ちょっと一息-岐阜県高山市：三町・「藍花珈琲店」

さてさて、ワタクシは岐阜県高山市にやって来て江戸時代の風情を残す三町の散策を楽しんでおりました。
ワタクシは町並みの美しさはもちろんなのですが、ちょっと変わったものに目が行ってしまうんですよねぇ。


木造家屋が多いからでしょうね。このエリアには消火栓を数多く見かけました。
にもかかわらず「木造家屋は火に弱いのでタバコを吸いながら歩くのはやめてください」という張り紙を何度か見ました。
「そんな言葉を書かねばならないのは残念だなぁ」と思うべきなのか
それとも「そんな言葉を書けばみんなが守ってくれるのだから、日本人はまだましだよなぁ」思うべきなのか…
まぁ、後者だと思うようにしましょうかねぇ。


こんな犬矢来があるのを見ると、「ここは京都か？」と言いたくなりますね。
そういえば犬矢来という言葉も、今では若い人には通用しない言葉でしょうねぇ。


ちょっと裏通りに入ってみたら、こんな銭湯がありました。「あぁ、ここにはちゃんと人の暮らしがあるんだなぁ」と思いました。
願わくば…自動販売機が無かったら、もっと風情があったのですがねぇ。

かくして、ワタクシは早朝から飛騨高山の古い町並みをテクテクと歩き回ったのでありますが、この日はとても蒸し暑い日でありました。
ワタクシ、ちょっと冷たいものでも飲んで休憩したいなぁと考えておりました。


ちょうど具合のいいことに「藍花珈琲店」(ランカコーヒー店)という蔵造りの素敵なお店がありました。
ちょっと冷たいものを飲むにはよさそうじゃあーりませんか。とゆーことで、ワタクシはお店に入って行ったのでありました。


８時開店のこのお店、ワタクシがこの日最初の客のようでありました。
太い柱に太い梁…いいですねぇ、この雰囲気。聞こえてくるジャズの音色も耳に心地よいのです。


木の香りというのは、心を落ち着けてくれる気がします。コンクリートや鉄筋ではなく、自然の素材というのはいいものですね。


こういうお店が近所にあれば、文庫本を持って頻繁に足を運びたくなりますよね。
コーヒー一杯でゆっくり本を読みたくなる…そんな空間でありました。


どーですか。ワタクシが注文したのは「アイス茶プチーノ」というものでありました。
「カプチーノを抹茶で作ったもの」ということなのでしょうが、なかなかけっこうなお味でありましたよ。

藍花コーヒー店…岐阜県高山市上三之町93

使用したカメラ：１～４枚目はCanon EOS7D、５～８枚目はFUJIFILM X10


旅先に出て素敵なお店を見つけると、なんだか得をした気分になるんですよねぇ。
今回の旅(といってもたった一泊ですが)では、入ったお店がどこも当たりだったんですよ。
「美味しいものアンテナ」の感度は良好だったかなぁ。


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