こんにちは😃今日も好天に恵まれましたね。
空気が澄んできて、日中は遠くまで見渡せるようになりました。
街のイルミネーションもよく映えますね!
当院の患者さまで、多くいらっしゃる症状に「めまい」がございます。
鍼灸とめまいに結びつきを感じないとおっしゃる方が多いようですが、
実は鍼灸はめまいの治療を得意としています。
通常、西洋医学的にはめまいは耳鼻咽喉科領域となります。
主に、良性のめまいは内耳性めまい(三半規管の障害によるめまい、正確には前庭機能障害)
が最も多く見られるとされているからなのです。
最も、これだけが原因ではありません。脳血管疾患から発症するめまいもあるのですが、
こちらになると耳鼻科領域ではなくなってくるのです。
では、東洋医学ではめまいを耳の疾患として捉えているかというと、そうではありません。
身体の水分代謝がうまくいっていないことによって起こってくることが多いと
捉えて治療をすることが多いのです。
身体の中の水分(我々は血液も含めて津液と呼んでいますが)代謝を活性化させ、
めまいを起こりにくくするような治療を行うことが多いのです。
内耳の中はリンパ液で満たされているのですが、水の流れが淀むと
水が濁ってしまうように、我々の身体も水分代謝がスムーズでないと色々な
不調に繋がって参ります。このような病症が起こらないように、代謝をスムーズにさせるのが
漢方鍼治療なのです。
流れが悪くなりかけている状態を、数回の治療で元どおりにすることはなかなかできませんが、
めまいの治療は改善されはじめると、めきめきと良くなることがほとんどです。
あと、めまいを訴える患者さまの多くが水分のとりすぎが見られます。
どうしても水分を取りすぎると、水分代謝が追いつかなくなり様々な症状を引き起こすことになるのです。
なかでも、めまいを起こす方は水分過剰で誘発されやすいので注意が必要です。
水分をしきりにとるように、マスコミなどで言われていますが、
適度が最も適切です。
めまいは辛い症状ですが、鍼灸治療で対応可能な疾患です。
お困りの方、鍼灸の選択肢もお忘れなく!
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