今日は、はっとすることがあったので記録しておこうと思います。
今日は、友達と久々に会ってドライブしたりしてたんですが、同い年の独身どうしってことで、将来の話とか色々としていました。結婚のこととか出産のことなど…
本当は人に言うつもりはなかったんですが、何か色々とぶっちゃけまくってたので、この流れなら話せるかなと思って、自分の将来について抱いている、正直な不安を友達に話しました。
ここで書くのも初めてです。
私の母は、私が産まれる前から病気を患っていて、自分が物心ついた頃には、母はよく何もないところで転んだり倒れたりしていました。回りに人がいようといまいと関係なく、自分の意思とは反して、です。
この病気は「脊髄小脳変性症」という病気で、発音が上手く出来なくなったり、平衡感覚がうまく取れなくなる病気で、一生治ることはなく、次第に筋力が衰えていくという病気です。現代の医学での治療法は、薬で進行を遅らせるくらいしかありません。
母の病気は母方の祖父の家系の遺伝らしく、母の妹(叔母)と、母の父(祖父)も同じ病気だったそうです。
父の母(父方の祖母)は、自分がすすめたお見合いで、父が、病気を持った母と結婚することになったため、ずっと悔やんでいるようでした。
兄と私が産まれた後も、祖母は幼い私達に「あんたたちは子供なんて産みなさんなよ」とか「うちはあんたたちがお母さんみたいな病気にならんかが心配」と言ってきました。
それがあったので、何となく「自分は結婚も子供産むのもダメなんだ」と思い続けてきました。
ただ、家族や親戚以外の人たち(会社の人など)は、そんな事情も知らないので、「早く結婚して子供産みぃ。」とよく言ってくるため、いつも笑ってはぐらかしていました。
私だって何の迷いもなければ、遺伝しないって分かれば、堂々と婚活とかしたいよ…と思っていました。
そこから色々障害者のことについてずっと考えていました。
母は、家に看護師さんが来る「訪問介護」を受けており、入院をしていなかったので、看護師さんが来ない間は父が母の介護をしていました。
間近で、家族が介護をする大変さを知っているので、もし自分が産んだ子供も同じようになったら…と思うと、どうしても将来の展望に消極的になってしまう自分がいました。
それを友だちに打ち明けたところ、友達はきっぱり、「それは産んでみらんと分からん。」と言いきりました。
友達は養護教諭なので、障害を持っている子がいたら、そういう「特性」を持っている子として対応してると言っていました。子供は様々な“特性”を持っていて、障害もその“特性”の一つにすぎない。
そして、「子供を授かること自体が幸せなことでしょ?」とも言っていました。
その考えにはっとさせられました。
違った考え方というか、自分には考えももしなかった見方だったので、「本当そうだよなぁ」と思わされました。
こんなことで悩んでいた自分が恥ずかしくなりました。
今までは人様に迷惑をかけないように生きることが美徳だったと思います。今もきっとその考えは根強い。
障害者は、人の手を借りないと生きていけない。それを疎ましく思い、障害者のない世界を望む人がいるのも事実です。
私も、父が母の介護をしてるのを見たり、家に看護師さんや歯医者さん、ヘルパーさん、ケアマネージャーさんが来て母の面倒を見ているのを見て、こんなに沢山の人の手を煩わせて…と正直思っていました。ヘルパーさんが取り替えてくれた使用済みのオムツを、ゴミ袋に入れてゴミ出しをするのは私の仕事だったので、その強烈な臭いに顔をしかめたことは一度や二度ではありません。
母のお通夜で、祖母は親戚に「(母の介護を長く務めてきた父を)褒めてやりたい」と色んな人に言っていました。
娘の私は正直複雑な気持ちでしたが、それくらい介護生活というのは大変なものです。分かってます。
だけど、だからといってこの世が健常者だけの世の中になるべきだというのはちょっと違う気がします。優性思想っていうんですかね、こういうの。
もしこの世がイケメンや美女しか人権がないって言われたら、一体何人が人間扱いされなくなるんでしょうか。私ももれなく人間でなくなりますね、ハイ。
ちなみに、私はよく物語に出てくる「若くて美しい娘」とかいう表現が死ぬほど嫌いです。逆に「若くて美男の王子」とか言わんくね?不公平や。
お前は不細工だから人間じゃねえなとか、白人以外みんな奴隷なとか、その考えっておこがましくないですか?神かよ。
そもそも、イケメンや美女の線引きって何?白人が優位な理由って何?障害者の線引きって何?
それこそ、神から与えられたものにいちゃもんつけてるようなもんですね。
私が読んでた『チェンソーマン』にも似たようなセリフがありました。
最後の方で、主人公が「アンタの作る世界には糞映画はあるかい?」と聞くと、相手は「面白くない映画はなくなった方がいいと思いますが」と答えます。その答えを聞いて、主人公は相手と戦うことを決意する、という場面です。
話は戻りますが、現場でさまざまな子供達を見てきた友人だから言えることであり、説得力もある話で、長年自分の中で蟠りになっていた悩みをほぐしてくれた出来事でした。ありがとう。少し気持ちが楽になったよ。(最終的には「ま、その前に相手を見つけないことには話にならないんだけどね」と締め括っていましたが笑)
改めて違いを認めることの大事さを学んだ1日でした。