愛しのボニー

元保護犬
2020年9月21日没(推定10歳)
ラブラドール・レトリバーのボニーの思い出

最後の2日間

2021-02-01 12:02:59 | 思い出

ボニーとの最後の2日間の記録

 

まず、おことわりしておきます。

これから書くことは楽しいことでも愉快なことでもありません。

自分にとって避けて通れない部分なので 苦しみながらでも書くことにしました。

どうかスルーしてください。不快に感じた方 申し訳ありません。

 

 

わたしの夫は2年前から病と闘っています。

その病の名前は書きたくないので書きません。が。

おそらくご想像の通りかと思います。

 

闘っている…といっても勝つことはありません。

延命のための治療をしています。

生存期間の平均値は1年…

長いこと頑張ってはいますが、病院で会う人が 知ってる顔が

ひとり またひとり消えていきます。

 

治療の後はひどく体調が悪くなり 苦しむ彼を見守るしかなくて

苦しさも命も分けあえたらな…と いつも思います。

「患者の家族は第2の患者」といいますが まさに…

 

どうしていいかわからず 叫び出したくなる時も

怖くて逃げだしたい時も 悲しくて涙が止まらない時も

ボニーがいてくれたから正気を保てたのかな と思います。

 

 

前置きが長くなりました。

ボニーの死の2日前 9月19日 土曜日の話です。

この日 夫とわたしは眼科へ行きました。

 

病というのはドミノ倒しのように様々な器官に悪い影響を広げていくのですね…

失明の危険があると言われ 検査に行ったのです。

 

わたしは前の晩から心配で眠れませんでした。

失明の心配と 情けないことに自分の運転の心配もありました。

初めて行く場所はとにかく緊張します。

 

翌朝 いつものように4時30分すぎにボニーとお散歩スタート。

ボニーは元気でいくらでも歩きたがりました。

 

1時間以上歩いているのと わたしはやはり眼科のことが気になって

「もう帰りましょ」というと ボニーはしばらく座りこみましたが

ようやく納得してくれて家に帰りました。

 

午前中 眼科へ。

検査の結果はとくに異常は認められず 夫とわたしは祝杯をあげたい気分(あげませんが)で帰宅しました。

ボニーは夕方も元気に散歩して晩ごはんも食欲もりもりで

いつもと変わったところはありませんでした。

 

異変があったのは翌日 9月20日 日曜日のことでした。