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こんにちは🌞今日も暑い一日になりましたね❣️
なんだか、梅雨が明けて、もう夏なのかな?と錯覚しそうですね。
当院では、脈診流経絡治療を行なっています。
どの患者さまにも、脈を診せていただき治療を行なっていますが、
この脈のみかた
病院に行った時に、医師や看護師に脈を診てもらうのと
様子が違うことをご存知でしょうか?
おおよその医療機関では、脈をみるのは
脈拍数と、脈がリズム良く打っているかを確認しているはずです。
ですから、母指や示指(親指や人差し指)でみることが多いのではないでしょうか?
東洋医学では、手首を通る橈骨動脈を左右6部位に分かて
診察しています。五臓六腑の様子をこの脈から窺うために
必ず両手3本の指で診ています。
これを専門用語では、六部定位脈診と言いますが
左右の指に触れる脈の状態で、全身の様子を窺っています。
右手橈骨動脈からは、肺大腸、脾胃、心包三焦の様子を。
左手橈骨動脈からは、心小腸、肝胆、腎膀胱を。
そして、それらがうまく調和を取っているか、生命力は
きちんとあるかなどなど、脈状から診断の手がかりとしています。
食後であれば、脈状はエネルギーに溢れますし
身体が冷えていると、脈は深くわかりづらくなります。
反対に高熱の時は、脈が飛び出してくるかのように跳ねて打っています。
こんなところを診て、治療に繋げているのです。
ちなみに、鍼灸師で有れば、この六部定位脈診の見どころは
必ず知っていますよ(国家試験に頻回に出題されています)。
ただ、治療の手がかりとしている鍼灸師はごく僅かです。
東洋医学に基づいて、脈診による治療を行う治療院では
こんな治療を行っています。
治療を終えたあとは、必ず脈状が良くなったかを確認します。
五臓六腑に、気血津液がきちんとバランスよく巡っていることが
治療目標です。これを窺うための手段が脈診です。
緊急事態宣言で、院内研修ができなくなっていますが
新型コロナウイルス🦠の感染拡大が、落ち着いてきたら
実際に同じモデル患者をみながら、研修を思いきりやりたいなぁと思います。
当院で、脈を診る意義を知っていただけたら嬉しいです。
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