あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

 「あ ん ま」の看板

2022-01-02 18:21:00 | ブログ
明けましておめでとうございます🌅
今年は、3が日お天気に恵まれそうですね😊
今朝の画像は、今年の治療院からの初日の出です😊
今年もよろしくお願いいたします🥺

さて、毎週日曜日は院長の自伝です。

 午前中整形外科に勤めながら、昭和52年8月、手持ち資金20万円と愛知県
からの借金98万円で医師法に定められた開業に必要な最低限の条件を備えたア
パートを家賃2万円で借りて開業した、
五軒長屋で通りから90㎝ほどの間所を入った奥から二軒目の部屋で、入り口を
入ると二畳ほどのお勝手がありその奥が六畳の和室で有る。
二畳のお勝手を待合室にして椅子を二つ置き、
六畳の和室には木製のベットを二台置くことにした。
開業するには劣悪の条件だが、見知らぬ土地である為に少しでも眼の見えるうちに
開業したかったのと、「あんま」の腕を試して見たいと思う気持ちが先になった。
このアパートは盲学校時代の寄宿舎の寮母先生の友達が所有するものであったた
めにアパートの壁際に治療院の看板を造ることも快く承諾していただいた。
とはいうものの見知らぬ場所での開業だ。時代劇の「座頭市」に見られる様に、白
杖をついて歩きながら笛を吹いて流しあんまを行うのも今時は珍しいから患者さ
んを集める事が出来るかもしれない。
浜松市の日本楽器から「按摩笛」を取り寄せてもいたが、その「按摩笛」は一度も使わずに済んだ。
その「あんま笛」は私の手元に今でも大切に保存してある。

当時は、「リラクゼーション」等の看板を出して堂々とマッサージもどきを行う
無資格業者は殆ど無かったが、「按摩・マッサージ・指圧師免許」を取得してい
る者として「按摩」に対する自負心が有ったので、
治療院の看板には、「あ ん ま」と赤字で大きく書いた。
「按摩」には誰にも負けない自信があった。俺の行う「按摩」はそんじょそこら
のへなちょこリラクゼーションやマッサージとは違う「按摩なんだ!」という
こだわりを持っていたのである。

次週に続く

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 謹賀新年☀️ | トップ | 初詣 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿