抵抗力がない状態やから冬は特に気をつけないかんで!!
肺炎になったら覚悟せないかんよ!」
弟が亡くなる直前に「心肺停止」「肺炎」と聞いて
救急救命士である弟の友人から聞いた言葉が脳裏に浮かんだ。
冬の始め…その日はたまたまその友人と弟のところへ。
病室の入り口にある消毒液をまんべんなく手にすり込んだ友人を見て
「そこまでやらないかんの?」と軽い気持ちで言った私。
するとその友人は
「これからどんどん寒くなって空気も乾燥してきたらもっと注意せないかん!
話しかけるんもマスク越しに話しかけるくらいのつもりでおらないかんよ!!」
「なんで?だってまだ(弟は)若いから多少風邪ひいたって大丈夫やろ?」
今思えば本当に甘い考えだった。
そしてその友人から次に出た言葉が冒頭の言葉だった。
それまでは「いくら障害が残って寝たきりっていってもまだ若いから大丈夫!」
って思ってた私にはとてもショックな宣告だった。
ショックでショックで弟のベッドの横で弟の顔を眺めながら泣いたあの日以来
「来るべき時」のための覚悟はできてるつもりだった。
でもあまりにも突然で早過ぎた出来事にやっぱり泣くしかできない。。。
病院に運ばれた時は普通だったのに…
「病室に行ってから声掛けたらいいや!」って思ってたから
CT撮りに出てきた時何にも声を掛けてあげることができなかった。。。
のんきな姉ちゃんでごめんね。。。
泣いてばかりの姉ちゃんでごめん。。。
覚悟してたつもりだったのに全然出来てなかったなぁ…
こんなことならもっともっと会いに行ってあげればよかった。
あんた、姉ちゃんが冷たい手で触ったらいつも嫌そうな顔してたけど…
嫌がられてももっともっと顔なでまわしてもっともっと手握っといたらよかった。。。
もっともっと声かけて釣りの話もいっぱいしてあげればよかった。。。
ほんまにごめんよ。。。