紅葉は期待できないかもしれないけれど
とてもいいお天気だから・・・と
昨年行き損ねた 硫黄岳へ日帰りしました。
桜平が近づいてくると、林道脇のあちらこちらに車が停められています。
駐車スペースがあるかしら・・・と 心配しながら進んで行きましたが
何とか場所を見つけ、出発することができました。
ゲートの脇をすり抜け、勢いよく流れる沢を渡って
林道を緩やかに登っていくと夏沢鉱泉に出ました。
振り返ると、北アルプスが輝いています。
さらに 1時間ほどで、オーレン小屋に着くと
客室の工事が行われていて
新しい木の香りがしていました。
その後、樹林帯を夏沢峠へ向かいます。
ほどなく着いた夏沢峠は 大勢の人が休憩中で
これまで出会ったのは ほんの数人でしたが
私たちの出発が遅かっただけのようでした。
ヒュッテ夏沢の背後には、硫黄岳が見えています。
峠を左に進めば、根石岳、天狗岳ですが
今日は右手へ。
ヒュッテの脇から登山道に入ると
東側がすっかり開けていて
濃い緑の中に、点々と黄色が見えて
なかなかいい眺めです。
振り返ると、噴煙を上げた浅間山が望めました。
やがて稜線に出ると
西側には 峰の松目(2567.3m)が見えてきます。
岩屑の道をじぐざぐに登り
苦しくなって振り返るたびに
根石岳の後ろの天狗岳が
だんだん下まで見えてくるようになりました。
北アルプスは少し霞んで見えていて
雲も湧いてきています。
左手に爆裂火口を見ながら 最後のひと頑張りで
硫黄岳の広い山頂に到着しました。
山頂からの眺めは、とても 雄大
目の前に、横岳への稜線がのびています。
その右手は、赤岳、権現岳、阿弥陀岳と、後ろに南アルプス
北側に、今日 何度も眺めた 天狗岳と北八の峰々
あちらへこちらへと移動し
広い山頂の東側へも行ってみました。
爆裂火口越しの山頂
見晴は申し分ないのですが、風はかなり冷たく、ランチする場所をさがして
またもや うろうろ 山頂だけでも、ずいぶんと 歩きまわりました。
ランチを済ませ、赤岩の頭へ下っていくと
横岳の大同心が さすがの迫力で、ここもとってもいい眺め
竜巻が いくつも起きては 消え
その写真を撮りにきたというカメラマンもいます。
ここから見る硫黄岳は とても穏やかで
あの爆裂火口は想像もできません。
冷たかった風も ここでは感じられず
すぐに下ってしまうのは もったいないと
ここでも、のんびりと過ごしました。
赤岩の頭からは オーレン小屋に出て、朝 歩いた道を戻ります。
帰りには日が回ってきて
ところどころ 黄葉した木が美しく
立ち止まっては見上げて、うっとり
夏沢鉱泉の周辺でも
日に照らされた紅葉が輝いていました。
夏沢鉱泉からは、すっかり紅葉狩りモードになって
桜平のゲートに戻りました。
車で帰る林道の途中でも
ところどころで見事な紅葉がみられ
大展望と なかなかの紅葉に 気をよくして、渋滞の中央道を帰りました。
次は、お花の咲く 頃に行きたいなぁ・・・
桜平7:15-7:45夏沢鉱泉-8:25オーレン小屋8:45-9:05夏沢峠9:20-10:15山頂
山頂11:40-12:00赤岩の頭12:20-オーレン小屋-夏沢鉱泉-14:20桜平