石割山の 秋の花野を歩きました。
湖畔から吹き上げる風が
穂を出し始めたススキを揺らしていました。
(でも、日向は暑い・・・ )
富士山の展望台 石割山へ この季節に訪れることなど 考えもしませんでしたが
フクシアさんの記事によれば、秋のお花がたくさん咲いているそうです。
石割神社P-石割山-平尾山-大平山-平尾山-P
2名(nonnちゃん)
予報では、天気は午後から下り坂だそうですが
道志道からは富士山がくっきりと見えていました。
今日はお花見ですから
富士山の眺望は必須ではありませんが
見えると やはり嬉しくなります。
いつものように鳥居の向かいに車を止めて、登り始めます。
毎回 数えながら登っても、最後にはわからなくなってしまうこの階段は
403段だったのですね。
階段の脇には、タマアジサイやホトトギス、キバナアキギリなどが咲き
その403段を登り切ったところには、秋を感じさせる もみじの木
空気はひんやりとして肌寒いほどで、昨夜はコオロギの鳴き声も聞こえていました。
暑かった今年の夏も、そろそろ終わりが近くなったのかもしれません。
テンニンソウが目立つ道を進んでいくと
樹間に見え隠れする富士山には、早くも雲が湧いてきていて
この日 富士のお山の頂を見たのは、これが最後となってしまいました。
やがて、山名の由来となった 石割神社へ。
ご神体の割れた大岩は、その間を三回通り抜けると願いが叶うということですが
最初に来たときに通ったので(願い事のその後は?)、今回も一度で終わりにしました。
山頂までの登山道は 笹に覆われたところが多く、お花は多くはありませんが
オオバショウマなど、こちら側でしか見なかったものもありました。
オオバショウマ/キカラスウリ/テンニンソウ
神社からの登山道は、来るたび土が掘れてロープ付きの箇所が増えています。
脚の短い人(誰でしょう )は、股関節の可動域を広くしておかないとね。
石割山の山頂に出ると、富士山はすっかり雲の中です。
北西側は、テンニンソウとハンゴンソウの向うに鹿留山
テンニンソウ、ハンゴンソウ、ヒキオコシの海と化している この斜面の中には
レイジンソウ、ワレモコウ、フシグロセンノウなどが 咲いているのが見えました。
フクシアさんによれば、以前はもっと多くのお花が咲いていたのだそうですが
日向でも日陰でもお構いなしに増え続ける テンニンソウに負けてしまったのでしょう。
ツルニンジン/フシグロセンノウ/レイジンソウ
トリカブト/ハギ/シラヤマギク
平尾山へと下る南側斜面にも お花がたくさん
秋に咲く花は 茂る夏草に紛れてしまい、丈が長くなるので 地味な印象ですが
どの花も姿がよく、たとえて言えば 和服姿の女性(ただし、細い人に限ります )のよう
楚々とした風情がありますね。
カワラナデシコも咲いています。
カワラナデシコ/ホトトギス
ファンの多い ワレモコウは、なぜ秋の七草ではないのでしょう。
オミナエシ/オトコエシ/ワレモコウ
これは フクシマシャジンでいいかしら
フクシマシャジン/タムラソウ/ノコギリソウ
クルマバナ、アズマヤマアザミ、ナンテンハギ、クサフジ、アキノキリンソウ
コウゾリナ、シモツケ、ヤマゼリ、カワラボウフウ、キオン、アキカラマツ等々
たくさんの種類のお花に寄り道しているので
一時間以上もかかって、ようやく 平尾山へ
平尾山より 大平山・富士山方面
開放的で心地よい平尾山の山頂も、今は暑くてたまりません。
階段を下って、大平山へと向かいましょう。
ずんずん下って行くと、階段右手の柵の中には、咲き残りのコオニユリも見られました。
そうして、階段で登りかえして大窪山へ。
「これは多分 ユウガギク」 「こっちはノコンギクだと思うけど」
「シロヨメナかなぁ」
葉っぱを触ってみれば 確かな違いはあるものの、キク系の同定にいまいち自信がない
次は 重くても 図鑑を持っていきましょう。
昨年は出会えなかった セイタカトウヒレンもいました。
セイタカトウヒレン/オヤマボクチ/イヌゴマ
まだまだ咲いていますよ。
タチフウロやツリガネニンジン、ヤマハッカにアキノタムラソウ、ヤマホタルブクロ
石割山ではほぼ終わっていたウツボグサは、ここではきれいな花をつけていました。
小さくて可愛い タニタデは、ようやく写真が撮れました。
タニタデ/ハナイカリ/クサボタン
電波塔のあるところが 大平山のようです。
やってきた方向。石割山の右手に丹沢が見えます。
さらに右手
鉄砲木の頭でも、やはりススキが揺れているでしょうか。
籠坂峠の窪みの先に、愛鷹山が見えています。
穏やかな山頂で、ちょっとの間
ぼーっとしましょうか
平尾山へ戻ろうと下って行くと
車で上がって来ていた一団が 活動を開始したところでした。
今日は体験飛行なんだそうです。
こんな日の空中散歩は気持ちよさそうですね。
(まだそんな余裕はないかしら・・・ )
暑さをこらえて登りついた 平尾山では
マウンテンバイクの二人連れに出会いました。
みなさん いろんなことして楽しんでますね。
* * * * * * * *
ツマグロヒョウモン/キアゲハ/アサギマダラ/ヒメアカタテハ
平尾山から駐車場へと下る道には、ほとんどお花はありませんでしたが
今日は、里山でよく見かける キンミズヒキやゲンノショウコ、タデ類、ミゾソバ
ヤブタバコなどを 写真に撮る気にならないほど たくさんのお花に会えました。
次は 少しだけ時期をずらして来てみたい、二十曲峠方面へも歩いてみたいね、と
そんなことを話しながら 家路に着きました。
ほんとにたくさんありますね。
季節って、ほんのちょっとずれてるだけで
風景も、花も相当変わってきますね。
だから山は面白いんですね~。
ミズタマソウ・ツルニンジン始めて見る花でした。
来年の5月末頃か6月始めにこの山に登って
探したい花があるのですが・・・。
ほんと♪ 草原帯だとはわかっていても
こんなにお花があるなんて想像しませんでしたよ。
まだまだ修行が足りませんです。(^^;)
春にも行ってみなくては・と、思いました。
ミズタマソウは小さくて、気がつきにくいんです。
登り始めに実を見たので、気にしていました。
ツルニンジンは、こちらではよく見ますよ。
群馬近辺には少ないのですね。
5月末から6月初めですか?
私もその頃には登ったことがないのですが何でしょうね。
お役にたてるといいですが (^^)
こんなにたくさんの秋の花。
私だったら、「もう、いいや~」って写真を撮るのを投げ出してしまいそう。
はなねこさんの探究心に脱帽です。
チョウの写真もきれいですね。
ミズタマソウって、私も初めて知りました。
写真のミズタマソウは
銀色の髪をして、ピンクの上着と白いスカートをはいた天使が
腕を広げて飛び立ったところみたいです♪
※キカラスウリの花、ここでご覧になったのね(^_-)。
飛び立った天使ですか、ほんとだー
そう思って見ると、いっそう可愛らしいですね♪
小さなお花にピントを合わせて撮るのは大変ですね。
時間が際限なくかかります。(笑)
この日は、ハナタデにもてこずりました。(^^;)
さっき カラスウリの花を見てきました。
写真はボケボケですが、よければお送りします。
○○さんのところにも、△△さんのところにも秋のお花たち~
この週末も街中にいる私は、
せめて白玉の歯にしみとおる秋の夜の酒…ってお酒ダメなんですぅ。
出始めた栗羊羹でお茶でも飲むしかない。
イジイジ。
こんなに花があるんですね。花のない時期に
行ったのでわかりませんでした。
石割神社、途中でひっかかりました・・・orz
・・・・・・酒はしづかに飲むべかりけり
などと言いつつ過ごす秋の夜は、心に余裕が感じられますね。
ここ数日は、虫の音が響いています。
栗羊羹 美味しそうですね。私もそっちがいいなぁ^^;
栗ごはんはもう作って食べましたよ。
秋のお花♪見に行きますか~?
そうですよね (^^)
お花を見に行く山とは思わないですもんね。
ブルさんもお花をよくご存知のようですから
こんど行先に困ったら、どうぞ。
あ、でも、暑いのを覚悟してお出かけくださいね。
>途中でひっかかりました
あらら~・・・実は私も、というか、私のザックがですが(笑)
男性には厳しい幅かもしれませんね。
お願い事は、きっと他でも叶えられると思いますよ。v(^^)