Nanpian-Kannonji Temple, Tondabayashi City, Osaka Pref.
さてさて、延命寺で新緑を楽しんだワタクシなのですが、延命寺がある南河内エリアには
他にも新緑が美しい(ということは紅葉も美しい)お寺がいくつかあるんですよ。
ワタクシはその中から、大阪府富田林市の楠妣庵観音寺に向かうことにしました
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楠妣庵観音寺は富田林市といっても、市街地から離れた山あいにある臨済宗妙心寺派の小さなお寺です。
紅葉の時期にはカメラマンなどが訪れたりするのですが、それ以外は本当に静かなお寺なんですよ
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このお寺は楠木正成の妻であった久子が夫と息子、一族の菩提を弔いつつ、16年間の余生を過ごした場所なんです。
楠木正成といえば後醍醐天皇を奉じて鎌倉幕府打倒に貢献し、建武の新政の立役者として
歴史上名を知られた人物ですが、彼は楠妣庵観音寺のすぐ近くにある大阪府千早赤阪村に住居を構えていたんです
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そのため、この界隈には「楠木正成ゆかりの地」というのが結構たくさんありまして、
地元では「楠公さん」という呼び方で今でも親しまれているんですよ
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楠木正成は明治時代になると、南北朝時代の南朝が正統であるとされると「大楠公」と呼ばれるようになり、
皇国史観の下、戦死を覚悟で大義のために戦場に赴く姿が「忠臣の鑑」、「日本人の鑑」として讃えられ、
戦前までは修身教育でも祀られたんです
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しかし、戦後になって歴史に対する価値観が大きく変わると、楠木正成はむしろ「悪党」というイメージが強調され、
(ただ、ここでいう悪党は中世に既存支配体系へ対抗した者・階層を指す言葉であって、
今でいう犯罪者とかならず者という意味ではありません)
ずいぶんと評価が変わり、教科書などでもあまり大きく取り上げられることはありません
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まあ、歴史上の人物への評価というのは、その時の時代の価値観で大きく左右されますよね。
ただ、楠木正成という男は出自に様々な説があったり、何と言っても戦においてゲリラ的な戦術で
数々の勝利を挙げるなど、なかなか興味深い人物であることは間違いありません
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どうしても日本史では戦国時代、あるいは幕末に人々の関心が集まり、人気も高いんですよね。
しかし、正成が活躍した中世というのも、なかなか面白い時代だとは思います
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ではでは、そんな楠木正成ゆかりのお寺ですが、もう少し美しい新緑を見に行くとしましょうかね
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使用したカメラ:2、3、7枚目はFUJIFILM X-T1、他はFUJIFILM X-Pro2
この地域で今でも楠木正成が英雄視されているように、日本各地でその地ゆかりの人が
今も尊敬されたり、愛されたりしているのでしょうね。
日本各地を旅していると「郷土の英雄○○を大河ドラマで」と書かれている垂れ幕や看板を何度も見ましたよ。
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さてさて、延命寺で新緑を楽しんだワタクシなのですが、延命寺がある南河内エリアには
他にも新緑が美しい(ということは紅葉も美しい)お寺がいくつかあるんですよ。
ワタクシはその中から、大阪府富田林市の楠妣庵観音寺に向かうことにしました
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楠妣庵観音寺は富田林市といっても、市街地から離れた山あいにある臨済宗妙心寺派の小さなお寺です。
紅葉の時期にはカメラマンなどが訪れたりするのですが、それ以外は本当に静かなお寺なんですよ
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このお寺は楠木正成の妻であった久子が夫と息子、一族の菩提を弔いつつ、16年間の余生を過ごした場所なんです。
楠木正成といえば後醍醐天皇を奉じて鎌倉幕府打倒に貢献し、建武の新政の立役者として
歴史上名を知られた人物ですが、彼は楠妣庵観音寺のすぐ近くにある大阪府千早赤阪村に住居を構えていたんです
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そのため、この界隈には「楠木正成ゆかりの地」というのが結構たくさんありまして、
地元では「楠公さん」という呼び方で今でも親しまれているんですよ
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楠木正成は明治時代になると、南北朝時代の南朝が正統であるとされると「大楠公」と呼ばれるようになり、
皇国史観の下、戦死を覚悟で大義のために戦場に赴く姿が「忠臣の鑑」、「日本人の鑑」として讃えられ、
戦前までは修身教育でも祀られたんです
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しかし、戦後になって歴史に対する価値観が大きく変わると、楠木正成はむしろ「悪党」というイメージが強調され、
(ただ、ここでいう悪党は中世に既存支配体系へ対抗した者・階層を指す言葉であって、
今でいう犯罪者とかならず者という意味ではありません)
ずいぶんと評価が変わり、教科書などでもあまり大きく取り上げられることはありません
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まあ、歴史上の人物への評価というのは、その時の時代の価値観で大きく左右されますよね。
ただ、楠木正成という男は出自に様々な説があったり、何と言っても戦においてゲリラ的な戦術で
数々の勝利を挙げるなど、なかなか興味深い人物であることは間違いありません
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どうしても日本史では戦国時代、あるいは幕末に人々の関心が集まり、人気も高いんですよね。
しかし、正成が活躍した中世というのも、なかなか面白い時代だとは思います
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ではでは、そんな楠木正成ゆかりのお寺ですが、もう少し美しい新緑を見に行くとしましょうかね
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使用したカメラ:2、3、7枚目はFUJIFILM X-T1、他はFUJIFILM X-Pro2
この地域で今でも楠木正成が英雄視されているように、日本各地でその地ゆかりの人が
今も尊敬されたり、愛されたりしているのでしょうね。
日本各地を旅していると「郷土の英雄○○を大河ドラマで」と書かれている垂れ幕や看板を何度も見ましたよ。
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最近の社寺由来とか、村おこし名所
には???がつきものです。我々の
歴史上、名だたる方は別として、世
間一般の女性は巷間に名前が出ない(
知られていない)ものです。系図では
□表示、過去帳などでは女(むすめ)一
文字だけ。ナビ庵の楠木久子さんなど
何処から来たんでしょうか?それこそ
正成が忠臣として神格化されていた戦
前には常識としても考えられないこと
です。南河内の一農婦が南朝方のジャ
ンヌダルクとなって楠木父子より先頭
に立って、勢い挽回に一役買う・・・
ともなれば史上に名前が燦然と出てく
る(残る)のでしょうが、案外、住職の
祖母あたりの名前を引っ張ってきたの
ではないでしょうか?
楠木久子なる女性は、なび庵
住職関係者ではないことがわ
かりました。しかし、想像上
の人物には間違いなさそうで
す。そもそもの初出は明治か
ら大正にかけて、宗教家、農
政家、歴史家(国学者)とし
て活躍した織田鷹州(織田完之
-おだかんし-)なる人物に
よって、その著作にあらわれ
たのが初出。吉川英治の私本
太平記などでも登場している
ようです。別名、南江久子。
だからといって、創作上の女
性には違いありません。明治
乃至大正生まれの国史上の女
性といったところでしょうか。
確かに...ご当地大河ドラマ誘致に皆さん
一生懸命ですね...
成功すると思わぬ経済効果がうまれます!
恩恵うける事は間違いなしです!!
これから出かけます(^_-)
紋ちゃんに 応援 ポチッ
こちらも新緑も、素晴らしいですね♪
苔むした石の階段も、いいですね。
歴史上の人物の評価って、その時代に変わ
るんですね。
興味深いです。
凸
新緑きれいですね
苔むした石の階段の3枚目の写真すごく良いですね~
一番下の写真も好みです
応援ポチ!
☆(^_-)-☆よっちんさん、今日は~!
四月もお越し頂き心温まるコメントや応援を有難うございました。
来月も宜しくお願いいたしま~す!
@(´・ω・`)@「よっちんのフォト日記ブログ」からの色んな情報を見聞させて頂き楽しいひと時を過ごさせて頂き感謝で~す!
・来月もお伺いさせて頂くのを楽しみにしております。
☆彡今日の「人気ブログランキング」に➡応援のポッチで~す!
★「FaceBook」も→✔・いいね!済!
:(´・ω・`):今日のMyBlogへのお誘い<⇊>
・我が町の世界遺産の島・宮島に観光に来られても余り行った事が無いであろう所をご紹介しますのでご覧くださ~い!
また、閲覧感想のコメントを頂くの楽しみにお待ちしていな~す!
◇明日よりGWに入りますネ!元気で楽しい大型連休をお過ごし下さい!バイ・バ~ィ!
美しい字体ですね。
ほれぼれして眺めてしまいました。
新緑も美しいですし
紅葉の頃は見事でしょうね。
皆さんのコメントを拝見し
とても勉強になりました。
楠公の歌を聴いて、ぼんやりと思いだし
ました。
~☆
静かなお寺、好きですよ。
先日浅草に行ったら、外国人だらけで
京都と同じようでした。
☆。
外国人観光客の姿もなく、ゆっくり鑑賞できそうですね。
そういうところが少なくなってきたので貴重に思います。
応援☆