ咲くのが見られるようになり
今日も 前を行く夫の姿が だんだん遠くなっていきます。
その前岳分岐の先で、雪渓を横切ります。
左手前方に山頂があるというのですが、真っ白でなんにも見えませんね。
雪渓のそばには こんなお花たち
イワカガミ/イワイチョウ/ワタスゲ
ミツバオウレンやコシジオウレン、ショウジョウバカマも咲いています。
今年は当たり年だという コバイケイソウを見ながら 木道を行くと
山頂手前の湿原に出ました。
ふと顔を上げると、その花と目が合ったような気がしました。
はじめて自然の中で出会った ヒメサユリは、艶やかでありながら 清楚さ 可憐さも あわせ持ち
緑一色の草原に ひとり立つ姿には、芯の強ささえも感じられて
花弁が一枚 傷みかけているのなんて 全く 気にならない
恋をしてしまいそうな
お姿でした。
やがて、登山道脇にも ヒメサユリの姿が見られるようになり
まもなく 山頂(1585.5m)に到着しました。
山頂/東側から見た山頂
山頂から沼の平へ下る道を辿ってみると、こちらの登山道には、ヒメサユリの蕾がいっぱい
あと数日もすれば、もっともっと華やかになることでしょう。
山頂では、時折 太陽が顔を覗かせ 青空が見えるものの、眺望はほとんどなく
田子倉湖の一部や鬼が面方面の中腹が ちらっと見え隠れするだけでしたが
穏やかで居心地のよいこの場所で、 1時間近くものんびりとしてしまいました。
帰りに向かい、湿原へと下っていくと
あらあら 山頂が見えてきました。
また 雪渓を渡って
前岳分岐からは、桜曽根へ下ります。
ガスが晴れて日が射しはじめると
緑の尾根と残雪が輝いてきれい
北岳や鬼が面山方面も見えてきました
休憩はもうたっぷりとったというのに、この雪渓のわきで またもや大休止
今夜はお泊りなので、急いで下らなくてもいいんです。
ショウジョウバカマ/カタクリ/ツマトリソウ
ミツバオウレン/コシジオウレン(ミツバノバイカオウレン)/キクバオウレン
三角点のある 嘉平与ボッチへの登りでは
淡いピンク色も 可愛らしい
モミジカラマツ/ナエバキスミレ/ゴゼンタチバナ
アカモノ(イワハゼ)/タニウツギ
嘉平与ボッチの高みから振り返ると、山頂方面が見えています。
あらあら・・・ もう少しねばっていればよかったかも
写真ではわからないけれど
会津駒ヶ岳(かな?)も、うっすらと見えていました。
その後もお花はとぎれることなく続き
ベニサラサドウダン/ガクウラジロヨウラク/ウラジロヨウラク
ナナカマド/タニウツギ/オオカメノキ
やがて樹林帯に入り、登りと同じような 白くて小さなお花たちを見ながら
桜ゾネへと下りました。
桜ゾネ登山口
ここからネズモチ平登山口までは、舗装された林道を歩いて戻ります。
崩落個所があったり、沢水が川となって流れている場所も 数箇所ありましたが
思いがけないお花が咲いていて、楽しい道でもありました。
フイリミヤマスミレ/スミレサイシン/ミヤマツボスミレ
オオタチツボスミレ/サンカヨウ/キクザキイチゲ
ズダヤクシュ/シオデ/ギンリョウソウ
桜ゾネ登山口付近から降りだした雨も、車に戻る頃には止みました。
梅雨時なのですから、このお天気は まずまずと言ってもいいでしょう。
ヒメサユリとたくさんのお花たちに出会えた 幸せな日でした。
お花はここに載せたもの以外にも 咲いていました。
見た順番と掲載順は 一致していません。
お花の写真に「シオデ」を追加しました。(7/7)
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この日は、大白川の民宿 才七 さんに泊まりました。
夕食には、魚沼産コシヒカリのご飯と 山菜づくし
そして なんと、「熊汁」が出てきました。
猟師をしているご主人がライフルで仕留めたのだそうです。
熊肉は臭みもなく、お料理上手な奥さんの味付けもあって、美味しくいただけました。
ヒメサユリは、新潟、福島、山形あたりの県境
山深い多雪地帯に見られるようですね。
尾瀬の長蔵小屋前に咲いているのですか。
おそらく、以前は(今も?)ごく近くの山で見られたのでしょうね。
まあ、ここも近くではありますが・・・(^^)
そうですね。歩けなくなったら私もここに見に行くことにします。(^^::
尾瀬の長蔵小屋前に大昔に移植されているものが増殖しているのしか見たことがないです。
でも、東北の山でも減ってきているし苦労して登らないと見れないということで尾瀬にヒメサユリを見に来られる年輩の方もいるようです。
ようこそ♪ コメントありがとうございます。
そちらもたくさんのヒメサユリでしたね。
優しいピンク色に癒され、たくさんのお花に心躍る山旅でした。
お花たちをもっともっと美しく撮りたいと思ってはいるのですが
なかなかうまくいかなくて・・・ (^^;)
wakanga さんをお手本にしなくてはいけませんね。
これからもどうぞよろしくお願いします。 (*^-^*)
お花の名前もおしえてくださって、ありがとうございます!!
調べてもわからない花の名前も多くて、、、助かります<(_ _)>
おもいっきりヒメサユリ♪浅草・守門の山旅でしたね~
日程に余裕があれば、私もそうしたかったなぁ~と思います。
この時期、越後のお山は花盛り♪
ゴージャスな花景色と爽やかな山肌を目にして歩かれた二日間
たっぷり夢見心地の気分に浸れたことでしょうヽ(^。^)ノ
はなねこさんのお花を見つめる優しい眼差しが画像に反映されて、
いきいき写っているのも、またステキです!
ええ~っ!!! お宅に熊肉があったんですか。
clione さんは良い所にお住まいだったんでしたね。
ヒメサユリは可愛いお花でしょう♪
それでいて存在感もしっかりあって、とっても魅力的 (^^)
来年は是非に行ってみてください。
道路も今年中には直るという話ですよ。
旬のお花ですから、みなさん一緒になっちゃいますね。
同じ宿に、某 山ツアーの団体さんが泊まっていましたが
小出駅から登山口まで送迎してもらって、守門、浅草の両方に登っていましたよ。
pallet さん情報だと、三人からだそうですが
cyu2 さんの企画で何とかいけるんじゃないですか。
ぜひ♪
ヒメサユリかわいすぎです?
来年は絶対にここに行くと決めました。
お山によっては春~夏のお花が一気に見れるのですね♪
とても得した気分になりそう(^^)
田舎の民宿は何が出てくるか楽しみですね。
私もお世話になったお宿で地元の味覚を味わってきました。
熊肉は家にあったことはありましたが、
結局食することはできませんでした・・・。
車がないと行かれないと思い込んでいるので地図すら持っていないのですが、
ははねこさんも長年の夢だったのですから、
わたしもいつか行けるかな?と夢を持ちたいと思います。(もちろんお泊りで♪)
ヒメサユリ以外のお花も凄いんですね!!
これは足が進みそうもありません・・・
ヒメサユリは、可愛いでしょう♪
絶対 アッキーマッキーさんの好みだと思います。(^^)
ササユリにも、そのうちにお会いしたいと思っているのですが。
スミレはこんなに見られるとは思いませんでした。
ネットでレポを見ても、スミレのことは全く出ていませんものね。
翌日も、見られたんですよ。さて何でしょうね。(*^^*)
そうです。贅沢を言ってはいけません。(^^;)
わずかの日射しと見晴し程度でも、よしとしなくては。
>この時期の上越の山はいいですね。
>花は多いし、残雪に新緑のコントラストもきれいだし。
私もほんとにそう思います。毎年行きたいくらいです。
そうそう、虫は思ったほど多くなかったんですよ。
お天気が良くなかったからでしょうか?(^^;)
追っかけをしてきました。(^^;)
残雪の様子など、一週間でずいぶん変わるものですね。
nousagi さんたちが落っこちたところも、雪が少なくなっていました。
ヒメサユリは、まだ蕾がたくさんありました。
今週末もいいと思います。
オウレンには、まだ、セリバやウスギもありますよ。(^^)
ここでは残念ながら見つけられませんでしたが。
あら、pallet さんともバッタリしそこねたんですか。
宿の送迎があるので、電車組でも行きやすいのかと思いましたが
三人からなんですか。
そのあたりは、何とかしてほしいですね。
でも、平標山もお花が間に合ったようで、よかったですね♪
ユキザサとオオバユキザサは、並んでいればすぐわかりますよ。
それと、ミドリユキザサもね。(^^)
ほんとに♪ 知っていたら、山頂で待っていて
オールフリーで乾杯できたのにね。
私たちは、山頂には、10時過ぎから1時間くらいいました。
中腹から鬼が面山が見えたときは、あの稜線を歩いていたんですね。
あんなに長い距離を、よく歩きましたね。素晴らしいです。
ヒメサユリは可憐で可愛らしくて、会いに行った甲斐がありましたね。
私も、今度は、鬼が面山に行ってみたいです。
レポを拝見して、びっくりしました。
あの車の中、覗いてみればよかったかしら。。。(^^;)
ヒメサユリ、可憐できれいでしたね。
他にもお花がたくさんあって、充分に楽しめました。
オノエランとコケイランがこちら側になかったのは残念ですが。
熊汁は恐るおそる口にしましたが、美味しかったですよ。(^^)
機会があったら、ぜひに♪
綱場、雪渓の後は、秘園の花園でしたね!
ヒメサユリ、僕も恋しちゃいそうです、一度見に行きたいものです。
ナエバキスミレ、フイリミヤマスミレなどスミレの仲間もいっぱい見れたんですね。
おまけに熊汁とは!すごい!シチューでも美味そう!
浅草岳ですか! いいですね~。
ヒメサユリ、きれいですね。
この時期の上越の山はいいですね。
花は多いし、残雪に新緑のコントラストもきれいだし。
スミレもまだ見られるのですね!
これでお天気が良く、虫がいなければ言うことなし、なのでしょうが...って、贅沢か(笑)
1週間でお花も少し変わってきているんですね。
ヒメサユリは一番いいときだったでしょうか?
それにしても、オウレン三姉妹
それぞれに名前があったんですね。(^_^;)
この日は、私もここに食指が動いていて
登山口まで送迎してくれる宿など探しているうちに時間切れになってしまいました。
有料は仕方ないんですが、3人以上なんて言われてもねぇ…
電車派にはなかなかにして不便な場所なのです(泣)。
それにしてもさすがはなねこさん。
ユキザサとオオユキザサをどうやって一瞬に見分けるんですか(驚!!!)。
奇しくも同じ日に同じ山を歩いていたとは!
私たちは山頂下のウッドデッキで雨が降り出しちゃったから
はなねこさんたちより大分遅い時間だったみたいですね。
お会いできたら嬉しかったのになぁ、残念です。
念願のヒメサユリ、可愛かったですね~!
お花もいっぱいで賑やかな山ですね。
私がユキザサかと思っていたものも、
もしかしたらオオユキザサかも知れないです。
泊った民宿もいい感じですね。
美味しそうですね~(#^.^#)
次回は泊りで守門岳と両方登れたらいいな。
二年前に歩いたレポもついでに懐かしく読み返してしまいました。
お花が多いコースですよね。
残雪が多い分、お花が楽しめますし、ヒメサユリも長く楽しめるコースですよね。
今回ようやく鬼が面山に行けましたが、できれば浅草岳まで足を延ばしたいところでしたが
のんびりとヒメサユリ目的で充分楽しめましたよ(^^)v
熊汁って食べたことないですが美味しかったのですかぁ~^^;