大山山頂には、阿夫利神社(奥ノ院)が
中腹には、下社が祀られていますが
下社のさらに手前にある大山寺は
見事な紅葉が見られることで知られています。
紅葉の見頃で休日ともなれば、混雑は必至です。
ケーブルの動き出す前なら ゆっくり紅葉を楽しめるかな と考え、7時に駐車場に到着
まだ人影もまばらな参道へと歩き出しました。
開店前の土産物店の並ぶ道を通り抜け
ケーブル追分駅から女坂へと進んでいくと
段差の大きい 石の階段になりました。
女坂と名はついていても、なかなかの急登です。
駐車場から25分程で、大山寺の階段下に出ました。
見上げてみると、見事な色です。
そして、階段を登りながら 振り返ってみると
朝の光に映える 圧倒的な紅
こんなに見事な紅葉なのですから、人出が多いのも無理はありません。
このとき居合わせたのは 2、3人だけでしたので
早出のおかげで ゆっくりと静かに見ることができました。
寺の右側から再び登山道へ入り、また石段の多い急坂を登って
男坂からの道を合わせると、阿夫利神社下社に出ました。
こちらの大木も、なんてきれいな色でしょう。
ここでもまた、じっくりと時間をかけて 木々の色を楽しみました。
いつまでも見飽きない光景なのですが、そろそろ山頂へ向かいましょう。
下社の左手から登山道に入り
〇丁目と記された石を目安に、頂上の28丁目を目指してひたすら登っていきました。
8丁目には夫婦杉(左の写真)が
10丁目には大杉がどっしりと聳えています。
ところどころに 色づいた木もあり
オレンジや黄色が青空に映えて
とても綺麗
足取りだって当然軽くなります。
やがて眼下に、相模湾が見えました。
朝の光を受けて光る海
16丁目で蓑毛からの道と合流し
21丁目の富士見台では
二ノ塔、三ノ塔の後ろに
秀麗なる富士山が姿を見せてくれました。
右手下に見えているのは富士見山荘でしょうか。
25丁目でヤビツ峠からの道を合わせ
鳥居をくぐり、階段を上ると、山頂です。
山頂北西側は、さながら 丹沢の展望台で
表尾根と富士山が
その右手には
丹沢山から丹沢三峰が、すっきりと見えています。
北側の大山三峰あたりは、紅葉がちょうどよさそうです。
下りは雷ノ峰尾根へ進み、見晴台を通って帰ることにします。
ぐんぐん下っていくと
途中にはモミジの林がありちょうど見頃でした。
すっかり葉を落とした木々の梢の先では
ツルウメモドキの赤い実と黄色い鞘が
花が咲いているように見えます。
見晴台には、びっくりするほどの人で
やはり、ここも人気の山なんですね。
見晴台から下社へ、さらに大山寺へ下り
日射しが変わって また違う趣きの紅葉を愛で
紅葉狩りでにぎわう参道を戻りました。
駐車場7:15ー7:40大山寺7:55ー8:15阿夫利神社下社8:25ー9:35山頂
山頂10:25ー11:15見晴台ー12:10駐車場