菌従属栄養植物のアキザキヤツシロランと クロヤツシロランは
暑くて ヤブ蚊が飛び回るころに花を咲かせ
今は 果実になり、一部は 種子を飛ばしている頃です。
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竹林にはいっていくと
透き通ったような ペールオレンジ の茎が あちこちに伸びていて
花は 地味色で小さいために 目立たなかったけれど
今年は ずいぶんたくさん咲いたようです。
これは、丈が 50cm くらい。びっくりの長さです。
アキザキヤツシロランかな
目を凝らさないと 見逃してしまうくらいに暗い竹林で
わずかな木漏れ日に照らしだされた茎は、妖しい美しさがあります。
ちなみに
ペールオレンジは、昔は「肌色」と言っていました。
当時は 何の疑問も持たずにいましたが
肌の色は 一様ではないことから、今は「肌色」は使わないようです。
この竹林では
アキザキヤツシロランとクロヤツシロランの両方の花を見ているので
実も両方できているはずですが、見分けは迷うところ
手持ちの図鑑には
結実後は どちらの小花茎も 40cmほどになると載っています。
そして、聞くところによると
アキザキヤツシロランの方が 茎が長くて色白
実の色も薄いというのですが・・。
写真の出来が悪いこともあって きっちりとは 同定できないため
今回は、キャプションなしの 画像掲載のみにして
同定は、次回以降の宿題としておきます。
↓ これは、クロヤツシロランしか出ないという場所で撮ったもの
クロヤツシロランだと思われます。
見るからに暗い竹林ですね。
密集する竹をかき分けて足を踏み入れるには勇気がいりますね。
アキザキヤツシロランはまっすぐに伸びる竹を相棒のように思っているのでしょうか。
そうですね。確かに暗すぎて、一人で入っていくには勇気がいります。
クマやイノシシはいそうもないので、そこはちょっと安心ですが・・。
アキザキヤツシロランは竹林に生育するので、そういう意味では相棒なのでしょうね。
イメージするランとはかけ離れた姿ですが、なかなか面白いランです。
そうですね。確かにヤブ蚊がいないのは嬉しいですね。
ただ、あの暑い頃に比べると竹林が暗くなっていて、写真はほぼボツでした。
仰るように、とても背が高くなっているのはアキザキだと思うのですが
そこまででもないものは、色が微妙に違うように見えても断定まではいかないです。
たくさん見ているうちに判るようにわかるようになるでしょうか。