八月末に日向山で 蕾いっぱいの フクオウソウを見ました。
三頭山では、以前に この花を数ヶ所で見ていますが、そろそろ咲いている頃でしょう。
都民の森の周回コースは もう何度か歩いているので、山梨県側の鶴峠から登ります。
鶴峠バス停-三頭山-大沢山-槇寄山-仲ノ平バス停
2名(pallet さん)
上野原駅で pallet さんと待ち合わせ、バスに 1時間も揺られて 鶴峠までやってきました。
登山口は 対面にありますが、まずは、カーブをひとつ分戻ったところにある きれいなトイレへ。
仕度をしているうちに、同じバスでやってきた数人の登山者は、姿が見えなくなりました。
この後 見かけなかったので、きっと 奈良倉山へ行かれたのでしょう。
トイレ/鶴峠バス停
ここから 三頭山に登るのは、紅葉黄葉の盛りに 奥多摩おしかけ隊で訪れて以来です。
こちらから登る人は 少ないので、きっと静かに歩けるでしょうね。
登山口の傍には、ツリフネソウなどが咲いていました。
ツリフネソウ/マルバノホロシ/シコクママコナ
植林帯を抜けると、広葉樹の森になります。
木漏れ日が ちらちら揺れて、今日も気持ちのいいトレイルだけれど
紅葉黄葉の頃は、素晴らしい彩の森になります。( 2012.11.04 の様子 )
お花は 期待薄かなぁとは 予測していたものの
オクモミジハグマとカシワバハグマが ぽつぽつと見られるくらい
それも、一部は葉っぱがなかったり、花茎が極端に短かったり
他にも 茎が喰いちぎられた 草本があり、鹿の食害なのかなと思います。
オクモミジハグマ/カシワバハグマ/アキノキリンソウ
日射しが遮られる 森の中は、 暑さが和らぎます。
「こんにちは お久しぶりですね」 などと 声をかけたくなる ブナの大木
あらら この木には、キノコがたくさん生えていますね。
もちろん 地面にもいっぱい
ほらほら、ホットケーキが落ちてる。 トマトだって。。。
なんでしょう?/タマゴタケ
特に タマゴタケは、見かけただけでも 30~40本くらいは あったような
タマゴタケ いろいろ
その他にも、トゲトゲ、ヌメヌメ、ボウボウと
可愛らしいのやら 不気味なのやら
クレヨンみたいな 「キツネノエフデ キツネノロウソク」とは、二度目の出会い
落ちていた枝で触ってみたら、けっこう硬かった
悪臭で 蝿などをおびき寄せるらしいけれど、臭いはよくわかりませんでした。
神楽入ノ峰(1447m)を越え、数回 アップダウンしていくと
三頭山の西峰です。
西峰 1524.5m
とたんに、大勢の人の姿が。
子連れ 犬連れ、中には なんと スカートをはいた 女性もいます。
都民の森駐車場から入れば 短時間で登ってこれますからね。
眺望は残念 富士山も石尾根の山々も 姿を見ることはできませんでした。
下山は、ムシカリ峠方面へ
中央峰へも東峰へも行かないから、今日は 一頭山ね
ムシカリ峠を越えてすぐの 避難小屋前にも、ずいぶんと大勢の人が休憩中でした。
人気のお山なんですよね。
そして そして、ついに見つけましたよ
日向山では蕾しか見られなかった フクオウソウです。
草丈は低く、黄色い花粉は もう とれていて、ちょっと残念でしたが
何年ぶりかの出会いでした。
石山の路分岐も 直進
実は、この先 槇寄山までは まだ歩いたことがないのです。
都民の森へ下りた方が お花は多いかなぁとは思うけれど、初めての道も魅力的です。
ハンカイシオガマ/キバナアキギリ/ホソエノアザミ
予想どおりに お花は少なく
トリカブトは一株、キバナアキギリとアキノキリンソウがぼつぼつ
ハンカイシオガマ、アズマヤマアザミやシラヤマギクなどが わずかに咲いていた程度ながら
嬉しかったのは
オクモミジハグマもカシワバハグマも、(食べられた様子がない)本来の姿で咲いていたことと
ちょうど見頃のタカオヒゴタイがあったこと
タカオヒゴタイ/ヤマトリカブト
槇寄山へは 岩がちの下りもあるものの、おおむね歩きやすい道でした。
驚いたのは、もう 2時を過ぎているのに、登ってくる人と 何人もすれ違ったこと
私たちもゆっくり出発だったけれど、日暮れが早まっているので、気を付けないとね。
美しい富士山が望める 槇寄山でも、近くの山並みが見えるくらいでした。
平地は 青空でも、山のお天気は 微妙ですね。
槇寄山からすぐの 西原峠から、仲ノ平バス停へ下ります。
下り始めてすぐに ツリフネソウの群落が。その先には、レイジンソウやカメバヒキオコシも。
レイジンソウ/カメバヒキオコシ
こうして 写真を数枚撮っていると
先を行く pallet さんの姿が見えなくなり、その都度 あわてて追いかける
そんなことの 繰り返しでしたが
実は、地図のコースタイム通りに歩かないと、乗りたいバスに間に合わないのです。
ツクバネソウの実/トチの実
やがて お花が見られなくなり、植林帯へ入りました。
奥多摩の植林は よく手入れされていますね。その美しさに いつも感心します。
獣除けの柵が見られるようになると、民家はすぐ近く
真面目に歩いたおかげで、バスの時間には 余裕で間に合いました。
眺望とお花は残念だったけれど、三頭山西側のこの時季の様子がわかりました。
エイザンスミレやヒナスミレの葉が けっこうあったけれど、スミレはどうなのかな
初めての道を歩き、いくつか面白いものを見て、 いい山歩きができました。
pallet さんのレポは、こちら から。
秋も合わせて読ませていただきましたが、ここ絶対行ってみようと思います。
紅葉も素敵な山だったのですね!!
日向山ははなねこさんの追っかけで、8月の最終日に登りましたが、フクオウソウはやはり準備中で、わずか1~2輪しか見ることができませんでした。
いつぞやはバッタリした時にシコクママコナを初めて目にした私でした。
それから前号のカリガネソウもよだれが垂れそうでした。未だ見た事がないので。花探し上手いですね👏
私もついて行きたかったなぁと思いました。
鶴峠からの尾根は、お花はほとんどありませんでしたので
紅葉の時季がお勧めです。北面巻道も見事ですよ。
日向山のフクオウソウは蕾だったけれど、立派な株でした。
今回は小さな株で残念でしたが、周回コースならもっと見られると思います。
苞葉にわずかに鋸歯もありましたので。。。
この日は、タマゴタケを見る度に
フクシアさんにお届けできたらなぁ と、思っていましたよ。
カリガネソウは、近くではなかなか見られないですが
高尾では、野草園から逃げ出しているようですよ。
近いうちに出会えるといいですね。
写真はきれいだし、レポ完璧だし
「この日のレポははなねこさんのところでどうぞ」にしちゃおうかなぁ(^^;
帰りのバスね、一本遅らせれば
はなねこさん心置きなく写真が撮れたんじゃないかなぁって思いました。
ちょっと反省。
けっこうなスピードで歩いたから、翌日は久しぶりに身体じゅう痛かったです。
フクオウソウがあってよかったです。
またご一緒しましょう♪
※
三頭山は東京側だと西多摩郡にあるんですね。
以前、西多摩郡の人にサイタマ郡とからかったことがありますf(^^;
好みの色合いなんです。
猿の群れに会わなくて、ほっとしましたね。
お花の写真を撮ってて、遅れがちになってコ゜メンナサイ。
一本遅いバスにするほどには お花がなかったし
サクサク歩いて正解でしたね。
私も筋肉痛になりましたよ。
またご一緒してくださいね。
いえ、採って食べたりはしないんですけどね。
西多摩郡とサイタマ郡は、どういう力関係にあるんでしょうか。
>からかったことが・・・
ということは、え~っと、
ツクバネソウの実は、ふたつありましたよ。
もうひとつは、先っちょの黒い実がとれてしまい、台だけになってました。
あの赤と黒は目立ちますね。