あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

東京宣言「日本鍼灸とは」に思う_2

2023-10-29 19:18:00 | ブログ
こんにちは🌞気持ちの良い秋晴れが続いていますね。
毎週日曜日は、院長のひとり言です。
今朝は、気持ちの良い青空でしたので挙母神社へ⛩️
お参りに出かけましたら、七五三の可愛らしい子どもたちがいっぱいでした😊
子どもたちの元気な声を聴くと、こちらが元気をもらいますね‼️

二つには、「ディスポーザル鍼の使用やクリーンニードルテクニックの実践を
広く普及させ無ければならない」と述べているが、これにも疑問を感じえない。
 WHOのゴム手袋使用は『日本鍼灸』が得意とする『触診術』を全く発揮できなくなる。
人間は勿論動物も植物も生命有るものは、おびただしい数の細菌との共存・共生により生存している。
又、最新の創傷治療は消毒もガーゼも包帯も行わない、薄いフィルムの被覆材を張って
患部の湿潤環境を保つだけで治癒せしめるものである。

 この様に生命の営みが科学的に立証されるほどに、中国で誕生して日本で発達
した古典鍼灸治療の英知がよみがえって来るではないか。清潔を保つことは大切
であるが過敏なまでの衛生管理は本末転倒である。

 三つには、「西洋医学との有機的な連携」、「近代に至って導入された西洋医
学をも巧みに同化して・・・。」と述べているが、「連携・同化・折衷」などに
より、天人合一の古典鍼灸医学の本質を失ってはならない。エビデンス論議に惑
わされて、日本文化の象徴である「触れて削る技」に起因する繊細な治療技術を
棄てたのでは『日本鍼灸』の独自性は無くなるであろう。
 
以上、「職人の技」、「触れる技」を全面に出した繊細な鍼灸を『日本鍼灸』
として発信することが出来なかった脆弱な宣言では、世界は勿論のこと日本国民にさえも理解を得る事が出来ないであろう。
 本会が行う「衛気営気の手法」【衛気は主に肺が主り皮毛において各種細菌から身体を防衛する働きを行う。
営気(営血)は主に肝が主り、血液の活性化を行う】は、日本民族の英知を活かした「職人の技」
「触れる技」を満たし、人類の健康に寄与するものであると確信する。
【平成23年・巻頭言より】

次週に続く

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