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バモスホビオを製作する

2024-09-24 | VAMOS HOBIO PRO HJ1

普段の足車はN-ONEを愛用していますが、子連れだとヒンジドアは神経を使うし、ヤフオクの発送で大きな荷物を運ぶ時は1人乗車限定になってしまうし不便に感じる事が増えて来た。

なのでN-BOXを~では無く、前々から一度所有して勉強してみたいと思っていたバモスシリーズを探してみる事に。

 

1999年~2018年までかなり長期間販売されていた車両だけにバリエーションも豊富ですが、

見た目の好みでバモスよりもホビオが欲しい。奥様も乗るのでATで、構造がシンプルなNAエンジンの2駆が欲しい。

かつ、セカンドシートがダイブダウン式でシリーズで唯一フルフラットにできる純正貨物登録のホビオプロに絞り込む。

自分で1から修理前提で購入するから箱がまともなら他の状態は問わない。

バモスシリーズは軽バンの中では特に評判が悪く、安い車両がすぐに購入できました。13万也

そして引き取り~

今回は購入から修理して足車として活躍するようになるまでをまとめて掲載。

安い軽バンですから色々壊れているのは当たり前。

修理や故障が面倒なら最初から新車を買いましょう!

まずはバモスシリーズで定番不具合であるシリンダーヘッドガスケットを予防的に交換するためエンジンを降ろす。

この不具合の影響で市場評価が低く、おかげで安く購入できます。笑

同じE07Zエンジンを搭載するライフやザッツでは無縁でも、エンジンが後方搭載で冷却が厳しいバモスはオーバーヒートが発生しやすいのです。

しかし、一度熱が入ったエンジンは頑丈ですから、この作業自体は何度も経験していますが再発は一度もありません。

また、バモスの後期型からは対策としてラジエターファンの作動温度が変更されており、それを参考に前期型のこの車両でもラジエターファン作動温度を後期型相当に変更しています。

プラグは新品に交換。イリジウムプラグにしました。

O2センサーも新品交換。真っ黒でした。笑

若干ロングクランク気味だったのでクランクセンサーも新品に交換しておきます。

予防整備としてオルタネーター(発電機)のブラシを交換。

17万キロですが、まだ半分以上残っていて優秀でした。

タイミングベルトはもちろん、補器ベルトも全て新品に交換。

車両をぐるっと回ると色々トラブルに気付く。

トランクは建付け調整しても閉まりが悪いと思ったら対策品が出ていたのでラッチを新品へ

スライドドアは外側から開かないので確認したところ、経年劣化でワイヤーが伸びきっていたので新品交換

さらにスライドドアの集中ドアロックが効いていないのを発見。

部品はバックオーダーとなっており、待ってられないので分解。

内部に組み込まれたモーターのブラシが無くなっており、寿命だったのでモーターのみ汎用品の新品に交換しました。

スライドドアストッパーは劣化で割れていたので交換。色違いの丈夫そうなのが来ました。

ドアスイッチも接触不良気味だったため、全て交換

運転席ドアチェッカーは劣化のガタつきがあるため新品交換。

半ドア位置でドアが止まるように復元しました。

シフトレバーを操作すると、Pレンジ以外が点灯したりしなかったりと怪しい症状。

メーター球を交換しても症状に変化なし

結果、シフトレバー側のインヒビタースイッチの接点不良のため、新品に交換

ここは安全装置としての機能があるので安心な新品で正解です。

ステアリングがボロボロなのは気になるので交換

社外ステアリングボスの適合表を参考にRF5ステップワゴンの物を流用しました。

内装はクリーニングのため全ての内装を取り外し、ついでに車中泊用ランプをインストール

明るさは無段階調整できるようコントローラーを装着し、ポータブル電源などから電源供給して使用できるようにしました。

ナビは最初から2DINサイズが搭載できるようになっていますが、年式が古く旧型ホンダ20ピン規格であることから配線を製作して現行の24ピン規格ナビが装着できるようにしました。

今回はとりあえず余ってた現行規格の中では古いホンダアクセスナビを装着

メーターはデザインが古かったのでバモス最終型用の通称ブルーリングメーターを流用装着

走行距離も合わせてあるし、作動も全て正常に動くようにしています。

バックライトの照明が綺麗です。

オーバーヒート防止のため、デジタル水温計も装着済み。

外回りではこちらも定番である運転席、助手席の足元雨漏れの原因であるシーラーを入れ直しておきます。

上から塗布しても剥がれるので、一旦元のシーラーを全て剥がしついでに錆止め。

新しいシーラーをしっかり塗布しておき、この後塗装も入ります。

外装はクリアが剥がれているので全塗装です。

商用感を出したくなかったので、軽キャンピングカー風にトヨタ純正色のベージュを選択。

ホビオ純正色のバニラクレムよりも茶色の色になります。

費用を抑えるため分解は最小限で、元がシルバーなのでドア内も塗りました。

全塗装したら水切りモールの劣化も気になるので新品へ

車検も一発で合格し、完成です。

なかなか良いのではないでしょうか。

ヘッドライトはバモス最終型にだけ採用されたヘッドライトをクリア塗装でリペアしてから装着。

デザインの違いに普通は気付かれませんが、ウインカーのオレンジレンズが撤去されているのが特徴。

最終型バモスは初代N-BOXと併売だったこともありリフレクターデザインもN-BOXノーマルモデルに近い物となっています。

タイヤは新品に交換してアライメントも調整済み

軽貨物登録なのでタイヤは貨物仕様となります。

ホイールキャップは撤去して、センターキャップにアクティトラックの物を装着。

 

走りの方は見た目の腰髙感とは裏腹に、エンジンが車両中心の低い位置に寝かせて搭載されている事から重心が低く走りにも安定感があって気に入りました。

ただし3ATなので高速では80㎞/hで約5000rpmとなります。笑

そこそこの角度でアクセルペダルを踏み続けるのは疲れるので後からワイヤー式クルーズコントロールシステム

シリウスLC210を装着。

アクセルワイヤー式の旧型車にもクルーズコントロールは後付けできるんですよ。

最後に子供たちが汚れた靴で乗り込んでも掃除が楽に出来るよう純正ゴムマットを装着

全然速さはないんだけど、何かと使い勝手が良いホビオが気に入りました。

 

そのうち売ろうとも考えていますが、中古相場に対して修理費用がそれなりに掛かっているので売るには不向きかな。笑

エンジンが床下なおかげでN-VANよりも荷室が広く、大人2人が並んで寝れるホビオ。

古いですが構造はシンプルで故障には強そうだし、なかなか面白い車だと思いますよ。

 



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