浮御堂ではありません-奈良県奈良市：浮見堂

Ukimido, Nara City, Nara Pref.

さてさて、春日大社を後にしたワタクシは、奈良公園を歩いていました。
奈良公園にはこじんまりとした梅園があったので、梅の花を見ようと梅園に向かって行きました。


この日は2020年2月11日。梅の花は三分咲きといったところでしょうか。


この日の奈良地方は見事な「快晴」でした。何を撮影するにも、雨天や曇天よりも晴天の方が嬉しいのですが、
特に花を撮影する時は晴天が絶対にいいですよねぇ。


奈良公園を南に歩いていくと、鷺池という池があります。浮見堂は鷺池に浮かぶ六角形の緩やかな屋根の東屋です。
大正5年の建造で、その後平成6年に修理されたそうです。歴史的な建造物ではありませんが、周囲の景色に融け込んでいて、
団体の観光客があまり来ないこともあり、ちょっとした穴場スポットになっています。
なかなかフォトジェニックな建物で、ワタクシは季節ごとにこの場所で撮影するのが結構好きなんですよ。


この浮見堂なのですが、造られた当初は「浮御堂」という漢字が使われていました。
しかし、この建物はあくまでも東屋であって、仏教とは何の関係もない建物なので「浮見堂」と漢字を改めたそうなんですよ。


ワタクシは小学校の遠足でここを訪ねたことを覚えています。
浮見堂から弁当の米粒を池に投げ込むと、驚くほどの鯉が集まってきたことをよく覚えています。


何度も訪れた場所には、気がつくといつも写真を撮りたくなる撮影スポットが出来ています。
ここ浮見堂では、苔むした大きな石を手前に入れたこのアングルが好きなんですよ。
願わくばすぐ目の前まで、水鳥が来てくれないかなぁと思ったのですが、さすがにそう上手くはいきませんでした。


大阪から奈良まで鉄道を利用すれば1時間弱で行くことが出来るのですが、奈良に行くと人が物静かで大人しいなぁという印象を強く受けます。
ちょっと気になったので調べてみると、都道府県別で奈良県が1位になっているものを見ると
「京都大学合格者数」「大阪大学合格者数」「旧七帝大合格者数」「パソコン普及率」「ピアノ普及率」
「一世帯あたり貯蓄額」「学習塾・予備校費用」などが全国で1位なんですよ。
逆に47位（最下位）なのが「雀荘数」「焼酎消費量」「貸金業事業所数」「飲食店店舗数」「飲み屋店舗数」「喫煙率」なんですよ。
堅実で教育熱心、無駄金は使わないという県民性が浮かび上がってくる気がしますね。

使用したカメラ：3、4、6枚目はFUJIFILM X-T30、他はFUJIFILM X-Pro2


これまで職場でも奈良県出身の人と何度も一緒に仕事をしましたが、押し並べて真面目で物静かな印象があります。
とは言え、明石家さんまのような人もいるわけですから、奈良の人でも当然賑やかで喋り好きな人もいます。
ちなみに、関西以外の人には分かりにくいかもしれませんが、明石家さんまが喋る言葉は関西言葉ですが「大阪弁」ではありません。


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