こんにちは。季節はずれの暖かさが続いていますね。
日中は、薄いシャツ一枚でも過ごせそうな気温です。
今日は、不眠をはじめとする睡眠障害の治療についてお話しさせていただきます。
漢方はり治療の得意とする疾患に、睡眠調整があります。
不眠が改善することも当然なのですが、眠りすぎてしまう過眠症なども
対応することができます。
(但し、ナルコレプシーと呼ばれるような器質的疾患の場合は、睡眠専門の専門外来などで治療が必要な方もおられます)
私どもの治療は、陰陽調整をすることによって体調を整えていくことを1番の主眼に考えています。
夜は、陰の力をしっかりと蓄える時間です。それは日中にしっかりと活動するために絶対不可欠なものなのです。
元気に活動することにどうしても目がいってしまいがちですが、
日中のパフォーマンスを上げるには、夜にしっかり休むことが大切なのです。
活動のための準備が、夜間の睡眠となります。
これが不十分では、活動することができません。
繰り返しお話ししていますが、東洋医学には「陰主陽従」という大切な基本があります。
治療もこの原則に従って行っていますので、睡眠とは無関係な病症で来られた患者さまも、
「治療を受けた日は、本当によく眠れました」とおっしゃる方が多いのです。
私たちの治療は、夜しっかり寝て、日中に元気に活動できる身体づくりが目標です。
そのため、患者さまにも夜はできるだけ早く休んでいただくようお話しさせていただいています。
この季節は、早めに休んで少し遅めに起床していただくことが養生となります。
反対に、夏は多少夜更かししていただいても、朝早く起きていただきたいのです。
お分かりでしょうか?冬であるこの時期は、自然界と同じように
春の芽吹きがスムーズにいくように、しっかりと栄養を蓄えておく時期なのですね。
この時期に、しっかりと栄養を蓄えた方が春以降に元気な活動につながるのです。
不眠をはじめとする睡眠障害をお持ちの患者さまは、是非この時期に治療をはじめてみてくださいね。
冬こそ、しっかりと睡眠をとり、春に備える時期なのです。
睡眠導入剤などを現在お使いの患者さまの治療もお引き受けしています。
東洋医学は全身治療です。
腰痛でお越しいただいた患者さまが、不眠症状が無くなったから!とそのまま
腰痛消失後も、不眠予防に治療を継続される方も多くおみえです。
お気軽にご相談くださいね。
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