青葉繁れる-大阪府富田林市：楠妣庵観音寺

Nanpian-Kannonji Temple, Tondabayashi City, Osaka Pref.

さてさて、大阪府富田林市にある楠妣庵観音寺は、ため息が出そうなほどの
美しい新緑に包まれていました。さほど有名ではないこのお寺ですが、
ワタクシは新緑の時期、そして紅葉の時期になるとこのお寺を訪ねたくなるのです。


日本人には桜を愛で、紅葉を愛でるDNAがあるように思います。
ただ、どうして新緑を愛でるDNAが無いのかワタクシには不思議に思えるのです。


ワタクシがどうしてここまで新緑が好きなのか…。幼少の頃から熱狂的な南海ホークスファンだったので、
ホークスのシンボルカラーだったグリーンが深層心理に刷り込まれたのかも…。
なんていうのは、あまりにも強引なこじつけでしょうね。


こんなことを書きながら、平成生まれの若い人には「南海ホークス」なんて言葉が
何のことやらわからないかもしれません。まあ、このブログを見に来る人の多くは、
昭和生まれでしょうから大丈夫でしょう。


この季節の新緑は、汚れも色褪せもなく、ただただ美しいとしか言いようがありません。


こういう若葉を見ると「純真」「無垢」「純粋」「ピュア」という言葉が頭に浮かびます。
それらの言葉は、いずれも今のワタクシとは無縁になった言葉ばかりです。


歳を重ねると、とりわけ仕事においては綺麗事ばかりでは生きていけない現実があります。
とりわけ人事などに携わると、本当に「純粋」でも「無垢」でもいられません。


そんなワタクシの心を、いや、心だけではなく身体の中までも、この新緑が浄化してくれる気がしました。


灯台下暗しという言葉がありますが、地元にもいい場所があるんですよね。
モッサリした大阪府の東南部ですが、良いところもあるんだなぁと再認識したワタクシでした。

使用したカメラ：FUJIFILM X-Pro2


南海ホークス…。私はホークスのファンクラブに入っていました。
ファンクラブのイベントの時、当時は３０代だった野村監督（監督兼キャッチャー兼４番バッターでした）に
「ボクはどこを守ってるんや？」と訊かれ、「ハイ、ショートかセカンドを守っています」と答えると
「ボク、ショートやセカンドは賢くないと出来へんポジションやで。
学校の勉強もしっかりやって、賢くならんとあかんよ」と言われました。
その日の夜、教科書に向かったことは言うまでもありません。
私はそれ以来、野村監督が大好きです。今でもノムさんには長生きして欲しいです。


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