よっちんのフォト日記

旅先や日常で感じたことを
写真と文章で綴ってみたい。
そう思ってブログを始めてみました。

「京の台所」を散策-京都市中京区:錦市場

2023年02月12日 | 京都市(北区、上京区、中京区、下京区)
Nishiki Market, Nakagyou Ward, Kyoto City

さてさて、ワタクシ達は美味しいコーヒーを飲んだ後は、繁華街である新京極通を南に向かって歩いて行きました


すると錦天満宮という神社があるんですよ。「天満宮」ですので、もちろん菅原道真を祀った神社ですね。
京都では『錦の天神さん』として親しまれているんです


新京極通の商店街の横にあるので、お買い物がてら学問の神様・菅原道真に参拝できる便利な立地なんです。
そんな場所柄もあってか、御利益は知恵・学問に加えて商才も謳われています


そして、この錦天満宮を西へ向かうと、大いに賑わう場所があるんですよ


これが「京の台所」と呼ばれる錦市場なんです。錦市場は魚、京野菜といった生鮮食材のほか、乾物や漬物、
おばんざい(京言葉で日常の惣菜)などの加工食品を商う老舗・専門店が集まる市場です。
京都独特の食材は、ほぼここで揃うんです。最近はこの錦市場で食べ歩きを楽しむ観光客が随分と増えました


京都はお漬物の種類が豊富です。全国的には「千枚漬け」が有名でしょうが、ワタクシは「すぐきの漬物」が大好きです


錦市場は新鮮な旬の食材の品質の良さや豊富な品揃えが支持されて、市民生活と密着しています。
質の良いものを揃えているために価格を高めに設定する店もあるが、高品質や豊富さから「ほんまもん」(本物)を扱っていると信頼し、
納得する市民が多いんですよ。錦市場というのが、一つのブランドになっているんですね


京都の人は揚げが好きです。(関西では「揚げ」のことを「お揚げさん」と呼びますが)
ワタクシも揚げが好きで、厚揚げも油揚げもよく食べます。錦市場を歩いていろんな食材を見ていると、猛烈に空腹感を感じました。
朝早くから家を出てきたので、時刻はまだ11時半ですが昼食を食べに行くことにしたんですよ

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


日本国内でも、外国に行った時でも、市場やマーケットを歩くのが大好きです。
その土地の食材がよくわかるし、地元の人達の飾り気の無い素顔を見ることが出来ますからね。
そろそろ外国の市場を歩きたいという欲求が高まってきます。3年間、我慢しましたからねぇ。



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懐かしい喫茶店-京都市中京区:「六曜社」

2023年02月11日 | 京都市(北区、上京区、中京区、下京区)
“Rokuyosha”, Nakagyou Ward, Kyoto City

さてさて、京都の散策を続けるワタクシ達は、先斗町へとやって来ました。


先斗町は「ぽんとちょう」と読みますが、鴨川沿いを南北に走る約500mの小路を指す言葉です。
京都を代表する花街の1つで、芸舞妓さんたちの稽古場や茶屋、料理店など、昔ながらの店が密集してるエリアです


最近は古い建物を活かしたおしゃれな隠れ家レストランも増え、観光客や若い人に人気のお店も多いようですね


ただ、ここはあくまでも「夜の町」ですね。朝早い時間の先斗町は、営業しているお店もほとんどありません


この時、ワタクシ達は朝から寒い中を歩いてきたので、「熱〜いコーヒーでも飲みたいなぁ」という気分でした。
でも、先斗町には営業しているお店もほとんど無いので、河原町通の方に向かいました


「河原町通ならコーヒー飲める店があるやろ」と思って行ったのですが、ワタクシ、「あッ」と思うお店がありました。
この喫茶店、「六曜社」と言うのですが、ワタクシが学生だった時(40年前ですね)に何度か入った記憶があったんですよ


中に入ると…ああ、昔と何も変わっていません。ワタクシの記憶の中にある店内がそのままでした。
地元の方からも、京都に訪れた観光客にも長年愛され続けている名喫茶なんです


手書きのメニューがいいですね。コーヒーはブレンドコーヒー1種類のみ。なんとも潔いじゃないですか


学生時代、ここでコーヒーを飲みながら、長い時間友人達と語り合った時間を思い出しました。
夢を語り、政治を語り、人生論を語っていた学生時代。ワタクシは学生時代を京都で過ごしたことを幸せに思います。
そして、今でも当時の友人達と付き合いがあることを嬉しく思いますわ

「六曜社」…京都府京都市中京区河原町三条下ル大黒町36

使用したカメラ:FUJIFILM X-Pro2


先日、学生時代のメンバー5人で集まり、飲み会をしました。話をしていると、自然と学生時代の思い出が話題になります。
決して真面目な学生ではありませんでした。アホなことをいっぱいしたメンバーです。
みんな60代になりましたが、今も「アホ」で「ヤンチャ」な部分を残しているのが嬉しいのです。



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隠れた名刹-京都市北区:等持院

2019年02月15日 | 京都市(北区、上京区、中京区、下京区)
Toujiin Temple, Kita Ward, Kyoto City

さてさて、新春の京都を散策してきたワタクシ達ですが、この日の最後の目的地へとやってきました


ワタクシ達がやって来たのは京都市北区の等持院でして、臨済宗天龍寺派のお寺である等持院は
足利氏の菩提寺としても知られており、足利尊氏のお墓があるんですよ


なにせこの近くには鹿苑寺金閣、竜安寺、仁和寺と世界遺産のお寺が目白押しなので、
どうしても等持院は影が薄いというか、あまり知名度が高くないんです


逆に言うと、そのおかげで観光客はあまり(ほとんど)やって来ないので、静かな参拝が出来るんです。
ワタクシ、ここのお寺はなかなかの穴場だと思います


方丈からのんびりと庭を眺めます。こうして静かに庭を眺められるのが嬉しいですね。
京都の有名どころのお寺では、今では静かに庭を眺めるなんて無理な状態ですからねぇ


こちらの庭園は夢窓疎石の作だと伝えられています。ではでは、庭の方を歩くとしましょうか


この庭なのですが、本来はこの庭の美しさに加えて、北側にある衣笠山を借景としていたので更に美しさが際立ったそうです。
ところが、現在は木々によって衣笠山が見えないようになっているんです


これには理由があって、等持院と衣笠山の間に大学があって、大学が規模を拡大したために衣笠山の前に
大学の校舎が見えてしまうようになったんです。ですので、無粋な校舎が見えないように木々を植えて
校舎が見えないようにしてあるんです


「いらんところに校舎建てやがって」と悪態の一つでもつきたくなるのですが、その大学、ワタクシの母校なんですよ。
しかも借景の邪魔になっている校舎は、ワタクシが学んだ学部の校舎なのです


ですので悪態はつけそうにもありません。とはいえ、校舎を立てる時に配慮はしてほしかったなぁと思います

使用したカメラ:3、5、8枚目はFUJIFILM X-Pro2、他はFUJIFILM X-T1


この日も晴天に恵まれ、楽しい京都散策が出来ました。
この後、ワタクシ達は大阪に戻り、夕方前からビールを傾け、大いに飲んだのでありました。
オジサン達は今年も元気なのです。



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終着駅-京都市北区:北野白梅町駅

2019年02月14日 | 京都市(北区、上京区、中京区、下京区)
Kitano Hakubaicho Station, Kita Ward, Kyoto City

さてさて、学問の神様である北野天満宮もそろそろ後にする時間となりました


今年は亥年ですね。ワタクシは丑年生まれなので、2年後が年男になります。
その時には還暦になるわけですから、歳月が過ぎるのは早いなぁと思いますわ


天満宮を参拝しても、今更頭が良くなることは無いでしょうが、少しは仕事の効率が良くなるように頭の回転が
早くなればいいなぁと思うワタクシでありました。最近は歳のせいか、頭の回転が鈍いんですよ


北野天満宮から西に向かうと、京都市北区の北野白梅町駅があるんです。
この駅は「嵐電 北野白梅町駅」という看板がありますが、正式には京福電気鉄道北野線北野白梅町駅なんです。
京福電鉄のうち、ここ北野白梅町駅から帷子ノ辻駅までの区間が北野線でして、嵐山駅から四条大宮駅を結ぶ嵐山本線とともに、
「嵐電」の名前で京都市民に親しまれている路線なんですよ


北野白梅町駅はホーム全体がドーム状の屋根で覆われ、終着駅らしい佇まいを見せています。
列車はすべて帷子ノ辻駅行きなのですが、これを「かたびらのつじ」と読むのも難しいですね


北野線の営業キロは3.8km。その間に10の駅があるのですから、駅と駅の間は平均すれば400mに満たないんです。
とはいえ、沿線には竜安寺、妙心寺、仁和寺、太秦映画村などの名刹や観光地があるんですよ


また、途中の宇多野駅から鳴滝駅の間は線路両側には桜並木があって桜のトンネルになっており、
春の開花時には鉄道ファンはもちろん、多くの人が写真撮影にやって来るんです


昨今は地方の中小私鉄というのは、どこも経営状態が苦しいのが現状です。
しかし、京福電鉄の京都市内を走る嵐電と叡電に関しては、観光客の収入が大きいので存続は心配ないでしょうね


ワタクシは鉄道が好きなので、ついつい寄り道をしてしまいました

使用したカメラ:1〜3枚目はFUJIFILM X-T1、他はFUJIFILM X-Pro2


京都市内の公共交通機関というと地下鉄と市バスがあるのですが、行楽シーズンともなれば道路は大渋滞するので
バスはよく遅れるんですよ。そんな時に、地下鉄と京福電鉄は時刻表通りに運行してくれるのですごく有難いんですよねぇ。
でも、一番効率のいい交通機関は実は自転車かなぁと思います。



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梅と牛-京都市上京区:北野天満宮

2019年02月13日 | 京都市(北区、上京区、中京区、下京区)
Kitano Tenmangu Shrine, Kamigyo Ward, Kyoto City

さてさて、ワタクシ達は京都市上京区の北野天満宮を参拝していたのですが、
言うまでもなく全国に数多ある天満宮に祀られているのは菅原道真ですよね


道真は幼少の頃から神童と呼ばれるほど頭脳明晰だったようで、国の難関試験に若くして次々に合格していきます。
また人間的にも清廉潔白で、多くの人に慕われていたというような記録が残っています


一方、乗馬や弓なども非常に秀でていたようで、今でいえば「文武両道」というような人物だったのですね。
ワタクシのように「文」も「武」も大したことがない人間にしてみると、羨ましい限りです


道真は宇多天皇に重用され、従二位右大臣の位につきますから、閣僚のNo.2にまで出世したということですね。
道真が残した業績で有名なのは「遣唐使の廃止」ではないでしょうか


9世紀末、唐は国が乱れてきており、道真は高い国費を使い、危険な道中を鑑みても、
わざわざ唐まで優秀な若い人材を派遣する価値は無いと考えたのですね。
このことが結果的には、中国の影響を受けない日本独自の文化を生み出して行くことになるわけです


ただ、「出る杭は打たれる」という言葉がありますが、あまりにも優秀な道真は当時の最大の権力者であった藤原氏から
激しい嫉妬を受けるのですね。藤原時平たちが醍醐天皇に、根も葉もない悪い噂を吹き込むんですな。
その噂を信じてしまった醍醐天皇の逆鱗に触れ、道真は福岡の太宰府に左遷させられるんですね


悲しみにくれる道真が「東風吹かば 匂ひをこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」という句を詠んだのは有名ですが、
道真は幼少の頃から梅の花を愛し、菅原家の家紋も梅の花だったそうです。
ですので、天満宮には必ず梅の花が植えられています。写真に写っている木も梅の木ですし、
ここ北野天満宮には見事な梅林があるんですよ


また天満宮に必ず祀られているのが牛なんです。これは道真が丑年生まれであったということと、
菅原道真の遺骸を載せた車を引く牛がとあるところで座り込んで動かなくなってしまいました。
鞭でたたいても押しても全く牛は動こうとしないので、菅原道真はこの牛が動かなくなった場所を
自分の墓地としたいのだと周りの人は考え、そこを墓地と定めたという逸話が残っているからなんです。
ですので、天満宮の牛は立っているのではなく必ず座っているんですね


ではでは、そろそろ天満宮を後にして、次の目的地へと向かうとしましょうかね

使用したカメラ:3、5、6枚目はFUJIFILM X-T1、他はFUJIFILM X-Pro2


いつの時代でも、優秀な人材というのは恨みや妬みを買うものですね。
そう考えれば、私のような凡人は他人から恨まれたり妬まれたりすることもないので、幸せなのかもしれません。
その代わり、大きな成功や富を得ることも無いのでしょうが。



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