ここ1年シビックにはまともに乗れていませんが、チームで参加している軽耐久があるため幸いサーキットには定期的に通えていました。
2014年に初めて参戦した軽耐久。(JA4トゥデイの非MTREC)
その後2017年シーズンよりビートで本格的に参戦を開始し、2018年からはトゥデイにマシンチェンジ。
そして今年ついにシリーズチャンピオンを獲得する事ができました。
ブログには2018年の第3戦から主催者が変わってレース中の写真を貰えなくなったため、記事としては上げられなくなっていました。笑
草レースとは言え、勝つのは大変。
ピーキーでスピンモードの早いビートではチャンピオンは取れないと判断し、トゥデイにスイッチした2018年シーズン。
↓買ったばかりの頃のJA4トゥデイMTREC
ビートより軽いボディにビートとほぼ同じMTRECを搭載。
きっとトゥデイは速いだろうと思ってましたが、ノーマルではビートに比べてかなり遅く、レースで使えるようになるまで結局丸1年使ってしまいました。
比較対象のビートは車高調とオイルクーラー追加くらいの仕様だったにも関わらずです。
そんな苦労(愚痴?笑)を今シーズンも終わった事だし、たまたま貰えた2019年シーズンの第2戦と第4戦の写真に挟みながら書かせていただきます。笑
・トゥデイを仕上げる上で特に苦労した点
①2速から3速が離れすぎていて3速シフトアップでパワーバンドを大きく外す。→2速をJA4非MTREC用のギヤに交換して若干ギヤ比変更(2速を2.500から2.294へ)。
(理想は2速をビート、3速をアクティ用にしたいけどレギュレーション違反)
②ビートに比べてファイナルギヤ比が全然違う(JA4 MTREC=4.866 PP1=5.714)ため、全体的に加速がかったるい。→ヤフオク死闘の末、4WD用のファイナル(JA5用ファイナル5.692)を投入。
上記の2速交換と相まって、ギヤ比はほぼビートと同等に。
③ギヤ比を変更してこれなら勝てると意気込んでいたところ、全開走行1時間半程で勝手にクラッチが滑り始める新事象が発生→純正クラッチでは新品でも容量不足&熱による滑り。仕方なく社外強化クラッチで対応。
④シンクロの容量が足りず(特に3速)、イナズマシフトをすると新品シンクロでもガリガリ音が出る。→トゥデイの後継機のJBライフやバモス等は3速のみカーボンシンクロに変更されているため、その部品を購入してシンクロのみ流用して対処。
(①~④を対処するため、1シーズンに5回ミッション降ろしました。笑)
⑤ホイールハウスにタイヤが干渉&左ドライブシャフトがフレームに干渉→ホイールハウス叩き出しで対応。
⑥リヤがトーションビーム式で車高を下げるとタイヤが右側にハミ出す(左輪は引っ込む)。それに対処するためラテラルロッドで調整してしまうと構造上左右のトーが片方はアウト、もう片方はイン方向に動いてしまう。そのため、トーを左右で揃えるようと思うと実際のところリヤの車高はトーが左右揃ったところで固定となる。
リヤの車高が決まってしまうとフロントもリヤにある程度合わせるしかない。
するとフロントのキャンバーが思った通りに付けられず足りない。
そのため、スプリングレートを上げて欲しいキャンバー量を減らしつつも社外調整式フロントアッパーの中でもキャンバーが付く物を探すのにとても苦労しました。
これでようやくビートよりもコンスタントに速いトゥデイに仕上がりました。
根気がないとレースで勝てるトゥデイを作るのは大変だと思います。笑
ここまで時間を掛けて熟成したトゥデイ
来年は大丈夫そうですが、万が一レギュレーションが変わって出れなくなるなんて事があれば、素直に売るのは悔しいのでチームから買い取りますかね。笑
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