Hotel“Shimahata”, Tooyamagou, Iida City, Nagano Pref.
さてさて、長野県飯田市の遠山郷を旅するワタクシ達でありますが、時刻も夕刻になってまいりました。
この日のお宿は、和田の街から15分ほど車で山あいに入ったところにある「いろりの宿 島畑」という宿なんです
。

皆さんは「ジビエ」という言葉をご存知でしょうか。ジビエとは、狩猟で得た天然の野生鳥獣の食肉を意味する言葉(フランス語)なんですが、
遠山郷は昔から狩猟が盛んで、猪、熊、鹿などの肉を食べる習慣があるんですよ。ここ「島畑」さんは美味しい山のめぐみが
楽しめる宿ということで、初日はここに泊まることにしたんです。
アニマル浜口さんを優しくしたような元気なご主人が出迎えてくれ、気持ちのいいお風呂にも入りました。
さあ、楽しみな夕食の準備が出来たようでですな
。

「いろりの宿」といいますので、当然、食事は囲炉裏端でいただくことになるんです。楽しみですなぁ。
「今日はね、ちょっと珍しいお肉もあるもんでね。ぜひ食べてくださいね。それとね、私、いろいろとお酒も作っとるもんで
飲んでくださいねぇ」とアニマル浜口さんが言うのですが、ワタクシ「あれっ」と思ったのが言葉なんですよね。
語尾が「~だら」になったり、「~なので」を「~だもんで」という言い方は愛知の三河地方や、静岡の遠州地方の特徴なんですよ。
そのことをご主人に言うと「そうなんですよ。浜松あたりとの交流が盛んだったもんでね、言葉も似とるんですよね」とのこと。
あらためて、遠山郷が信州の最南端に位置し、静岡や愛知の県境に近いことを痛感しました。信州は広いなぁ
。

どーですか。これは「鮎の唐揚げ」なんですよ。鮎はよく食べますが、唐揚げって珍しいですよね。
宿の前に川が流れているのですが、その川で獲れる鮎なんです。水温が低いので鮎が大きくならないそうです
。

どーですか。ただのコロッケではありません。これは「鹿肉のコロッケと二度芋の味噌田楽」です。
遠山郷では、南アルプスの急傾斜畑でジャガイモが栽培されていますが、夏芋と秋芋と年二回収穫できることから『二度芋』と呼ばれています
。

どーですか。これはおかみさん手作りの「胡麻豆腐」ですな。濃厚な味わいで美味でありました。
ではでは、遠山郷のジビエをドドドッと紹介いたしますね
。

どーですか。囲炉裏の上で準備されていたのは「ボタン鍋」なんです。関西でもボタン鍋はよく食べるのですが、味噌味が一般的なんです。
猪肉の臭みを消すために味噌味にするのだと聞いたのですが、こちらでは醤油や味醂、お酒で味付けをしておりました。
そのことをアニマル浜口さんに言うと「子供のイノシシだもんでね、臭みがないんですよ」ということでした
。

どーですか。これは珍しい「鹿の前足のピリ辛煮」であります。「どうして前足なんですか?」と聞くと
「脂身が多くて柔らかいもも肉やお尻の肉は、あとでステーキにするからね」とのこと。
アニマル浜口さんは嬉しそうに笑いながら、答えてくれました
。

どーですか。言うまでもなく「馬刺し」です。馬肉は淡白で美味しいんですよねぇ。
「馬は美味いでしょ」などと、大阪人には恥ずかしくて言えないようなオヤジギャグをかますアニマル浜口さんでありました。
そして、アニマル浜口さんは「私が作ったお酒持ってきますんでね、飲んでくださいね」と嬉しそうに厨房に行かれました
。

どーですか。これは「スズメバチのブランデー」なんです。この後、「鹿の角のウイスキー」「マムシの焼酎」を飲ませていただきました。
マムシの焼酎はなかなかいい写真が撮れたのですが、マムシがまともに写っておりますのでブログでは割愛させていただきます
。

どーですか。これは「鹿肉のステーキ」なんですが、なるほど、実にやわらかくて美味しいお肉です。
鹿肉は脂身がほとんど無いので、低カロリーでヘルシーなんですって。なるほどなぁ。
「それじゃあ、珍しい肉を持ってくるんで待っててくださいね」とアニマル浜口さんは満面の笑みで厨房に行かれました
。

さて皆さん。これ、何の肉だと思いますか。なななんと、これは「猿肉の煮つけ」なんですよ。
ワタクシ、半世紀あまり生きてまいりましたが、猿を食べるのは今回が初体験でありました。
お肉は癖が無く、柔らかくて美味しかったです。「猿はね、滅多に手に入らないんですよ。本当はね、カモシカを食べてもらいたいんだけどね
カモシカは秋にならないと手に入らないんですよ。カモシカは美味いんですよぉ」とのこと。
これからはワタクシのことを「猿を食べた男」と呼んでやってください
。

どーですか。続いては「鹿のレバー」でありました。レバーも全然癖が無く、美味しくいただくことが出来ました
。

鮎、猪、鹿、馬、そして猿…まさに地産地消。遠山郷の食文化を堪能できました。
ではでは、最後にいろいろ楽しいお話を聞かせていただいたアニマル浜口さんを紹介しましょうか
。

今回は本当にいろいろなお話をしていただきました。またカモシカを食べることが出来る、紅葉の季節に訪れてみたい宿です
。
いろりの宿 島畑…長野県飯田市南信濃八重河内580
使用したカメラ:FUJIFILM X-T1
私はその地に根付いた食文化というものは、尊重すべきものと思っています。
自分たちの食文化と異質だからといって「気持ち悪い」「残酷だ」などというのは、思い上がり以外の何物でもありません。
鯨肉を食べることを「利口なクジラを食べる日本人は野蛮だ」と抗議する欧米人は、
もし「神様の生まれ変わりである牛を食べるのは許せない」とヒンズー教徒たちが抗議して来たら、なんと答えるのでしょうね。
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さてさて、長野県飯田市の遠山郷を旅するワタクシ達でありますが、時刻も夕刻になってまいりました。
この日のお宿は、和田の街から15分ほど車で山あいに入ったところにある「いろりの宿 島畑」という宿なんです


皆さんは「ジビエ」という言葉をご存知でしょうか。ジビエとは、狩猟で得た天然の野生鳥獣の食肉を意味する言葉(フランス語)なんですが、
遠山郷は昔から狩猟が盛んで、猪、熊、鹿などの肉を食べる習慣があるんですよ。ここ「島畑」さんは美味しい山のめぐみが
楽しめる宿ということで、初日はここに泊まることにしたんです。
アニマル浜口さんを優しくしたような元気なご主人が出迎えてくれ、気持ちのいいお風呂にも入りました。
さあ、楽しみな夕食の準備が出来たようでですな



「いろりの宿」といいますので、当然、食事は囲炉裏端でいただくことになるんです。楽しみですなぁ。
「今日はね、ちょっと珍しいお肉もあるもんでね。ぜひ食べてくださいね。それとね、私、いろいろとお酒も作っとるもんで
飲んでくださいねぇ」とアニマル浜口さんが言うのですが、ワタクシ「あれっ」と思ったのが言葉なんですよね。
語尾が「~だら」になったり、「~なので」を「~だもんで」という言い方は愛知の三河地方や、静岡の遠州地方の特徴なんですよ。
そのことをご主人に言うと「そうなんですよ。浜松あたりとの交流が盛んだったもんでね、言葉も似とるんですよね」とのこと。
あらためて、遠山郷が信州の最南端に位置し、静岡や愛知の県境に近いことを痛感しました。信州は広いなぁ


どーですか。これは「鮎の唐揚げ」なんですよ。鮎はよく食べますが、唐揚げって珍しいですよね。
宿の前に川が流れているのですが、その川で獲れる鮎なんです。水温が低いので鮎が大きくならないそうです


どーですか。ただのコロッケではありません。これは「鹿肉のコロッケと二度芋の味噌田楽」です。
遠山郷では、南アルプスの急傾斜畑でジャガイモが栽培されていますが、夏芋と秋芋と年二回収穫できることから『二度芋』と呼ばれています


どーですか。これはおかみさん手作りの「胡麻豆腐」ですな。濃厚な味わいで美味でありました。
ではでは、遠山郷のジビエをドドドッと紹介いたしますね



どーですか。囲炉裏の上で準備されていたのは「ボタン鍋」なんです。関西でもボタン鍋はよく食べるのですが、味噌味が一般的なんです。
猪肉の臭みを消すために味噌味にするのだと聞いたのですが、こちらでは醤油や味醂、お酒で味付けをしておりました。
そのことをアニマル浜口さんに言うと「子供のイノシシだもんでね、臭みがないんですよ」ということでした


どーですか。これは珍しい「鹿の前足のピリ辛煮」であります。「どうして前足なんですか?」と聞くと
「脂身が多くて柔らかいもも肉やお尻の肉は、あとでステーキにするからね」とのこと。
アニマル浜口さんは嬉しそうに笑いながら、答えてくれました


どーですか。言うまでもなく「馬刺し」です。馬肉は淡白で美味しいんですよねぇ。
「馬は美味いでしょ」などと、大阪人には恥ずかしくて言えないようなオヤジギャグをかますアニマル浜口さんでありました。
そして、アニマル浜口さんは「私が作ったお酒持ってきますんでね、飲んでくださいね」と嬉しそうに厨房に行かれました


どーですか。これは「スズメバチのブランデー」なんです。この後、「鹿の角のウイスキー」「マムシの焼酎」を飲ませていただきました。
マムシの焼酎はなかなかいい写真が撮れたのですが、マムシがまともに写っておりますのでブログでは割愛させていただきます


どーですか。これは「鹿肉のステーキ」なんですが、なるほど、実にやわらかくて美味しいお肉です。
鹿肉は脂身がほとんど無いので、低カロリーでヘルシーなんですって。なるほどなぁ。
「それじゃあ、珍しい肉を持ってくるんで待っててくださいね」とアニマル浜口さんは満面の笑みで厨房に行かれました


さて皆さん。これ、何の肉だと思いますか。なななんと、これは「猿肉の煮つけ」なんですよ。
ワタクシ、半世紀あまり生きてまいりましたが、猿を食べるのは今回が初体験でありました。
お肉は癖が無く、柔らかくて美味しかったです。「猿はね、滅多に手に入らないんですよ。本当はね、カモシカを食べてもらいたいんだけどね
カモシカは秋にならないと手に入らないんですよ。カモシカは美味いんですよぉ」とのこと。
これからはワタクシのことを「猿を食べた男」と呼んでやってください


どーですか。続いては「鹿のレバー」でありました。レバーも全然癖が無く、美味しくいただくことが出来ました


鮎、猪、鹿、馬、そして猿…まさに地産地消。遠山郷の食文化を堪能できました。
ではでは、最後にいろいろ楽しいお話を聞かせていただいたアニマル浜口さんを紹介しましょうか


今回は本当にいろいろなお話をしていただきました。またカモシカを食べることが出来る、紅葉の季節に訪れてみたい宿です

いろりの宿 島畑…長野県飯田市南信濃八重河内580
使用したカメラ:FUJIFILM X-T1
私はその地に根付いた食文化というものは、尊重すべきものと思っています。
自分たちの食文化と異質だからといって「気持ち悪い」「残酷だ」などというのは、思い上がり以外の何物でもありません。
鯨肉を食べることを「利口なクジラを食べる日本人は野蛮だ」と抗議する欧米人は、
もし「神様の生まれ変わりである牛を食べるのは許せない」とヒンズー教徒たちが抗議して来たら、なんと答えるのでしょうね。
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名前の通り部屋には大きい
囲炉裏が据わってますね。
田舎にあった角火鉢を思い出します。
ポチ♪
立派なお宿で、料理もゴージャスですね。
今回も素敵なお写真を見せて頂き、ありがとうございます♪
P☆
そこに反応してしまいました(笑)
最後に本人登場で・・・う~ん納得!
私、実はかなりのプロレスファンで(^_^;)
我が家には、S・ハンセン選手とか遊びに来たことがあるのですよ。
ずらりと・・・
単品では、馬刺しや、猪など頂いたことは
ありますが。
豪華ですね。
しかも・・・猿まで!!
私は、せいぜい、ワニの肉までです^^
淡白で鶏肉のような感じでした。
ポチ!
今日は出掛けますので
駆け足で失礼します。
応援ボチ☆
珍しい料理一杯ですね
ボタン鍋 は 1度食べた事は有りますが・・
ハチですか~ 何か元気でそうな料理ばっかりですね
今年の夏は大丈夫ですよね
ポチ(*^^*)
料理も素晴らしい。
★
いろりのあるお宿なんですね♪
やまのめぐみを頂けるっていいですね(^ー゜)b
スズメバチのブランデー、ブランデーだけでてきたら呑んでみてもいいけど・・・
そのものを見たらちょっとねぇ( ̄▽ ̄;)
アニマル浜口さんを優しくした感じ、なるほど(*≧m≦*)
★
しかし、シカにイノシシは、聞いたことはありますが、
お猿さんとは、びっくり。
応援ぽち。
囲炉裏を囲んでの食事
風情がありますね。
その土地でしか味わえない食事
貴重ですよね(*^。^*)
☆~