こんにちは🌞蝉の声が、夏を感じさせてくれますね。
毎週日曜日は、院長の自伝です。
先週の続きです♫
続いてもう一つ同じ素問の中から『陰陽応象大論篇 第五』についても自然と共
にあるべき生き方につき述べていますので記しておきます。
陰陽応象大論の陰陽とは、自然界の天地であり、人の身体の血気のことを言い、
応象とは、総ての事象を天地に対応させて、陰陽と五行に配当することを述べた
ものであります。
『黄帝がいう。「陰陽は宇宙の普遍的な法則であり、一切の事物の大綱であり、
万物の変化の始源であり、生長、壊滅の基礎であります。大いなる道理は陰陽の
中に存在しています。疾病を治療するには必ず病の変化の根本を追究すべきであ
り、そしてその道理は『陰陽』の二字から離れないのであります。宇宙の変化に
たとえれば、陽気は上に会聚して天となり、陰気は下に積聚して地となる。陰は
静的であり、陽は動的であります。陽は盛んに生ずることを主り、陰は成長を主
る。陽は粛殺を主り、陰は収蔵を主る。陽は変化発生させることができ、陰は形
体を形作ることができる。寒は極まると熱を生じ、陰は極まると寒を生ずる。…』
(現代語訳黄帝内経素問・陰陽応象大論篇 第五より)
この篇では陰陽同根、陰陽協調、陰陽が相互に互いの不足分を助け合う関係。
つまり大自然の陰陽変化である「陽は陰に生じ、陰は陽に生ず」という道理をた
とえとして、人身の陰陽変化について説明したものであります。
我々脉診流・経絡治療家はこの大いなる宇宙の原則を臨床に応用して治療を行う
ものであります。さてこれら普遍の原則を一般社会や男女に置き換えたらいかがで
しょうか。古い考え方だと一笑して葬り去るのであろうか。それとも、陰陽の本
質・自然の法則を弁えない『男女同権主義者』ならぬ『男女同質主義者』から攻
撃されるのであろうか。
今でしょ! 困難な時代であるからこそ『陰の陰たる』女性の本質を弁えた底力の見せどころなのです。
次週に続く
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