青空眩しく-奈良県奈良市：奈良公園

Nara Park, Nara City, Nara Pref.

さてさて、奈良県奈良市にやって来たワタクシでありますが、興福寺の境内から奈良公園へと向かいました。
この奈良公園なのですが、明治13年に開園した公園でありまして、興福寺、東大寺、春日大社という歴史遺産を含む
東西約4キロメートル、南北約2キロメートルという広大な公園なんですよ。


奈良公園でなんといっても人気者なのは鹿なんですよねえ。公園内ではあちこちで「鹿せんべい」を売っています。
鹿せんべいは人が食べるものではありません。鹿が食べる餌のようなものなんですよね。
ただ、鹿せんべいを手にすると、あっという間に多くの鹿が寄ってきますので驚く人も多いんですよ。


この時期に奈良に行くと、立派な角を持ったオス鹿を見かけます。
というのも10月になると「鹿の角きり」が行われますので、今の時期が一番角が伸びているんですよね。


そんな鹿を眺めながら歩いていくと浮見堂に着きました。今回、奈良のあちこちで百日紅の花を見かけました。


浮見堂は鷺池に浮かぶあずまやなのですが、案外歴史は浅い建物なんですよ。
浮見堂が作られたのは大正5年。しかも今ある浮見堂は平成になってから再建されたものなんですよね。
でも、ずっと昔からあったかのように周囲の風景にとけ込んでいる気がします。


興福寺や東大寺、春日大社から少し離れているからでしょうね。ここはいつも人があまりいません。
でも、ワタクシは子供の頃から浮見堂の風景が好きだったんです。


この日は朝からどんよりと曇っておりました。天気予報でも「曇りのち雨」という予報でありました。
ところが浮見堂の周りをウロウロしていると、青空が広がり始めてきたんですよ。


「今日は雨さえ降らなかったらええか。曇るのは仕方ないわなぁ」とワタクシは思いながら奈良にやって来ました。
そんな中で青空を眺めることが出来ると、なんだか得した気分ですな。


興福寺の五重塔も曇天よりも、青空に聳える方が一層素敵に見えますよね。

使用したカメラ：FUJIFILM X-T1


奈良公園に初めて行ったのは、小学校高学年の時の遠足だったと思います。
東大寺大仏殿に行ったことや、浮見堂の近くで弁当を食べたことを覚えています。
私は子供の頃のことに関しては、自分でも驚くくらい記憶しているんですよ。


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