こんにちは🌞日毎に秋めいてまいりました。
今年は本当に酷暑でしたので、やっと過ごしやすい日が訪れたかと考えてしまいますね。
毎週日曜日は、院長のひとりごとです。
今日は東洋医学に基づく鍼灸治療の現状についてお話しさせていただきます。
皆さんは、鍼灸治療というと東洋医学的なイメージをお持ちの方がほとんどではないかと思われます。しかし、実際には現在鍼灸治療を行う先生方の中で、東洋医学に基づく治療を行っているのは、全体の20%に満たないのではないかと思われます。
この理由は、明治維新以降の西洋医学ベースの教育体系によるものが大きいのではないかと思いますが、鍼灸師養成校では今だに西洋医学ベースの教育がなされ東洋医学を学ぶ時間数は全体の2割程度に止まっています。治療に使うツボ(経穴といいます)は東洋医学独自のものなのに、これを西洋医学の解剖的位置で学び、そこを支配する西洋医学の神経支配などを学びますので、なかなかそれを整理して理解するのは難しく、東洋医学的な発想や治療に結びつけるためには、個人で改めて学ぶことでしか、治療にまで至らない状況なのですね。科学的根拠(エビデンス)に基づく治療が声高に叫ばれていることで、感じ取っていただけるのではないでしょうか?
当院では、東洋医学に基づく治療を行っているのですが、これらをしっかりと謳える治療が珍しい立場になってしまっているのです。
皆様のイメージとかなり乖離しているのではないかといつも思っています。
東洋医学は自然医学とも言われており、全ては自然からそのヒントを得ています。地球と共に暮らす治療でもあるのですね。
秋には紅葉🍁するように、人の身体も秋めいてまいります。自然界の一員として、自然に馴染む生活を送ることで、健康に過ごすことができるのですね。
東洋医学に興味をお持ちで、鍼灸治療を選択される場合は、その治療が東洋医学に基づくものかどうかを確かめていただければと思います😊
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