ですね。我が家のベランダ野菜のスナップエンドウの花が咲いてしまいました。
普段であれば、この時期は成長が止まってしまいか細いまま冬を越すことになります。
ベランダの植物を見るだけでも、今の季節が異常気象になりつつあることを示してくれています。
実は、これ以外にもゴーヤが芽を出して成長していたり、
トマトの種が発芽してしまい(夏野菜の零れ種が発芽したようです)、
まるでこれから夏が来るような様子になっています。
私たちも自然界の一員です。季節に応じた養生でこれまで生活に工夫をしてきましたが、
ここ最近は、今まで通りというわけにはいかなくなってきたようです。
例年、2月頃に大流行するインフルエンザも猛威をふるいはじめたようですね。
治療院にお越しになる患者さまも、まだ冬らしい脈をしている方のほうが少ないぐらいです。
冬の時期の正脈は「石脈」といい、冬になると水が凍って硬くなるように、脈も沈んで硬くなるのです。
我々の身体が、自然の流れの中で適応していることを、脈で診ることができるのですね。
異常気象に合わせるべく、我々の身体も適応しようと頑張っています。
少し適応しづらい方へのお手伝いを、鍼灸治療で行っています。
秋には秋らしく、冬には冬らしく過ごすことが健康の秘訣です。
真の健康を手に入れるためには、今起こっている環境破壊の対策を真剣に考えることだと思います。
環境活動家のグレタ・トゥンベリさんが、TIME誌の最年少の「今年の人」に選ばれましたね。
トゥンベリさんは9月の国連気候行動サミットで、気候変動に対して行動を起こそうとしない世界のリーダーを厳しく叱責(しっせき)する演説を行って世界の注目を浴びました。
このほど開かれた第25回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP25)でも再び各国の首脳らを批判していますが、本気で取り組まなくてはいけない課題だと思います。
健康を預かる一鍼灸師として、我々にできる限りの活動をやっていこうと思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます