あまの鍼灸院ブログ

鍼灸院での毎日の様子をアップしています。
鍼灸院ってどんなところ?と知っていただけたらうれしいです。

不眠の鍼灸治療

2019-12-11 22:17:00 | 健康・病気
こんにちは。季節はずれの暖かさが続いていますね。
日中は、薄いシャツ一枚でも過ごせそうな気温です。

今日は、不眠をはじめとする睡眠障害の治療についてお話しさせていただきます。

漢方はり治療の得意とする疾患に、睡眠調整があります。
不眠が改善することも当然なのですが、眠りすぎてしまう過眠症なども
対応することができます。
(但し、ナルコレプシーと呼ばれるような器質的疾患の場合は、睡眠専門の専門外来などで治療が必要な方もおられます)

私どもの治療は、陰陽調整をすることによって体調を整えていくことを1番の主眼に考えています。
夜は、陰の力をしっかりと蓄える時間です。それは日中にしっかりと活動するために絶対不可欠なものなのです。
元気に活動することにどうしても目がいってしまいがちですが、
日中のパフォーマンスを上げるには、夜にしっかり休むことが大切なのです。
活動のための準備が、夜間の睡眠となります。
これが不十分では、活動することができません。

繰り返しお話ししていますが、東洋医学には「陰主陽従」という大切な基本があります。
治療もこの原則に従って行っていますので、睡眠とは無関係な病症で来られた患者さまも、
「治療を受けた日は、本当によく眠れました」とおっしゃる方が多いのです。

私たちの治療は、夜しっかり寝て、日中に元気に活動できる身体づくりが目標です。
そのため、患者さまにも夜はできるだけ早く休んでいただくようお話しさせていただいています。

この季節は、早めに休んで少し遅めに起床していただくことが養生となります。
反対に、夏は多少夜更かししていただいても、朝早く起きていただきたいのです。

お分かりでしょうか?冬であるこの時期は、自然界と同じように
春の芽吹きがスムーズにいくように、しっかりと栄養を蓄えておく時期なのですね。
この時期に、しっかりと栄養を蓄えた方が春以降に元気な活動につながるのです。

不眠をはじめとする睡眠障害をお持ちの患者さまは、是非この時期に治療をはじめてみてくださいね。
冬こそ、しっかりと睡眠をとり、春に備える時期なのです。
睡眠導入剤などを現在お使いの患者さまの治療もお引き受けしています。

東洋医学は全身治療です。
腰痛でお越しいただいた患者さまが、不眠症状が無くなったから!とそのまま
腰痛消失後も、不眠予防に治療を継続される方も多くおみえです。

お気軽にご相談くださいね。

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ホジュン 

2019-12-10 22:11:00 | 日記・エッセイ・コラム
こんにちは😃今日の画像は麒麟です!
太宰府天満宮の麒麟の画像です🙌

麒麟(きりん、拼音: qílín チーリン)は、中国神話に現れる伝説上の霊獣である。

麒麟
QingQilin.jpg
頤和園にある麒麟像
各種表記
拼音:
qílín
発音:
チーリン
日本語読み:
きりん
英文:
Qilin
テンプレートを表示

麒麟の香炉(清時代)

三才図会に描かれた麒麟(明時代・1609年)
獣類の長とされ、これは鳥類の長たる鳳凰と比せられ、しばしば対に扱われる[1]。ただし『淮南子』によれば、麒麟は諸獣を生んだのに対し、鳳凰は鸞鳥を生み鸞鳥が諸鳥を生んだとされており、麒麟と対応するのは正確には鳳凰より生まれた鸞鳥となっている[2]。
Wikipediaより↑

今日は、今ハマっているドラマのことをお話しします!

このドラマが、面白いですよ!と患者さまよりご紹介をいただき、
ここのところレンタルDVDで借りて、時間のある時に観ています。

韓国のドラマ🇰🇷なのですが、こちらの主人公の名前がホジュンで、
東洋医学医のドラマです。

鍼灸あり、漢方あり、養生指導ありとなかなかの見応えのあるドラマです。
鍼灸師だけでなく、東洋医学に関心のある方には是非見ていただきたいドラマです。

色々とこちらに書いてみたいのですが!
皆様にもできれば観ていただきたいので!是非ご覧になってください👍




コメント (2)
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お灸について②

2019-12-09 21:32:00 | 健康・病気
こんにちは!
スタッフの石黒です。

今日は先週に引き続き、当院で行なっているお灸についてです。
三種類の大きさにひねったお灸をどう使い分けるのか紹介していきます。

まずはトップの写真、一番左の小さいお灸です。
このお灸は見た目の通り非常に小さいので、当院では点灸と呼んでおり、主にツボにアプローチしたい場合に使用します。
良質なもぐさをひねっている為、燃える速度が速く、シカーッと身体の深部に染み込むような熱さがきます。

二つ目は真ん中のお灸です。
このお灸のサイズを表す時は、小指の頭程の大きさをしていることから小指頭大と呼ばれます。当院では、知熱灸と呼んでいます。
大きいのでジワジワと熱くなっていきますが、やや粗いもぐさですので燃焼温度は先ほどの点灸よりも高いです。
 これは身体の表面の熱を取ったり、気を巡らせたり、血の滞りを改善する目的で使用します。
下の写真は当院で実際に知熱のお灸をやっている様子です。





最後はトップの写真右側にある1番大きなお灸です。知熱のお灸を大きくしたものです。
腹部に行い、冷えを改善し、身体の働きを活性化する目的で使用します。
全身が温まり非常に心地の良いお灸ですので、患者さまから絶大な支持を得ています。




今回は当院で行なっている三種類のお灸を紹介させて頂きましたが、お灸には自分でひねるもの以外にも自宅で簡単にできるタイプのものもございます。
自宅でのお灸養生に興味を持たれた方、是非当院のスタッフまでご相談ください。

石黒友紀乃
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水の惑星『地球』と漢方はり治療

2019-12-08 21:06:00 | 日記・エッセイ・コラム
こんにちは。

今日は、鍼灸師にとって欠かせない『宇宙と地球』『人と健康』
についての一考察を述べてみたいと思います。

 宇宙は約137億年前、地球は約46億年前に誕生しました。
人類は、約800万~600万年前にアフリカの類人猿が進化して誕生したものだといわれています。
この脈々と受け継がれている生命の育みが危機状態にあります。
人類の傲慢さ故の様々な自然破壊がその原因です。
水の惑星『地球』の永続の危機なのです。
「地球は青かった」世界初の宇宙飛行士・ガガーリン(1961年)の言葉は今で
も鮮明に脳裏に焼き付いて離れません。そして今年の7月、宇宙飛行士の野口聡一
さんが地球に戻ってよかったと感じたこととして、「水ですね、水。流れる水」
と答えておられます。
水に関しては、ユダヤ人作家による著書「日本人とユダヤ人」(イザヤ・ベンダサン著)の
なかでも、「日本は水と自由が容易に手に入る」と書かれていました。
他にも長野県の黒姫山に自然林をつくっている環境問題研究家のcw・ニコル氏も
自然豊かな日本が大好きなお一人ですね。
その日本も経済第一主義による自然破壊が各地で大災害を引き起こしてしまっています。

みなさん、生命は「水」無しでは存在できません!
我々が学ぶ東洋医学にも同じくして「手の太陰の気絶すれば、即ち皮毛焦る…皮
毛焦れれば則ち津液(水)去る…」(難経二十四難)
「天一水を生ず」(易経)
「水はこれ三才(天・地・人)の母」(道家)
等々、水にまつわる記述は限りなく多いのです。

地球にとっても人類にとっても水は命そのものなのですね。

人は地上に生を受け、天の気と地の気とを受けて育っていると謳う『天人
合一論』は東洋思想を貫く原理です。
大宇宙に対する小宇宙という考えは、ギリシャやインドなどにもあり東洋医学だけのものではありません。
ただし東洋医学は、陰陽という一見相反するような要素のバランスを整えることが人体の健康に繋がるという考え
に発展させ、更に陰陽二元論だけではすべての自然現象を明解に説明することが
難しかったために、三才論(天・地・人)や五行論(木・火・土・金・水、人体に例
えれば肝・心・脾・肺・腎)にまでその理論を発展させてきました。

このように臨床にまで体系化したのが東洋医学なのです。
薬剤乱用による人体への悪影響を考える時、宇宙と一体不離の関係であるとする自然哲学から生まれた
生命観と疾病観による脉診流・鍼灸治療は、膨大し続ける国民医療費を減少させる救世主となれるのでは
と考えています。

上記は、私の所属する漢方鍼医会の『漢方鍼医』の巻頭言に掲載した記事の一部です。
アフガニスタンの医療に一生をかけられた中村哲医師。
治しても治しても患者が減らない現状に「水」の大切さを知ったそうです。

「干魃による飲料水の不足によることを知った。問題は医療以前であった。基金
で栄養失調になった上、半砂漠化して飲料水まで欠乏すればコレラ・赤痢などの
腸管感染症で容易に落命するのである。…」
【医者井戸を掘る(中村哲著)】より

「治未病」に全精力を傾けられた中村哲医師のご冥福を心よりお祈り致します。
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中村哲医師

2019-12-07 22:40:00 | 日記・エッセイ・コラム
「水源を確保することにより、耕作地の拡大が見られ、トウモロコシ畑が造られ、
家畜用のクローバーの緑のジュータンが広がっているのは感動的な光景であった。

わずかの飲料水確保に血眼になってきた我々には単に嬉しいと言う物ではなかっ
た。奇跡を目の当たりにするような天の恵みに打たれたのである。
…しかし、水の恵みをこれほどまでに実感した事はなかった。
そして、医療が生命に触れる問題を取り扱うなら医師である自分が生命の水を得
る事業をするのはあながちかけ離れた仕事では無い様な気がした。…
『医者井戸を掘る・干魃とのたたかい」(中村哲著)

昨日のブログにも書いた様に病気を未然に防ぐのが上工(上級の医者)と鍼灸の
医書には書かれています。
これは「治未病」(未だ病まざるを治す)と言い鍼灸治療の最も得意とするとこ
ろなのです。
この生命力のもとも、先天の元気(親から受け継いだ生命力であり、水に属し五臓では腎臓に配当され
ます)と、後天の元気(土に属し五臓では脾臓(現代医学では膵臓に相当に配当
されています)に分けて考えています。

中村医師は生命に必要な「水」と「土」を確保する事により「治未病」を成し遂
げた偉大な医師でした。本当に悔やまれてなりません。

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